【感想】死神の精度

趣味のいい死神

死神を主人公（狂言回し）とした六つの物語。
死神のキャラが著者らしいユーモアに溢れていて最高。
ひょうひょうとしていて、なんかずれてて、特に「ミュージック」（ノンジャンル）をこよなく愛する（詳しく…はない）ところがいい。
一話目の人間の主人公がどうせ後で出てくると思ったら案の定だったけど、他の話の女性も出てくれるとはやられた。続きを読む

面白い、と言って良いのでしょうか…でも面白い。

人は死んだらどうなるか、「分からない」が正解だと思っている。死後についてどんなことを言ってみても仮説である。それならばこういう小説も有りなのかな。報告は終わったといいながら「サービス残業」してしまう死…神、例え話がわからず笑われてしまう死神、人間界の常識に付いて行こうと努力する死神、段々と死神が可哀相になってきた。死神に同情して良いのか、微妙だけれど。続きを読む

１日で読んじゃった！

伊坂作品は大好きなのですが、ファンタジーがあまり好きではないので、
今まで読まなかったのですが。。。
いい意味で予想を裏切られました。
なんといっても死神のキャラ設定。
冷たい印象だけど、ユーモアがあ…り（天然で）、ミュージックが好きとか、
死神のくせに真面目に仕事するとことか。
ミステリーの要素もあり、伊坂作品特徴の他作品とのつながりあり、
どのお話も軽くてあっという間に読みました。
続きも読まなくちゃ！
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死神の人間性について

死神は、もちろん人間とは感受性は違う。感受性の違いからの生死を決める単純な仕事への目的の違いがおもしろい。あまりに人間くさくてもつまらないのだ思う。

自分には合わないかも

死神が人間のところにやってきて…という感じの短編集です。
話も、死神が出てくるからか、ほのぼのしてユーモラスですし、風刺も鋭い。
しかし、アヒルと鴨から入った自分としては、最後に全部が繋がってくる！み…たいな劇的なラストを期待していたので、少々期待外れでした。続きを読む

ファンタジーもの、かな？

たいした盛り上がりはないが、なかなかおもしろかった。前半の短編が後半短編に繋がっていたり、伏線がいい感じ。