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横山秀夫 / 文春文庫 (274件のレビュー)
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総合評価:
でんきぶらん
6
横山秀夫すごいわ。最高の警察小説
ある県警を舞台とした短篇集だが登場人物が他の短編にも出てきて、脇役ではあるがまた重要な人物として登場する。読み進むたびに名前が出てくるとこちらまで緊張間が伝わってくる。 事件ものと言うより警察組織の話…しで内容としては重い作品だけれども、人間心理が半端無くぐいぐい自分まで追い込まれる錯覚さえ起こす。 続きを読む
投稿日:2015.03.11
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cicimama
4
渋い・・・。
枯れそうになるのを踏ん張りつつ、細やかな反抗と情熱を内に秘めた男達が、組み込まれた組織の中で生き残りをかけた攻防戦❕❕ 脳内のアドレナリンを爆発させて頂きました。 いいですよね❣❣ 男の美学を沸々と感…じさせてくれる一品です。 この昭和チックな濃いい表現の数々が大好きです。(恋愛小説だと相当諄いか( ̄∇ ̄;)ハッハッハ…) 良いのです&良いのです❕❕ ハードボイルドはこうでなくっちゃぁ面白くないのだよへへへっ!!続きを読む
投稿日:2015.04.04
のらねこぐんだん9号
はじめての横山秀夫体験
映画「半落ち」や「クライマーズハイ」の原作者とは露知らず,ただNHKでドラマ化された64(ロクヨン)が評判のようで,それがD県警シリーズというシリーズ物だということを知ったのをきっかけにそれならいっそ…D県警シリーズを最初から読んでみようと思って購入してみた。短編集だが,共通する登場人物が交錯する作りはこの作品群に群像劇としての厚みを持たせている。ぽっかり空いた時間ではなかなか大作は読めないが,本書はちびりちびりと楽しめて,それでいてそこに壮大な警察世界を感じることができてとても楽しめた。てっきり作者は元警察官なのかなと思うほど(実際は元新聞記者とのこと),警察官の機微をうがっており,リアリティが感じられた。警察官の実生活がこんなものなのかはまた別の話だが,例えそうでなくてもこれは小説なのだから,十分である。続きを読む
投稿日:2015.06.12
tetetete
警察内部の闘争
出世に興味がなく、庶民の味方のような警察ものではない。出世を目指す、組織を守るそんな観点で書かれている小説である。すっきりとしない戦いの陰鬱がよく表現されていると思う。しかし、警察内部についてなんとも…いえないリアリティもあり、続編も読んでみたくなる作品である。続きを読む
投稿日:2016.03.05
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ニコハチ
警察の内側である管理部門の面々を主役とした短編ミステリー。 警察担当記者という過去を持つ作者であるだけに、警察内部の出世競争、人事異動などの内情がかなりリアルに描かれていると思う。 ただそれだけに、こ…れが現実なだけに、奉仕の精神で公正に職務に専念すべき警察が、出世や人事や定年後の天下りごときに真剣に頭を悩ませて命をかけてんじゃねぇよ、もっと高い使命感を持って仕事しろよ(笑)、という気持ちが常に傍らにあった。 横山秀夫は大好きな作家の1人で、作品としては面白く、決して作者が悪い訳ではないのだが、、そして普段から警察官という職業にも尊敬の念しかないのだが。 この作品は外で起きる事件ものが警察小説のスタンダードであった中、警察内部である管理部門(警務、監察など)を舞台として描かれたミステリーであったことから注目を浴びた作品なので、その分野の話に興味のある人には合うのかもしれない。続きを読む
投稿日:2024.02.18
KEINABE
古い作品であるものの陰日向に咲く警務部門の警察官の葛藤が精巧に描かれている。 凶悪犯人を追いつめなくても行き着く先が気になり短編小説であることも重なってつい一気読みしてしまう。古くても新しい警察小説
投稿日:2023.10.16
hibu
面白かった! 警察ものですが、捜査や犯人や刑事は出ず、人事や管理職など裏方に徹する人たちの物語。 短編集です。 どの物語も最後はどうなるか、ギリギリまで分からず、ついつい先を急いでしまいます。 どの業…態もそうですが、仕事の数だけ悩みもやりがいもあるし、人の数だけ駆け引きもある。 そんな人間臭いところに共感しました。 オススメです♪続きを読む
投稿日:2023.06.19
おの
警察ものは久しぶりに読みました。 この「陰の季節」は警察ものですが警察内部の事件?事情を扱っていて、面白かったです。 警察もので人が死なないってなかなか斬新ですよね。それでいて面白い。 陰の季節 …★★★☆☆ 地の声 ★★★★☆ 黒い線 ★★★☆☆ 鞄 ★★★☆☆続きを読む
投稿日:2023.03.09
tagawan
このレビューはネタバレを含みます
警察ものと聞くと捜査絡みの物語を思い浮かべるが、ここでは裏方とされる警務課や警備課が取り上げられている。 どの話からも地位への執着や人の執念が見られ、人間臭さを感じさせる本作。言葉一つ一つに共感することもしばしば。定年間際、人事目前など節目において何か成し遂げたいと思うことは普通だが、こうも人を変えてしまうものかと少し恐ろしくなった。 節目に立たされた時、私は一体何を思うのかな〜
投稿日:2022.11.04
ぱぱいや33
再読。「顔 FACE」を最近読み返して、先輩婦警・七尾さん側から見た話がこれに入ってると知って読み返した。4篇の短編集。ほんと、この人が初めて刑事以外の警察官の主役にして小説を書いたんじゃなかろうか。知らんけど。これがデビュー作とは思えないくらい読みやすいし、面白いよなー。やっぱ出生欲がないと警察官になろうなんて思わないんだろうか。と思うくらい、みんな野心家だわ。しかし、まだ読んでない横山秀夫作品がたくさんあると思うと楽しみだわ。
投稿日:2022.10.24
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