amicakeさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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3月のライオン 1巻
羽海野チカ / ヤングアニマル
安心する
7
子供がこの漫画を手に取っているなら、私は安心する。
先日も書店の少女漫画コーナーからでてきた男性がいて、
一瞬ぎょっとしたが、レジに持っていっているのがこの漫画で、
だったらいいや、となぜかほっとし…た自分がいた。
漫画をあまり読まなくなって長いが、2年ほど前からまた手にするようになった。
著者は有名な前作の連載で知っていたが、この漫画は読んだことがなかった。
私は将棋の世界はわからない。
ただ、著者らしく登場人物がみんな生きることに真面目で、
その価値観とか私は読んでいて共感したりファンになるものが多い。
まぁ、きっと、青年・大人向けでしょうが。多分ね~ 続きを読む投稿日:2013.12.16
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百鬼夜行抄 1巻
今 市子 / Nemuki+コミックス
ようかい・まかい・もうりょうと生きる筆者
5
この話を好きだと思われるのは、下記の方々です。
昔流行ったテレビ番組「世にも奇妙な物語」や柳田国男さん・京極夏彦さんのお話、
水木しげるさんのアニメは楽しんだ~という人々。
ちょっとおどろおどろして、…でもその世界にひきずりこまれすぎるわけじゃない、
現実と向こう側の間の空間を主人公がたんたんと生きています。
最近の巻は読んでいません。また、少し大人向けの内容です。 続きを読む投稿日:2013.12.17
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ちはやふる(1)
末次由紀 / BE・LOVE
愛とは何かの上になりたつものなり
4
読んだのは数巻だけですが、私はあまりにも愛だの恋だのという漫画類よりは主人公や周りがそれ以外に目標をもつ話が好き(ベルばらは別♪)。
百人一首の札での”かるた取り”は子供の私にはかなりハイレベルな遊…びでしたが、”いろはかるた”を使ったかるた取りは熱中しました。
では、最初の札を、
(い) 犬も歩けば棒にあ・・・。 続きを読む投稿日:2013.12.17
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阪急電車
有川浩 / 幻冬舎文庫
いたどり を食す地域
4
私がはじめてきちんと読んだ有川さんの小説。当時の友人が貸してくれた。
田舎を離れて寂しいかもしれない私を励まそうとしてくれたのかな~と嬉しかった。
この小説のどの部分かは書きませんが、山菜 いたどり …の名前がでてくる。
郷土色がないはずの作品ですが、別作品で筆者が いたどり を食べることを知っているのは郷土民だ~というようなことを書かれていたような記憶があり、
「ほぅ。関西を劇場とした話にその手法できたか。」
とほくそ笑んでしまいました。
なお、私は同じ四国内の隣県、本を貸してくれた友人と同じ県で暮らしていた時期がありますが、
そこで いたどり を食べる習慣を知りました。
でもwikiで見たら、郷里が一番食べるとの記載があるんですよね~
なんでだろう。。。
著者の作品ではこれが一番好きです。
続きを読む投稿日:2013.12.18
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人
万城目学 / 角川文庫
ぜったいに読んで~とかそういうものではなくて”間”ができた時にどうぞ。
3
主な登場人(動)物
・マドレーヌ夫人(猫)
・その夫(犬)
・かのこちゃん(人間の女の子)
分・秒刻みではない時間の流れとそれに伴う登場人物の気持ちや環境の変化が書かれています。
児童書・大人向けの…童話 どちらにもカテゴリーづけできそうな内容です。
わたしは読んでいる間、シンプル且つのどかであたたかな絵が頭の中でかってに展開されていったので、
絵本を読んでいるような気持ちになりました。
ラストは余韻を残すためかはっきりとは書かれていません。 続きを読む投稿日:2014.02.19
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【日本語訳/英語原文 同時掲載】雪の女王/THE SNOW QUEEN ~七つのお話でできているおとぎ物語~
ハンス・クリスティアン・アンデルセン / ゴマブックス
心に残っているのは幼少の頃に読んだからか?お話の内容か?
3
心に残っている話。
或る程度の年齢から、幼少期に読んだ童話などを思い出すようになりましたが、
それがまだいろんな事柄を知らない時期に読んだからなのか、お話の内容からなのか気になっていました。
私の…読んだものはもう少し子供用に訳されたものだったのでしたが、
はっきりと7つに分けられた舞台からなっていたんですね。
そういえば王子様お姫様がでてきたな、
干タラで手紙を作っていたな、
山賊の女の子がいたな、
最初と最後ははっきりと覚えていましたが、
通り過ぎたお話達はもっと記憶の底に沈んでいました。
大人が読んでも心にひっかかる部分が多い、
不思議なアンデルセンの童話。 続きを読む投稿日:2014.05.17