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乙一 / 集英社文庫 (1199件のレビュー)
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1
ギャップ。
表紙の雰囲気で気軽になにげなく読んでみましたが、中身はかなりダークで子供ならではのすごくぞっとする描写が衝撃でした。 おまけ(?)にもう一話入っているのでお得感満載です。
投稿日:2013.09.24
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てと
斬新な目線
死体が見つかるかもしれない緊張感がすごく伝わってきてハラハラします。 殺された死体目線で話が綴られて行くのが非常に新鮮でした。
投稿日:2013.10.31
はなび
簡潔な書き方と内容がハラハラして、サクサク読めて止められなくなります ヘタな推理小説よりもかなり面白いです
投稿日:2014.01.01
九州男児
手に汗握る…
子供の頃、大人に隠し事をした時を 思い出しました。 作者は、16歳の時にこの作品を 書いたと知り、2度びっくり! メッチャ、ハラハラしたなぁ。 現在の作者さんは、一体どんな 作品を書くのか、他の作品も… 読んでみたい気がします。 しかも、福岡の人なんですね。 これは、読んでみる価値「大」だと 思いますよ、ホント。 ※語り手が幽霊ではなく… 死体目線ってのがこれまた 不思議な感覚です。続きを読む
投稿日:2014.04.15
ホウトー
無邪気な怖さ
ひとつの死体をめぐる、幼い兄弟の悪夢のような四日間の冒険を「殺された死体の目線」で描かれる物語 また、おそらく「死体」つながりで、「優子」という作品も含まれている。 両方合わせても、短めの分量。展…開がハラハラすることもあり、かなりテンポよく読むことが出来る。 物語の行方そのものも、もちろん楽しめるが、この物語には「無邪気な怖さ」がある点を踏まえた「衝撃の事実」も隠されている。しっかり、伏線もあるので探りながら読んでみるとさらに楽しめるかと思う。また、「優子」は「夏と花火と私の死体」の後に読むほうが、きっと驚くことが出来るはず。「死体」をキーだと考えて読むといいかと思う。続きを読む
投稿日:2016.02.27
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柳瀬斗真
文章自体は歯切れの悪さを感じるものの、16歳だとしたら本当にすごい構成力。全体として、というよりは一文一文が美しい感じ。 こどもの頃の夏休み、というノスタルジックな世界観にひたりつつ、登場人物の異常な…精神性にひやりと嫌な汗が出る作品。短くて良かった。続きを読む
投稿日:2024.04.12
おそうざい
感情的な弥生ちゃんと冷静で何を考えてるか分からない健くんの対比が良かった。健くんは弥生ちゃんの罪を隠蔽したい、という気持ちではなく死体をどうやって大人に見つからずに処理するかを楽しんでいる様子だったの…が不気味で何よりも怖かった。続きを読む
投稿日:2024.04.09
おもち
このレビューはネタバレを含みます
夏と花火と私の死体も同時収録されている優子も、どちらも私からしたら怖かったです( ; ; )夏と花火と私の死体は、語り手が死体というのが気味悪くてでも斬新で面白かったです。ただ登場人物が基本的に子どもだからなのか、みんな異常だしそこが怖い。優子は、最後の方で「そういうことか…」と気づきゾッとしました。
投稿日:2024.03.24
sapica0824
中学~高校の頃にに読んで衝撃を受けた記憶があり、もう一度読んでみたいと思い再読。まず死体目線で語られているところが面白く、不謹慎だと思いながらも死体がバレないかハラハラして楽しめました。 再読した時、健の冷静さにはサイコパスっぷりを感じた。 改めて読み返すとこれが16歳が書いた話とは思えない位面白かった。 【優子】最初は政義が妻の優子を失ったショックにより人形を優子と思い込んでいたのかと思いきや、、、おかしくなっていたのは誰だったのか、、、
投稿日:2024.03.06
犬
私が小学生だった頃、母から面白いと勧められて読み始めた「夏と花火と私の死体」 小学生が同級生を殺し死体を隠蔽するという展開が当時小学生の私には受け入れられず、「こんなもの読めない!」と母に激怒して本を返したそう。私はそんなこと一切覚えておらず、それ以来この作品を読んでいなかったのだが、約20年ぶりに再読してみた。 いやぁ、早く読んでおけばよかった笑 これは緑さんが一緒に隠蔽して終わりそうだなと思ってたけど、まさかの大どんでん返し。結末を読み終えた時「え?え?ww」と半笑いで声が出てしまった。そしてゾワ〜... 設定として甘いかなと思う箇所もあるけど、それでもこれがデビュー作しかも17歳の時に書いたのはスゴイ。 乙一の話に出てくる子供ってみんなサイコパスみを感じるし変に冷静すぎて不気味。 冷静に死体を隠蔽し、妹を明るく勇気付けたり励ましたり、そしてこの「死体隠しゲーム」を楽しんでる健くんの姿は異様。 「優子」 結局本当に狂ってたのは誰だったのだろう...? 別サイトで感想を漁っていると「映像化したら怖そう」と書いてる方がいたけど、政義の部屋とか、最後のシーンとか、映像化したらなかなかにやばそうですよね。
投稿日:2024.02.27
あでにん
この本には2つお話が入っていて、一個目が表題作の夏と花火と君の死体で、こちらは女子小学生の主人公とその友達の女の子、友達のお兄ちゃんを中心に物語が進む。しかし、主人公である私は読み始めてすぐに殺されてしまうのだ。さらに驚くことに殺された後、最後の最後まで主人公の目線でお話が進むのである。解説の言葉を借りると、死んだ後に神の視点となって話が進んでいって、その表現方法が斬新である。 展開が豊富で、結末まで飽きずに爆速で読み終わった。 2つ目の優子では、鳥越家の主人と、妻の優子、そこで働く清音が登場する。 清音はその館でご飯を作り、運んだり、洗濯など様々な家事を任せられている。しかし、妻が寝たきりになっているという主人の部屋に入ることだけは許されていない。さらに、一回も奥さんに会ったことはなく、ご飯や洗濯時にも存在を感じられない。そしてついに、主人の部屋を覗いてしまう。そうすると、ベッドに横たわる女性の人形と目があってしまう。というのが冒頭部分のあらすじである。 ここまででも十分に、不気味さや怖さを感じゾクゾクするが、さらに物語が進むと恐怖、衝撃、の展開があり、再読は必至である。 どちらの作品も展開が上手くてすぐに読み終わってしまうが、読み返してさらに面白いという物語になっていてとても楽しめた。
投稿日:2024.02.24
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