まさしくファンタジーな舞台設定、主人公ジローの小気味良く圧倒的な戦闘力で息も付かせぬ展開です。敵、味方と言う単純な関係を超えた吸血鬼の序列設定もしっかりしていて全体を引き締めています。 10巻超えの長編なので読み応え十分、また、大変読みやすく1日2～3巻は一気に読めそうな秀作です。吸血鬼を”ブラック・ブラッド”人間を”レッド・ブラッド”と呼称する等オリジナル設定も分かりやすく馴染みやすいオススメ作品です。

ライトなタッチでいかにもラノベな文体は軽いノリのボケツッコミも冴える読みやすい作品です。 敵キャラとして登場の吸血鬼は明確に呼称されていても、人間を喰らう化物っぽい存在。“真祖”から子、孫、曾孫と伝播する部分がもっとも「らしい」と言えます。 基本的にH抜きも好印象。微妙にマニアックなアニメネタを盛り込んで男はもちろん女の子にもオススメです。

面白いです、コレ。ベタなようでも食事にツッコミがあります。もちろん、ただ血を吸うとかじゃ有りません。 全体に渡って苦手なH系表現連発です。それはもぅ盛大な大サービスで基本的には男向けでしょう。それでも、一部の女の子、BL辺りを好んで読む方には行けるかも知れません。と言っても本作品にはBL要素は100％有りません。そんな系だ、と言うことです。 完全な吸血鬼系でもその解釈はかなり独特。特殊能力が使えますが、さりげなく魔法と統合しています。相性の良いイラストと合わせオススメの一作品です。

うーんどうなんでしょうこの作品。えっちぃ度は女の子にオススメ出来る範囲を超えており、その割りにセツナイ系駆け引きも描かれて、マニアックな心理分析知識とともに非常に独特な雰囲気を醸し出しています。 カテゴリ“モテ”系。主人公の男が良くモテます。可愛いと綺麗からモテる確信犯はもはや言う事ナシです。 読みやすさはばっちり。主人公格がヴラドの娘ですから純粋なヴァンパイア系ですし、特に1巻は次巻が楽しみになる展開です。

二匹の悪魔の片方が悪魔ヨメ、もう一方がコウモリ娘こと吸血悪魔族の吸血鬼と言う訳です。 吸血鬼好きの著者様らしい、ギャグタッチながらも立派な吸血鬼キャラ。れっきとした吸血鬼系作品に仕上がっています。 ロリとモテ、魔界とバトルでラノベの王道を突っ走る展開。魔界ヨメが欲しくなったら著者様の勝ちですね。

なぜきらほがナースのバイトをしているのかとか、白川医院の存在については1巻から読まなければ分かりません。 現実感の有る魔法の存在がテーマの本作で吸血鬼は一種の病気として登場します。なかなか良く出来た設定に吸血鬼マニアも納得なキャラです。 タイトルも可愛らしいく読み心地もなんかカワイイ独特な雰囲気があります。著者様は相当な魔法好きと見え、それも光の弾を出すとかでは無い本当にありそうな魔法を駆使します。やはりタイトル通り恋愛もテーマですが基本的にH系表現ヌキなのも好感度大。ドキドキ感いっぱいのオススメ作品です。

本作はまさしく「モテ」度星5つの確信的なモテ作品と言えます。 お相手もドジッ子ツンデレは言うに及ばず幼なじみ・先輩・果ては男子恐怖症まで徹底したバラエティ。ある意味、恋愛シミュレーションノベライズかと思わせる勢いです。 タイトル通り純粋な吸血鬼系で吸血姫が個人的には意外なキャラでした。展開はベタと言えるかも知れませんが、モテない人々の夢？な作品です。

タイトルにヴァンパイアですからもちろん純粋な吸血鬼系。メインもサブも吸血鬼で敵キャラはハミだし者のカトリックの人外始末屋、強い味方も正規の始末屋。これだけ聞くと壮絶なバトルストーリーでも想像する事でしょう。 さてアキバは？実はこの作品、外国から来たオタクの男女がアキバで大騒ぎする、その男女がたまたま吸血鬼だったとでも言った方が的を得ている気がするドタバタコメディです。 それでもしっかりバトルしている部分も有り。変わっているのが普通の作家様のペンネームでも特に変わった感じがするのも印象的。ちょっぴりH（オタクエロ？）な作品でも有ります。

実に斬新、な作品。ベテラン域の著者様の独特な世界観爆発です。 吸血鬼は重要なサブキャラポジションで頑張ってます。属性については・・・女の子ですが・・・変態です。これだけでは意味不明でしょう。だいたい、あらすじ解説自体あまり意味有りません。そのくらい独特だ、と言う事です。 気が弱い系を装いつつ実は強い？いや王子様系？と複雑な設定を持つ主人公はむしろ女の子向け、それでいて度をわずか若干超えているH表現がなんとも。イラストとの相性も抜群でオススメ出来る作品です。