【感想】サクラ咲く

辻村深月 / 光文社文庫
(300件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
76
122
55
8
0
  • 青春っていいな。

    辻村深月さんの本は初めて読んだのですが、3編とも読み終わったあと温かい気持ちになり、この主人公たちの先の話がもっと読みたいなと思う作品でした。また3つの話が無関係でなく、少しずつ繋がる場面が出てくるのも嬉しかったです。特に3つ目の話と最初の話の関連性が明らかになった時、なんだかジーンとしてしまいました。続きを読む

    投稿日:2014.05.06

  • 毒のない辻村作品

    進研ゼミ掲載の短編集だったということは知らずに購入。こういう作品で勉強するんですね、いまの子供は。そのことにちょっとびっくり。中学生の教材ということで、他の辻村作品にはない毒の薄さ。こういうのもたまには面白かったです。
    短編集のようで、ちょっとだけつながってるところがまた良い感じです。
    中学生の頃の悩みや葛藤を辻村さんらしく表現されてます。読み終わったあとの爽やかさがいいです。
    表紙が買うのを躊躇させますが、こんな表紙の本を持ち歩かなくてもいいのが電子書籍のいいところかな!?
    続きを読む

    投稿日:2013.11.01

  • キラキラとまぶしいですな

    3編の中編が収められた本です。それぞれ、独立した作品と思った方がいいとおもいます。全話とおして恋愛話はほとんどなくて、中学~高校生の友情やら部活やらのちょっとした悩みがテーマです

    じぶんは、表題作を含む最初の二編はピンときませんでした。最初の作品はタイムスリップというギミックを使う作劇上の理由が無いです。二編目は単純に好みではありません。ただし、確かに話が良く出来ています。後付をみると、中学生向けの雑誌に連載されていたようですが、その年代の子達が読むには大変いいんじゃないでしょうか。三編目は割とお気に入りです。途中で結末が見えてしまいましたが、さわやかな話でした。続きを読む

    投稿日:2014.06.04

  • ほっこり優しい気持ちになれます

    確かに自分も通ってきた時間なのにもうすっかり色褪せてしまった青春期を思い出させる短編集です。
    3篇からなっていますが、それぞれちょっとずつ重なる部分があり、辻村ワールドに浸れます!
    ほろ苦く、恥ずかしく、でもキラキラしてた十代。青春時代を思い出したい方、どうぞ読んでみてください。続きを読む

    投稿日:2015.09.03

  • 若いうちの方が受け入れ易いか・・・

     この作品はこの作家さんの他の作品とはちょっと違う感じかなぁ。いつにも増して設定が若いということもあるんだけど。

    でも,最後は綺麗にまとめられ,人の想いが世界を変えていくっていうのを信じられる(信じたい?)と感じさせる作品に仕上がっていると思います。

    アラフィフの私には訴えかける部分が少なかったという個人的な観点で,すこし辛めの評価になっています。
    続きを読む

    投稿日:2016.05.26

  • いい子しか出てこない青春小説です

    心温まる青春小説でした。
    3つの短編から構成されていますが、ほぼ連作のように絡み合っているのも楽しみの一つです。
    うち2作は進研ゼミのチャレンジ中学講座での発表作というから出自の珍しいパターンですね。
    ムカつく子とかイジメっ子とかが全然出てこなくて、みんないい子達ばかり。
    ちょっと理想的すぎる印象はあるけど、こんな仲間たちと過ごせたら楽しいだろうね。
    いいなぁ、ティーンエイジャーって。
    続きを読む

    投稿日:2017.08.16

ブクログレビュー

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  • uco

    uco

    なんだかどこ話もしっくりこないまま、読み終わってしまった。
    子供っぽい感じ。若いときに読めたら良かったのかな。

    投稿日:2024.04.19

  • うたえなが

    うたえなが

    ずっと、気になっていたし、桜の季節なので(北海道生まれなのでまだ、あまり咲いていませんが...)読んでみました。
    さすが辻村深月さんだなぁ!一つ一つの作品にどれも青春を感じます!最後はすべて...どうなるのかはぜひ、本を読んでみてください!!続きを読む

    投稿日:2024.04.18

  • Komaro@Corgi

    Komaro@Corgi

    春、桜の季節。手にとって読んでみた。

    中学高校の少年少女たちの青春。華やかな時期だけじゃない、後ろ暗い時期も綺麗に描かれていた。10代に向けた小説であり、10代に読みたかった一冊です。

    20代のあなたにも読んで欲しいな。続きを読む

    投稿日:2024.04.18

  • DAIKI

    DAIKI

    サクラ咲く季節なので関係する作品を読みたくて辻村深月さんの「サクラ咲く」を選びました!
    表題作を含む三遍。主人公たちは中学生、高校生です。彼ら彼女らと同じ学生の時にこの作品に出会いたかったなともの思いました。すごく良かったです。
    辻村さんの作品は「自分のことを書いてくれている!」と思わせてくれて好きです。

    表題作「サクラ咲く」は気弱な中学一年生の塚原マチが主人公。マチは嫌なことを頼まれても意見が言えずに引き受けてしまう子。自分もそういう性格なのですごく読んでいて自分を重ねてしまいました。
    「約束の場所、約束の時間」もそうですが学生のときに感じた苦しいことや辛いことが読んでいて肯定された気がして気持ちが楽になります。
    この二作品は進研ゼミに掲載されていたようです。
    読んで良かったです。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • ユッディ

    ユッディ

    中高生の瑞々しさ溢れる青春&ミステリー全3遍。
    希望や未来を感じられる、春にぴったりの作品で、
    特に、悩める中高生の背中を温かくそっと押してくれるような内容。

    作品間のリンクがあるのも、嬉しいポイント。

    辻村深月さんの描く青春物はどれも本当に素晴らしいと改めて実感でき、特に表題作、「サクラ咲く」が
    好きで、「遠い日の歌」との相性が抜群でした。

    「人はただ 風の中を 迷いながら 歩き続ける
    その胸に はるか空で 呼びかける 遠い日の歌」
    〜♫
    続きを読む

    投稿日:2024.04.12

  • レーズンバターサンド

    レーズンバターサンド

    三編の登場人物に関係性があって、最後の編で鳥肌が立ちました。それぞれの物語が好きだなぁ、沁みると感じたのは初めてです。

    投稿日:2024.04.01

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