【感想】偉大なる、しゅららぼん

万城目学 / 集英社文庫
(245件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
62
87
67
5
1
  • 琵琶湖を大切にしたくなりました。

    読み進めていくうちに、どんどん頭の中で映像が出来上がって、あっという間に読み終わりました。
    びっくりして、ハラハラして、ちょっと切なくて、すっごく嫌な人も出てくるけど、でも、本当は優しかったりするんです。
    ラストは、あっ来た― という感じで嬉しくなります。物語は終わっているのにワクワクします。
    どんな迫力ある作品になっているのか映画を見るのが楽しみです。
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    投稿日:2014.04.10

  • 琵琶湖へ行きたくなるよ!

    万城目学さんの著作の中でも一番です!
    いつも普通のような人達が、本当は普通ではない!と信じ込まされていきます。
    まさか~と思いますが、琵琶湖という日本一の湖には図りしれない力があるように思えてきます。
    こんな一族がいるの・・・かも。
    ところどころでクスッと笑わせ、ドカンと爆笑!!楽しいファンタジーでした。
    万城目さんの中では今迄で一番良かった♡
    近江八幡の水郷めぐり・・・行きたいなぁ。とてもとても楽しい作品でした。
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    投稿日:2014.04.16

  • 代々琵琶湖から力を授かってきた一族の栄華と苦悩

    一族として生を受けたものは,琵琶湖から特別な力を授かるとともに,守らなければならない掟があった.高校入学とともに,城で浮き世離れした生活を送る本家に居候しながら修行することになった主人公 涼介.思い描いていた楽しい高校生活からは大きくかけ離れ,周りから特殊な目で見られる運命が待っていた.
    自身も嫌で仕方がなかった一族が代々もつ特殊な力が故に,トラブルに巻き込まれていく.「湖の民」の真実が徐々に明らかになって・・・.
    スピード感があって面白く,休日に1日で読破してしまいました.
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    投稿日:2014.05.18

  • 荒唐無稽な展開と伏線回収が見事

    作者は、絶大な人気を誇り、その作品は、万城目ワールドと言わしめるほど。
    いわゆる荒唐無稽な展開ながらも、史実にぴったりと合わせてくる、そして、ラストまでにしっかり伏線を回収してくる展開は、本作でも生きている。漫画で言うと、高橋留美子さんの「うる星やつら」のような感じ。
    内容は、主人公が、ある地域のドタバタに巻き込まれて、そしてしっかり成長するというストーリー。読後には爽やかささえ感じる。
    面白さや垢抜けたワクワクを期待する人には凄く刺さる。
    そんな本作を、偉大なるあなたに捧げたい。しゅららぼーん。
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    投稿日:2013.10.04

  • 登場人物を想像するだけでもおもしろい。

    面白かったです。
    何が起こるんだろ??と読み進めて行ったのですか、
    終わり方がちょっと地味かな?と思いました。
    最後の最後、棗くんが引っ越してきたのかな?という感じに終わったのは
    良かったです。
    万城目さんの世界、ジワジワとのめりこんでいきそうです。続きを読む

    投稿日:2014.05.10

  • 壮大な法螺話

    あなたの名前にサンズイが付いた漢字が含まれるのなら
    琵琶湖に行って水を飲んでみる価値があるかも

    投稿日:2013.10.06

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ブクログレビュー

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  • あゆた

    あゆた

    10年くらい前に友人から誕生日プレゼントでもらったまま、ずっと手をつけていなかったこの本。なぜか思い立って読み始めてみたら、最初は進みがよくなかったものの、途中からおもしろくておもしろくて、隙間時間に本を読むのが楽しみに。子どもの頃は小説が好きでよく読んでいたけれど、大人になるにつれて離れてしまっていた自分に、改めて本を読みたい!と思わせてくれた作品。おかげで、先日、久しぶりに図書館に通い始めました。続きを読む

    投稿日:2024.03.27

  • 花穂尻べえた

    花穂尻べえた

    そういえば、今まで全く触れていなかった作品。べらぼうくんを読んだ後だと、この作品を見る目が大きく違ってくる。
    個人的にはすごく好きな作品だ。

    投稿日:2024.03.03

  • sachiiro

    sachiiro

    ものすっごく面白かった!
    やはり長編小説は読み応えがあるし、私の中のファンタジー成分が満たされた。

    琵琶湖周辺に住む日出家と棗家は不思議な力を持つ同士、古くから敵対してきた。
    琵琶湖に住む龍にご神水、不思議な力、不念堂、登場人物のキャラクター付けもしっかりしていて、本当にいる様な、起きている様な、事実かもしれないと思わせる情景描写にすっかりのめり込んだ。
    何年か前に竹生島を訪れたこともあり、(その時はタイミング悪く工事中かなにかでかわらけを投げられなかった)琵琶湖をフェリーで渡ったことや、大きな森、静かな龍神拝所から見下ろした琵琶湖、日差しが強く朱い鳥居が鮮やかに輝いていたことなどを思い出した。

    第3の力の持ち主に関しては予想が当たった。
    「しゅららぼん」の音の真相には笑ったが、そこに龍神にとっての人間のちっぽけさ、龍神の大きさ恐ろしさを感じた
    最後の終わり方も最高だった。

    また内容を忘れた頃に読みたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.26

  • makaon

    makaon

    U-NEXTでたまたま映画を見つけた。
    琵琶湖が舞台だったので気になって見始めたが面白くない!でも話が気になるので原作を読むことに。

    原作めっちゃ面白い!!

    琵琶湖には、何か深いところに、奥底に、生き物がいそうな、秘めた力がありそうな気がしていたのでどんぴしゃ!
    ノンフィクションでもおかしくない^^
    万城目学作品初めてだったけど気に入ったので、次はホルモーにする。

    琵琶湖も改めて旅したい。神社とか。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.28

  • りょう

    りょう

    安定の万城目ワールドは面白かったんだけど、ちょっとだけ長いかな。この内容なら3分の2くらいの長さにできた様な気がするが…。

    投稿日:2023.05.04

  • 本好き初心者

    本好き初心者

    滋賀を題材にした物語
    滋賀県民はもちろん県外の方にも楽しめるとおもう。正直滋賀PR用くらいに思っていたがきちんと小説として完成されていた。この本に魅せられて城崎裁判も購入。

    投稿日:2023.03.27

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