青空の卵 ひきこもり探偵シリーズ1

坂木司 / 創元推理文庫
(459件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
109
171
115
22
11
  • ほんわか鋭く

    ほんわかとした語りとはウラハラで、「セクハラ・ストーカー」「社会的モラル」「視覚障害」「性同一障害」「夫婦・親子の家庭問題」そして「ひきこもり」と社会派の事件を解決していきます。事件そのものは(意外にも?)悪質なものもあります??。 語り部役のやわらかな性格によって勘違いしそうですが、厳しくスルドイ意見が多く含みます。
    <以下やや否定的>
    ただし「本当にそうかな?」というものも多く、少々作者様の主観が強すぎるように私は感じます。
     語り部役がすぐに胸がいっぱいになり、読者より先に泣いてしまうのは「泣かすためのメロドラマ」っぽいです。素材を厳選した甘すぎる高級ケーキみたい・・・。
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    投稿日:2015.01.26

  • じんわりと暖かい「人が死なないミステリー」

    最近「万能鑑定士Q」、「ビブリア古書堂」「氷菓シリーズ」など人が死なないミステリーが増えてきているが、その中の一つ。上記の中では一番地味だが一番上手いと思う。
    本作が代表作だが、短編集の「短劇」を除いてどれを読んでも面白い。続きを読む

    投稿日:2013.09.26

  • こんな人たちと出会いたい

    探偵役の鳥井は「ひきこもり」(ただし職持ち)で、初めは語り手の坂木以外には心を許しません。そのため、坂木以外の登場人物は鳥井の振る舞いに戸惑うことも多いようです。それでも鳥井は、坂木が持ってくる「事件」を推理することによって、坂木以外の人間ともかかわっていきます。
    定期的に鳥井宅を訪ねる坂木をはじめとして、本作の登場人物はあたたかい心の持ち主ばかりです。多少の欠点さえその人の持ち味に思えてしまいます。料理上手の鳥井が作る料理はどれもとっても美味しそうなのですが、本作もコタツで囲む鍋のように心あたたまる物語です。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.13

  • 人と人との繋がりを感じる物語

    《ひきこもり探偵》シリーズ第一弾。
    ひきこもりの親友・鳥井真一を外に連れ出すため、坂木司は身の回りで起こった不思議な出来事の解決を鳥井に頼み、それを見事に解決していくというストーリーです。
    ミステリーとして読むとあまり面白くないかもしれません。
    人と人とのつながりに重きをおいた物語として読むと楽しめと思います。
    坂木と探偵・鳥井との依存具合を読み手がどう感じるかで、この小説の賛否がきまるように思います。柔らかくて温かく感じる人もいれば、奇妙に感じる方もいるかと思います。
    ちょっと??と感じるところも正直ありましたが、何か解決するたびに少しずつ二人の世界が広がっていくところは好感が持てますし、登場人物がとても人間味あふれる人たちなのがいいですね。
    3部作とのことなので、坂木と探偵・鳥井がこれからどう成長していくのか楽しみです。
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    投稿日:2014.06.11

  • 徐々に広がる人間関係

    ひきこもり探偵とあったので、出不精の探偵が殺人事件等を
    事務所にいながら解決する。と勝手にあらずじを見る前は思い込んでいました。
    ところが、探偵役の鳥井はほんとのひきこもり。
    過去の出来事がきっかけで友人の坂木といっしょ、しかもごく限られた距離しか
    外出できない。
    事件は坂木がもちこんでくる出来事なので、殺人等ではなく、日常のささいな
    不思議な出来事やこまったこと。
    事件を通じて知り合った人との交流など、ほっこり。
    こんな中にはいれたらいいなって思えます。
    続きを読む

    投稿日:2014.02.02

  • 優しさ溢れるミステリー

    著者と同じ名前の登場人物が出てくるのですね。辻村深月さんの『冷たい校舎の時は止まる』を思い出しました。(これ、絶品です!)

    で、ひきこもり探偵って面白い設定ですね。安楽椅子探偵モノも読んだことありますが、こちらは四肢麻痺でやむなくひきこもり。←(『ボーンコレクター』です。)対してこちらのひきこもり鳥井くんは、限られた範囲を親友の坂井くんと一緒なら外出可能です。

    とある夏から翌年の初夏までの5篇に分かれており、それぞれ話としては完結しているのですが、前編で知り合った人物が次編にも登場したりするので、少しずつ繋がっています。

    おせっかいにも程がある坂井くんが、鳥井くんのところに珍事件を持ち込んで、ズバズバ鳥井くんが解決していくのですが、鳥井くんの坂井くん以外の人に対する傍若無人な物言いも作品を面白くするスパイスのように感じました。

    何だか優しさとか思いやりが溢れていて、ジーン…としてしまうことしばしば。
    なんだか殺人事件が起こらないミステリーものって、平和~。一応シリーズ全買いしたので、次作またレビューします。
    続きを読む

    投稿日:2016.09.12

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ブクログレビュー

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  • だりあぽっぽ

    だりあぽっぽ

    ハートウォーミングなんだけど、どーしても坂木と鳥井の共依存と過度な関係性が受け入れられない!
    大の男同士で頭撫ぜたりするか?!
    あと、坂木のいいやつアピールがお腹いっぱい! 
    とか、言いつつしばらく時間あけて第二弾を読む予定。

    メキシコの子供の話はかなり、良かった!
    ジーンときた!
    続きを読む

    投稿日:2019.12.12

  • bubu-o

    bubu-o

    あったかい。。。
    主人公2人のキャラクターが、優しく真っ直ぐで素敵すぎます。こういう推理小説もあってよいんだなぁ。

    純真で心温まる関係性の2人が大好きです。

    投稿日:2019.11.03

  • とっこ

    とっこ

    再読。
    短編集。読みやすい。面白い。名言はいっぱい。
    章の分け方?文と文の間の空間?何となく気になった。

    前に読んだ時は感じなかったけど、限定されてるとはいえ、友人が泣いたら、一緒に泣いて、言動が子どもって、だいぶイってるよね…。続きを読む

    投稿日:2019.10.24

  • ami

    ami

    このレビューはネタバレを含みます

    ひきこもりの鳥井と彼が唯一心を開いている坂木が日常の謎を解く連作短編。
    登場人物がほかの短編にも出てくるのが嬉しい。一話限りのゲストのような扱いじゃなくてその後も知れるのは嬉しい!
    どの登場人物もすき。
    北海道銘菓が出てきたのも嬉しかった!

    鳥井さん、結構いいこと言うんだよな。
    冬の贈りものの謎解きシーンのときの名前の呼び方のこととか、初夏のひよこの、木村さんや本質のことを話してる内容とか。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.10.21

  • kenta5089

    kenta5089

    坂木司先生まいどまいどオモロデス。

    トリイ初登場。人の暖かさに触れられるとてもいい作品です。ほっこり。
    間違いない。おもろ。3冊まとめて再読します。かならず。

    投稿日:2019.10.04

  • tsuyudayflower

    tsuyudayflower

    日常の謎を解くミステリ系ですが、どちらかといえばそれに基づく人間関係に焦点を当てており、鳥井と坂木の二人きりで閉じた世界が少しずつ広がっていく過程が描かれています。
    普段は乱暴な口調なのに坂木に何かあると子供返りしてしまう鳥井も、鳥井の元を訪れるために時間繰りがしやすい仕事を選んだ坂木も相当歪な依存関係ではありますが、これからどんな風に変わっていくのか気になります。続きを読む

    投稿日:2019.07.25

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