【感想】死神の精度

伊坂幸太郎 / 文春文庫
(2032件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
586
853
398
52
5
  • 死に様は 生き様 … かな?

    この小説で描かれている死神は、
    自分がもっていた今までの死神のイメージとは
    だいぶかけ離れた存在でした。(よい意味で)
    人間の死に対して何の感情ももっていないはずなのに、
    結局、人間に深く関わる死神。けっこう魅力的です。
    人間との噛み合わない会話もコミカルで楽しいです。
    そんな死神・千葉が出会う6人の人生の物語。
    無関係なようでいて、そのうちのいくつかが
    時代を超えて繋がっています。
    さすが伊坂氏。伏線の張り方が絶妙です。
    伊坂氏の他の作品の登場人物も出てきてニヤリ。
    死を扱った作品なのに、全部の章を読み終えたとき、
    清々しさというか 幸せを感じました。
    続編でしょうか?『死神の浮力』も楽しみです。
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    投稿日:2014.07.06

  • ほのぼの感満載

    恐ろしい死神が人間界に来るという設定はよくある。しかし、この作品の死神はむしろコミカルだ。死ぬ間際の人のこれまでの人生と向き合い、問題を解決しようとする。ほのぼの感満載だ。

    投稿日:2014.07.21

  • 1日で読んじゃった!

    伊坂作品は大好きなのですが、ファンタジーがあまり好きではないので、
    今まで読まなかったのですが。。。
    いい意味で予想を裏切られました。
    なんといっても死神のキャラ設定。
    冷たい印象だけど、ユーモアがあり(天然で)、ミュージックが好きとか、
    死神のくせに真面目に仕事するとことか。
    ミステリーの要素もあり、伊坂作品特徴の他作品とのつながりあり、
    どのお話も軽くてあっという間に読みました。
    続きも読まなくちゃ!
    続きを読む

    投稿日:2016.02.07

  • 一冊でいろいろなテイストの小説が味わえる

    様々な仕掛けがされてた小説でいつものように時間軸がずれていてそれが最終話でわかる瞬間がステキです。なるほどそう繋がるのかと。話も推理小説風、ロードノベル風と毎回趣向をこらしているのであきません。お約束の他の伊坂作品からの登場人物は「重力ピエロ」から。職業としての死神。毎回容姿を変えて対象者の前に現れるが必ず千葉という名前を使う。長く人間の歴史を観続けているが人には無関心で唯一人の創ったミュージックを愛するというなかなか面白い設定。いろいろ続編が書けそうで日本以外を舞台にしても、時代を現代以外にしてもいける、まさにファンタジー。続きを読む

    投稿日:2014.07.17

  • 死神の千葉がいいです。

    死神の千葉が出てくるお話です。6人の人間の「死」を「見送る」か「可」にするかの6つの短編集ですが,死神の千葉がとてもいい味だしています。最後の短編を読むと、それまでも短編の良さが倍増します。
    他作品リンク、「魔王」「重力ピエロ」
    続編「死神の浮力」
    続きを読む

    投稿日:2014.08.03

  • ファンタジーもの、かな?

    たいした盛り上がりはないが、なかなかおもしろかった。前半の短編が後半短編に繋がっていたり、伏線がいい感じ。

    投稿日:2015.01.14

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ブクログレビュー

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  • ル・レクチェ

    ル・レクチェ

     どこか人間離れしたところに愛嬌を感じる。人間ってどうしてこうなのか、と感情ではなく理性で俯瞰して見ているところが好き。

    投稿日:2024.04.08

  • shiro

    shiro

    短編集でどの話も引き込まれたが、ネタバレになるので書けないが、最後の話で凄く温かいものを感じ一冊が終る構成も良かった!

    投稿日:2024.04.03

  • JINTA(じんた)

    JINTA(じんた)

    初めの短編でグッと伊坂幸太郎の世界観に引き込まれた。もしかしたら千葉のような死神が本当に存在するのかもしれない。

    投稿日:2024.04.02

  • おはぎ

    おはぎ

    2024年21冊目 
    伊坂幸太郎さん/死神の精度
    何度かFFさんのツイートで見かけて、気になっていた作品です。
    「調査員」として人間社会にもぐりこみ、1週間かけてターゲットの死の可否を調査する不思議な「死神」。ターゲットと関わる中で見えてきた「それぞれの人生」が面白いです。
    #読了
    続きを読む

    投稿日:2024.03.23

  • のり坊

    のり坊

    何故、伊坂幸太郎にゾッコンに成っていたのか?内容すら全く覚えてないと言うのに。自分の書いた感想文を読んでも思い出せないのに

    投稿日:2024.03.19

  • mayurenee

    mayurenee

    伊坂様の魅力とは
    他の伊坂作品と共通する物を探したり、出てくる言葉を人生の格言として読むことができるところ。
    どうしようもなく悪い人や不幸な人がでてくるけどなぜか絶望的でなく、どこか未来が見えそうな気がするところ。
    だから伊坂推しをやめられないのかもしれない
    続きを読む

    投稿日:2024.03.17

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