
さようなら、オレンジ
岩城けい
筑摩書房
心が動かされる物語
淡々と日常生活を綴った物語ですが、不思議と心を動かされました、 主人公は女性で慣れない海外の生活。 そんな慣れない生活の中で芽生える故郷の思い。 必死で生きていこうとする思い。 普段はあまり感じることのない「生」について考えさせられます。 心が温かく、それでいてスッキリとした気分になれるそんな一冊です。
0投稿日: 2014.06.15
夏を殺す少女
アンドレアス・グルーバー,酒寄進一
東京創元社
最後まで読み進めてしまう文章構成
内容もさることながら、翻訳が上手く、感情移入して読むことができました。 本を読み始めた時から次のページが気になる、最後までそんな調子で読み進めました。 ゾクッとするような衝撃的な展開も多いですが、それが興味深く、人間のもっと知りたいという感情を刺激します。 内容についてはあまり書きませんが、とにかくおすすめの一冊です。ぜひ、読んでみてください。
3投稿日: 2014.06.07
妖怪アパートの幽雅な日常10
香月日輪
講談社文庫
1巻から全て読みました
1巻から読んでいましたが、これで最終巻と思うと残念です。 話のテンポが良く、小説を読んでいるという感覚はあまりありません。 妖怪が出てくる話ですが、頭の中で主人公やその周りの人々の状況がすぐにうかんできます。 レビューを読むより、まずはこの本を読んでください。真面目におすすめな本です。
0投稿日: 2014.05.09
椿山課長の七日間
浅田次郎
朝日新聞出版
読みやすそうと思って期待もあまりせずに読んだら
あまり期待せずに読み始めましたが、想像以上の良本でした。 通勤時間、電車の中で毎日読んでいたのですが、読み進む手が止まらず、 昼の休憩時間も帰り歩きながらも読んでしまいました。 読みやすいです。展開もなかなか想像できないので楽しめると思います。 色々書きましたが、おすすめできる一冊です。
4投稿日: 2014.04.27
こんな僕でも社長になれた
家入一真
ワニブックス
ただの成功体験でも普通のビジネス書でもない。感情移入しながら読める本。
"引きこもりから社長になった本"と書くと「よくありそうな本だ」と感じる方もいるかと思います。 しかし、この本を読むと作者:家入氏の人柄と謙虚さ人生観に自然と感情移入しながらどんどんと読み進めてしまうと思います。 というより、私がそうでした。 引きこもっていても諦めるな!とか誰でも成功者になれる!と説いている本ではありません。 家入氏の赤裸々な人生が綴られているだけです。 人は一人で何回も人生をやり直せる訳ではありません。多くの人の人生をほんの少しでも体験できるのが本の良いところ。 フェクションではない、ノンフィクションの体験談。この本を読んできっと何か感じることがあると思います。 色々書きましたが、とにかく良書です。ノンフィクションだからこそリアリティの伝わる本になっています。おすすめです。
0投稿日: 2014.03.29
ヤクザが恐喝りにやってきた
宮本照夫
朝日文庫
ヤクザ、暴力、詐欺を知らない人は必ず読んだほうが良い本
タメになる良本です。 一度読むだけで、突然、自分の身に災いが降りかかった時に勇気を持てるでしょう。 どうすれば暴力、詐欺の罠に引っかからないか書かれています。 頭の片隅に置いているだけで良いです。 それだけで、暴力、脅しにより、どうしようも無くなり、自殺しかないという状況にはならないでしょう。 何も知らないより、知ったほうが良い。脅しにより高い勉強代を払わなくて済みます。体験より知識。 法律の知識はいりません。実際に起こった出来事を元に書かれているため真に迫っています。 一人でも多くの人が読むべき本です。
1投稿日: 2014.02.21
ビッグデータがビジネスを変える
稲田修一
アスキー新書
情報が次のイノベーション、情報を知り、情報を活用する
情報を使った新しいビジネスモデル 情報を得るだけでなく、上手く使うことがビジネスを成功させる道 情報を得るコストは大幅に下がりましたが、それを使う方法を知らない企業が多い 実際に上手く情報を扱っている企業と共に、これからの情報社会を紹介しています。 ビジネスにおいて知識はあればある方がいい。 この本で一つでも新鮮な情報に触れ合えることができれば、成功への助けになるでしょう。
1投稿日: 2014.02.17
ツ、イ、ラ、ク
姫野カオルコ
角川文庫
少女の成長、妙にリアルな小説です
少女時代から大人まで時間を経て書かれています。 意外な出来事が多いですが、なぜか妙なリアリティがあり、世界観に惹きこまれます。 あまり、詳しくは書けませんが・・・ 最後まで読み進めてしまう力のある小説です。 どこか懐かしいと思うこともあるでしょう。 良い小説をお探しなら読んでみる価値はある一冊です。
8投稿日: 2014.02.16
新宿のありふれた夜
佐々木譲
角川文庫
惹きこむストーリー、ハラハラ感が止まらない
おすすめ本です。 新宿の歌舞伎町を舞台としたストーリーです。 思わず登場人物に感情移入してしまい、ハラハラが止まりませんでした。 話の進め方が上手く、まるでその場にいるような気持ちにさせます。 最後まで飽きさせない・・・ 最後まで止まらないギューッと胸が締め付けられる(ハラハラする)話でした。
2投稿日: 2014.02.01
無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい
松井忠三
角川書店単行本
社員が自発的に考え、仕事をさせる環境を作る仕組み
要点が分かりやすく書かれており、読みやすく、参考になる本。 ただ、「もっとやる気を出せ」と言うのではなく、どうすればその「やる気を出させるのか」を考える。 人から言われて動くのではなく、自発的に考えさせて動く仕組み作る。という内容が書かれていました。 具体的な仕組みの作り方も書かれていましたが、一番重要なことは、常に前進すること。 今までにない考え方は、社内では生まれない。 この本だけではありませんが、様々な本、実際に話しを聞いて、 今まで思いつかなかった考え方を自分の頭にインプットするのは組織を変える上で良いことだと思います。 その上でこの本は、新しい考え方を強くインプットする方法として、良質の本と思いました。おすすめです。
2投稿日: 2014.01.11
