【感想】プリズンホテル 1 夏

浅田次郎 / 集英社文庫
(417件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
139
160
73
17
4
  • 浅田次郎大好きです。

     私の思う、浅田作品最高傑作の一つ。

     ちなみにもう一作は、『壬生義士伝』。

     終わってしまうのが寂しい物語って、ありますよね、本好きなら。もう少し、付き合って欲しい。この人たちの中に、いたい。

     大人になってそんな気持ちを抱かせてくれる作品は、そんなに多くありませんでした。

     読んで、気持ちよくなって、少し泣いて、「いいな!」って気分に浸りたい。

     そろそろ読み返そうかな。秋の夜長に、大好きな飲み物用意して。
    続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 愛すべき登場人物

    泣きました。
    笑いました。
    愛を感じました。

    浅田作品の虜になって早や2年。なぜこんなにも心の襞に染み入る作品が書けるのか、敬服します。どの作品を読んでも、ため息混じりに…泣かせるなあと呟く自分がいます。続きを読む

    投稿日:2013.11.12

  • 暴力団専用ホテル


    2009/08/23記録。

    久々に浅田作品に触れました。

    暴力団専用ホテルというコテコテの任侠の世界に、
    堅気の世界から4組(小説家・支配人・若林夫妻・わけアリ親子)の
    人々がいろんな経緯で引き寄せられ、
    それぞれの人間模様が描かれています。

    山崎豊子の作品を読んだ後に読むと、
    「どうせ作り話じゃん」という馬鹿馬鹿しさが
    どうしてもぬぐえないのだけど、
    読了後、明らかに山崎作品よりすがすがしい感じが残るところが、
    明らかな違いとして感じる。
    そもそも比べるような話ではないのだけれど。
    映画というより、舞台を見た後のような感覚が残ります。

    星が1個足りないのはちょっとエンディングが
    急展開に思えたのと、そこに至るまでに
    もう一山欲しかったところかな。

    とはいえ、痛快な作品だったので2、3、4と
    読み進めることにします。
    とはいえ、一応1は1で物語が完結している。
    2以降の話はどう続くのだろう。はて。
    続きを読む

    投稿日:2013.12.26

  • これも“おもてなし”

    小説家の木戸は、父の7回忌で久しぶりに叔父の仲蔵と会った。その叔父はヤクザの親分で、リゾートホテルのオーナーになったという。しかし、そのホテルは任侠団体専用のホテルだった。
    木戸が訪れたホテルのその日の宿泊客は、ヤクザの団体客と、その筋の宿だとは知らずに予約した夫婦、一家心中をしようとしている家族連れ、仮釈放中で骨休めに来たヤクザ。
    大手ホテルチェーンから左遷されて支配人となった花沢と、従業員のヤクザ達、そして仲蔵親分。
    彼らの2泊3日の出来事が描かれる。
    強面のヤクザさんたちが、なんだかかわいらしく、仲蔵親分の懐の深さもあり、違った意味でこれも“おもてなし”なんだろうなと感じる。
    笑いもあり涙もある浅田ワールド全開。
    続きを読む

    投稿日:2014.07.05

  • 奇想天外

    彫物厳禁ばかりの世の中で、ヤクザをターゲットに経営するホテルとは、何とも奇想天外な物語で面白かったです。
    隙間産業として現実的に成り立つかも。
    迷わず、2秋を買いました。

    投稿日:2014.11.12

  • 怖いお兄さんが集まるホテルを舞台に展開される人間模様

    ともかくシリーズ通して面白いので,おすすめです。
    キャラの濃い人々が織りなすちょっと普通でないストーリー。

    前に書いていたコメント消えちゃったなぁ・・。

    投稿日:2015.05.05

ブクログレビュー

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  • はな

    はな

    奥湯本あじさいホテル

    任侠小説家と仲蔵おじさんが経営してる母体は任侠のホテル。の物語。

    涙あり、笑いありのコメディだが、心に響くものがある。さすが任侠という荒っぽい部分があるが、妙に筋が通ってるところに納得してしまう。

    続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • daidaddy

    daidaddy

    2024.2.29
    なんかいつの間にかいい話になって驚き。
    バー〜っと読んだからか、
    全体のストーリーはよく分からなかったが
    登場人物か魅力的なので楽しく読めた。
    次も楽しみです。

    投稿日:2024.02.29

  • ヒロミじじぃのノホ本棚

    ヒロミじじぃのノホ本棚

     かれこれ全巻5回ほど読み返していますが泣ける箇所がずいぶん変わります。
     自分が変わったからでしょうか。小説が変わったのでしょうか。

    投稿日:2024.02.24

  • まべ

    まべ

    主人公の屈折具合がヒドイ!!これ程、物語の登場人物に嫌悪感を抱いた事はないってぐらい引きました(笑)でも、だからこそ周りの人達が活きるんでしょうね。なにかしらの問題を抱えた人々が、何かに導かれるように続々とプリズンホテルへやってきて…。途中、三谷幸喜作品を観てるような感覚になりました。笑いあり、涙ありで読後感もスッキリ。良い作品に出逢えました。続きを読む

    投稿日:2024.01.21

  • くChloé

    くChloé

    ちょっと古さを感じるけど、日常では味わえないほろ苦さと爽快感のバランスがよかった。
    任侠とあの世の物語。

    投稿日:2023.12.12

  • ニャンちって

    ニャンちって

    とにかく読みやすい。
    大作って感じではないけど、てんこ盛りかつ軽快で面白い!さすが浅田次郎先生。
    それぞれが足りないところをそれぞれが補い、支い合って人の営みがまわっていくのって温かくて素敵だな。
    じさいホテル、通称プリズンホテル。
    こんな頑張りがいのある職場で働きたいなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.05

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