【感想】偉大なる、しゅららぼん

万城目学 / 集英社文庫
(246件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
62
88
67
5
1
  • 気軽に楽しめる一冊。

    意味不明でコミカルな響きのするタイトルだが、期待通り内容もコミカルだった。

    しかしところどころで胸にグッとくるような話もあり、とても楽しめた。かなり好きな部類の物語だ。

    登場人物たちもかなりユニークで、それらしいことをしたりすると思わず笑ってしまう場面が多かった。かなりの力作だと思う。

    若い人向きの話かもしれないが、だれが読んでもそれなりに楽しめるだろう。断然おすすめの一冊である。
    続きを読む

    投稿日:2016.01.09

  • ちょっと変わった日本あります

    一昔前なら、力を継承する次世代たちが誇りを持って力を継承する姿が描かれたことでしょうが、人とは違う力を拒絶するというのが、なんとも今の若者らしかった。
    けど、このちょっと無責任で逃げ腰な姿に共感せずにいられません。それだけに、淡十郎と棗の決断が胸に刺さります。続きを読む

    投稿日:2015.03.07

  • 湖の力

    読み終わって、本当に湖には力があるんじゃないかと思ってしまいました。
    一冊で終わらせるには勿体無いくらい大きなストーリーです。主人公たちの行く末を見てみたい。
    登場人物たちのキャラが話の面白さを加速させていて、面白い話でした。
    力のせい?で性格がねじれてしまった人もいるようにこの作品では「湖の力」は大きなテーマだと思います。
    続きを読む

    投稿日:2014.08.21

  • 間違いなく、ハマる、万城目ワールド

    万城目ワールドに、まんまと嵌まって
    琵琶湖行きたい!
    自然の力、人の身勝手さ、自然破壊など
    細かいテーマが、有るように思いますが
    最後の最後、まさに『しゅららぼん』な破壊力で
    で、誰よ~!!

    投稿日:2014.07.09

  • とても面白かったです!

    しゅららぼん…って? そんな気持ちでつい購入してしまったのすが、読み始めるとすぐ物語のなかにはいってしまい、あっという間に読み終えてしまいました。
    とても現実として受け入れられないようなことばかりなのですが、こんな世界があったらいいなと思いながら読み進んでいました。続きを読む

    投稿日:2014.06.21

  • 文庫版になって再登場です

    ここでの情報が文庫版に改定されていたのでこちらに

    またまた出ました万城目さんの大法螺話
    琵琶湖を舞台に日出家と棗家により繰り広げられる大スペクタクル
    お馴染みどこかユルイ神様も登場して
    万城目ワールドを満喫できる事間違いありません

    ところであなたの名前にサンズイが付く漢字が入っていたら
    琵琶湖の水を飲んでみた方が良いかも知れませんよ
    続きを読む

    投稿日:2014.06.10

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ブクログレビュー

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  • なえまる

    なえまる

    このレビューはネタバレを含みます

    548ページ
    1619円
    4月12日〜4月15日

    琵琶湖畔の街・石走に代々住み続ける日出家と棗家。両家には受け継がれてきた特別な『力』があった。石走高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになったとき、力で力を洗う戦いの幕が上がった。

    半分読んでも、力がなんなのか、物語がどこへ向かってるのかがわからなくて、それでも力の不思議に魅せられてぐんぐん読み進めた。しゅららぼんって何なのだろう、言葉の力に引き付けられた。校長が悪者で、城を乗っ取られると思っていたら、最後の最後に意外な人が犯人で、ビックリした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.13

  • あゆた

    あゆた

    10年くらい前に友人から誕生日プレゼントでもらったまま、ずっと手をつけていなかったこの本。なぜか思い立って読み始めてみたら、最初は進みがよくなかったものの、途中からおもしろくておもしろくて、隙間時間に本を読むのが楽しみに。子どもの頃は小説が好きでよく読んでいたけれど、大人になるにつれて離れてしまっていた自分に、改めて本を読みたい!と思わせてくれた作品。おかげで、先日、久しぶりに図書館に通い始めました。続きを読む

    投稿日:2024.03.27

  • 花穂尻べえた

    花穂尻べえた

    そういえば、今まで全く触れていなかった作品。べらぼうくんを読んだ後だと、この作品を見る目が大きく違ってくる。
    個人的にはすごく好きな作品だ。

    投稿日:2024.03.03

  • sachiiro

    sachiiro

    ものすっごく面白かった!
    やはり長編小説は読み応えがあるし、私の中のファンタジー成分が満たされた。

    琵琶湖周辺に住む日出家と棗家は不思議な力を持つ同士、古くから敵対してきた。
    琵琶湖に住む龍にご神水、不思議な力、不念堂、登場人物のキャラクター付けもしっかりしていて、本当にいる様な、起きている様な、事実かもしれないと思わせる情景描写にすっかりのめり込んだ。
    何年か前に竹生島を訪れたこともあり、(その時はタイミング悪く工事中かなにかでかわらけを投げられなかった)琵琶湖をフェリーで渡ったことや、大きな森、静かな龍神拝所から見下ろした琵琶湖、日差しが強く朱い鳥居が鮮やかに輝いていたことなどを思い出した。

    第3の力の持ち主に関しては予想が当たった。
    「しゅららぼん」の音の真相には笑ったが、そこに龍神にとっての人間のちっぽけさ、龍神の大きさ恐ろしさを感じた
    最後の終わり方も最高だった。

    また内容を忘れた頃に読みたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.26

  • makaon

    makaon

    U-NEXTでたまたま映画を見つけた。
    琵琶湖が舞台だったので気になって見始めたが面白くない!でも話が気になるので原作を読むことに。

    原作めっちゃ面白い!!

    琵琶湖には、何か深いところに、奥底に、生き物がいそうな、秘めた力がありそうな気がしていたのでどんぴしゃ!
    ノンフィクションでもおかしくない^^
    万城目学作品初めてだったけど気に入ったので、次はホルモーにする。

    琵琶湖も改めて旅したい。神社とか。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.28

  • りょう

    りょう

    安定の万城目ワールドは面白かったんだけど、ちょっとだけ長いかな。この内容なら3分の2くらいの長さにできた様な気がするが…。

    投稿日:2023.05.04

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