【感想】神様のカルテ

夏川草介 / 小学館文庫
(959件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
277
385
180
25
6
  • 父がガンで亡くなった直後に、読みました

    映画も観ましたが、この原作と、どちらも泣けました。

    病気と闘うとはどういうことなのか、
    どうすれば、「その人に最適な最期」を作ってあげられるのか
    それに正面から向き合ってくれた小説だと思います。
    がガンで亡くなった直後に読んだ(観た)ので
    なお一層、その優しさが心にしみました。

    主人公の医師の名「一止」の意味が素晴らしいです。
    知りたい方は、ぜひご一読を。



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    投稿日:2013.11.09

  • 悲劇ではない死を扱う物語とは?

    否定するわけではないですが、ひたすら悲劇に向けて突き進む”死”にまつわるお話が多い中、このお話は違います。もちろん”死”ですから悲しくないことはないのですが・・・、涙の前にやさしい想いが溢れ出ます。

    投稿日:2013.10.27

  • 品が良いお話

    ともすると「さあ泣きなさい」と言わんばかりのお話なのですが、不思議といやらしさを感じず素直に読めました。主人公の語り口なんて奇妙な設定ですが、その辺のひねりがうまく働いて品の良さを出しているのでしょうか?松本の風景や、下宿の様子なんかもイイ雰囲気を出しています。

    あと、書いているのがホンモノのお医者さんだそうで、やっぱり病院の描写は元手のかかり方が違うだけあってリアルだと思いました。
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    投稿日:2013.10.13

  • 信州旅行の友に

    松本・安曇野への旅行の際に読みました。この作品は、長野が舞台であることがとても重要だと思います。目の前に広がる風景と作品で描かれる世界が自分の中で融合し、旅もこの作品も大切なものとなりました。長野が恋しくなったら、またこの作品を読もうと思います。続きを読む

    投稿日:2014.01.08

  • 主治医がこんな心を持つドクターだったらいいな~と思いながら読む

    以前、医療に従事する知人が言った。
    現場にはドラマや小説の中の主人公のようなドクターはいな~いと。。。

    そっか、ちぇっ
    それは残念ご無念(’’ )

    この小説の舞台は救急病院。
    どんな病院でも研究機関でも人の生死に関わる仕事(研究)をするドクター(その他、コメディカルも含む)は忙しいし大変だと思う。

    そ~してこの本のように懸命に人の命に向き合い、助けようという医師がいてくれるなら・・・
    私はとっても嬉しい。
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    投稿日:2014.04.06

  • 珍しい

    医療小説というとどうしてもリアルな表現や人間関係が多く少し手に取るのに戸惑うことも。

    しかしこの神様のカルテはイラストからも想像できるようにやわらかなタッチで物語が進んでいく。
    そして読み終わると心に残るメッセージが。

    時間を忘れて読み進めてしまう作品。
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    投稿日:2013.12.29

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ブクログレビュー

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  • はるパパ@ファミコンしようぜ

    はるパパ@ファミコンしようぜ

    キャラが強めの医療ドラマ。
    本屋大賞2位のふれこみながらハマれなかった。無念…。
    これまで読んできた中で気づかされたのは、本屋大賞って割りかし若い人ウケなのかな?裏返すと、もしかしておじさんには向かないのかなという不安。

    興味を持って調べると、書店員さん615名(2023年)によって選ばれた結果らしい。『店長がバカすぎて』シリーズにも描かれていたけど、店員さんのイメージって比較的若いよね。一周回ってドス黒いタールのような物体を腹に溜めこんでいるアラフィフには、浄化作用が足りないかも。

    と謎の満足。でも2は読む。スピノザも読む!
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    投稿日:2024.04.22

  • 家猫

    家猫

    スピノザの診察室がとても良かったので、今更ながらこちらを読んでみることに。

    実際、変わり者でもいい先生っているよなぁ。。一止のような先生に出会えたら、例え病気になったとしても、余命宣告されたとしても救いになるだろうなと思いながら読んだ。
    過酷な現場なのに、登場人物がみんな優しくてほっこりする。ほっこりしながらも、命の意味を考えさせられる物語。

    一止やハルたちの続きを読みたい。
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    投稿日:2024.04.20

  • きじお

    きじお

    心温まるいい作品だった。
    主人公の口調は変で難しい単語も良く出てくるものの、何故か心地よい感じがする。

    全体的な雰囲気もほのぼのしており、死にゆく現場にありながら、前向きな展開になっているのが良かった。

    次作も読もう。
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    投稿日:2024.04.06

  • しみず

    しみず


    過去に読んだのですが、ストーリー覚えておらず再読。
    病院の過剰労働や生死がすごく柔らかい文章で書かれていて、読んでいて緊迫感などは感じず心地よい。主人公の口調は特殊すぎだけど、それがこの柔らかさになっているのかも?
    細君がどこまでも素敵なひとすぎる。
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    投稿日:2024.03.31

  • しゅん

    しゅん

    スピノザの診察室を読み凄くよかったので早速こちらの本も気になって読みました。
    ドラマ化されてるのは知っていたのでかなり期待していました。
    スピノザの主人公とは同じ医療系とはいえ全然違ってどちらかというとかっこいいより変態?笑
    喋り方も夏目漱石の草枕に影響されまくっていて古風。
    登場するキャラクターも個性豊かでみんないい人。
    ほのぼのしました。
    でもスピノザの方が僕は好きだったかな。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • かな

    かな

    Amazonオーディブルにて。
    松本を舞台にした病院の話、表紙からして爽やかな朝ドラ風の感じかな、、、くらいを想像して手に取ったけど、思った以上にポップなノリの本だった。
    漱石の草枕が好きな内科医のちょっと皮肉めいた独白は気持ち良い。

    朗読するときの各登場人物の声色をちょっと無理に変えすぎでは、という印象だったけど、キャラ付けが濃いからこれくらいキツめに声色を変える方がいいのかもしれない。

    医師の労働環境の劣悪さはちょっと古い時代の印象もあるけど、2024年の今も変わらないのかな。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.20

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