【感想】夏と花火と私の死体

乙一 / 集英社文庫
(1208件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
255
431
373
61
10
  • 無邪気な怖さ

    ひとつの死体をめぐる、幼い兄弟の悪夢のような四日間の冒険を「殺された死体の目線」で描かれる物語

    また、おそらく「死体」つながりで、「優子」という作品も含まれている。

    両方合わせても、短めの分量。展開がハラハラすることもあり、かなりテンポよく読むことが出来る。

    物語の行方そのものも、もちろん楽しめるが、この物語には「無邪気な怖さ」がある点を踏まえた「衝撃の事実」も隠されている。しっかり、伏線もあるので探りながら読んでみるとさらに楽しめるかと思う。また、「優子」は「夏と花火と私の死体」の後に読むほうが、きっと驚くことが出来るはず。「死体」をキーだと考えて読むといいかと思う。
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    投稿日:2016.02.27

  • 手に汗握る…

    子供の頃、大人に隠し事をした時を
    思い出しました。
    作者は、16歳の時にこの作品を
    書いたと知り、2度びっくり!
    メッチャ、ハラハラしたなぁ。
    現在の作者さんは、一体どんな
    作品を書くのか、他の作品も
    読んでみたい気がします。
    しかも、福岡の人なんですね。
    これは、読んでみる価値「大」だと
    思いますよ、ホント。

    ※語り手が幽霊ではなく…
     死体目線ってのがこれまた
     不思議な感覚です。
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    投稿日:2014.04.15

  • はなび

    簡潔な書き方と内容がハラハラして、サクサク読めて止められなくなります
    ヘタな推理小説よりもかなり面白いです

    投稿日:2014.01.01

  • 斬新な目線

    死体が見つかるかもしれない緊張感がすごく伝わってきてハラハラします。
    殺された死体目線で話が綴られて行くのが非常に新鮮でした。

    投稿日:2013.10.31

  • ギャップ。

    表紙の雰囲気で気軽になにげなく読んでみましたが、中身はかなりダークで子供ならではのすごくぞっとする描写が衝撃でした。
    おまけ(?)にもう一話入っているのでお得感満載です。

    投稿日:2013.09.24

ブクログレビュー

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  • はっち

    はっち

    【夏と花火と私の死体】
    16歳の時に書いたデビュー作だという衝撃
    子供ながらところどころ「女」を感じる弥生ちゃんも、冷徹にまるで将棋でもしているかのように楽しむ健くんも気味悪い。華やかな花火と対照的に暗闇に葬られた五月ちゃん。終始死体目線で淡々と語られているけど、五月ちゃん自身の感情が読めずそこが1番不気味に感じた。

    【優子】
    清音ではなく、自らの運命・血筋に感情が向く旦那様は臆病で優しい人なんだなと思った。ただ、優子が生きた人間だったならなぜ優子のセリフには「」がついてなかったんだろうとは思った。演出なのかな。
    続きを読む

    投稿日:2024.06.02

  • カレーのるう

    カレーのるう

    死体が語り手という斬新な視点。ほどよく物語の緩急がつけられていて、隠蔽工作の緊迫感が伝わってくる。匂いや腐敗具合などでばれるのではないかとリアルさに些か腑に落ちなかった。

    投稿日:2024.05.28

  • nna820

    nna820

    文章は読みやすく、2時間ほどで読了できたがオチにもう一捻りほしいなぁ…と感じていました。解説を読んで納得。16歳の男の子がかいたのね。そりゃすごい。中学生のオススメする本として図書館で紹介されていたので、もっと若い頃に読んだら感想も違ったのかも。続きを読む

    投稿日:2024.05.10

  • 卯月

    卯月

    最後まで夏の蒸し暑さと緊張感が凄かった。
    ドキドキしながら読みました。
    『優子』も気味悪くて面白かったです。

    投稿日:2024.05.07

  • 乙月

    乙月

    乙一氏のデビュー作。主人公の少女が冒頭で殺されてしまい、少女の友人である兄妹が死体を処理しようと試行錯誤する。語り手の視点は死体になってしまった少女という、他にはない作風でどんどん読み進められた。
    供にとっての「死」は、大人が感じるそれよりもずっと軽く、経験のなさから生じる考えの浅はかさが絶妙にリアルに描かれていた。

    文庫本には「優子」という短編も収録されており、こちらもまたザ・乙一ワールドといった作風だった。
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    投稿日:2024.05.05

  • ねこむすめ

    ねこむすめ

    このレビューはネタバレを含みます

    乙一さんの作品を初めて読んだ。
    死体の目線で書かれているのが面白いのと、死の捉え方が大人と子供では全く違う、それをとてもうまく表現していると感じた。
    子供にとっての死は、経験が浅いからか、私は子供がいる親だからかもしれないが、こんなに軽くしか捉えられないということに、胸の痛くなる思いがした。実際に山で姿が見えなくなり、それを必死で探しておられた親御さんの事件を見ていて、親の立場からするとこんなに簡単なことじゃない。
    でも子供は、どうやって隠すか、それをとても軽くやってのけること、非常に子供目線の物語だった。
    ござにつつみ、押入れに隠す発想、そして子供がやっているずさんな動きだからこそ大人には見つけることができない、その感じが読んでいて手が止まらなくなった。

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    投稿日:2024.05.04

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