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アクテツさんのレビュー
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  • ALDNOAH.ZERO外伝 TWIN GEMINI 2巻

    ALDNOAH.ZERO外伝 TWIN GEMINI 2巻

    Olympus Knights,佐竹清順

    まんがタイムKRコミックス

    とりあえず、話は動き始める

    圧倒的な火星カタフラクトの威力に絶望的な抗戦を続ける地球軍。まさかのタイマン勝負の申し出を受けて行われる親子鷹VS姉妹の決闘は双方にとって悲劇的な結末を迎え・・・ それにしてもアルドノア・ゼロシリーズ全般に言えることは主人公周辺の有能さを際立たせるために地球軍全体を殊更無能の集団に描いていること。 敵側が工作員を潜入させてくることくらいは想定していなかったのだろうか?また、工作員による破壊活動などを想定し対策をするなどをしていなかったのだろうか? 「普通の」軍隊であれば当然対策は練るものだが、本作内の地球軍は基本的にやられっぱなしだ。驚くべき無能である。 ミリタリーオタクの端くれとして言わせてもらうとこの手法は単なるアニオタには受けるがミリタリーオタクには好まれない。 敵味方が最善を尽くして戦うが、少しのボタンの掛け違いで勝敗が決まるような展開の方が面白いと思うんだがなぁ・・・

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    投稿日: 2016.05.14
  • 蒼き鋼のアルペジオ(12)

    蒼き鋼のアルペジオ(12)

    ArkPerformance

    ヤングキングアワーズ

    これは毎巻紙の本を買ってます

    艦隊旗艦装備を使って群像たちを迎え撃つための手を次々と繰り出すコンゴウ。 群像不在の中ミョウコウの捨て身の攻撃に傷つきながらも反撃の手を練り続けるイ401クルーたち。 仲間を信じて分離行動を続ける群像。 成り行き上仕方なかったとはいえまさかの401に居候することになったアシガラ・ハグロのバカ姉妹(アシグロコンビの方がいいかな?) ヤマトからの意を受けて戦場を暗躍(?)するユキカゼ。 横須賀にちょっかいをかけようとするナガト。 色々伏線が交差してきて回収できるのか心配になってくるほど話が膨らんできたが、頑張って回収し切って欲しいなぁ~ この12巻でコンゴウとの決戦がクライマックスを迎えるが、コンゴウがここまで戦術を駆使して401クルーと戦っていること、ハルナたちと蒔絵の友情、タカオのひたすらに群像ラブなツンデレぶり、何を考えているかわからないヤマトなどを見ているとメンタルモデルって何だろう、と思わされる。 次の13巻で決着・・・かな?

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    投稿日: 2016.05.05
  • 電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED外伝2

    電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED外伝2

    電撃データコレクション編集部,サンライズ,バンダイホビー事業部

    DENGEKI HOBBY BOOKS

    紙の本を持っています

    SEEDシリーズの外伝・アストレイシリーズのDESTINY編と映像化された外伝スターゲイザーを収録したもの。まあ、MSで戦場取材をするジャーナリストとか火星から来たマーシャンの地球放浪記とか、アストレイの方は相変わらず本編以上にぶっ飛んだ話。スターゲイザーは本編中で非道な悪役として描かれた特殊部隊・ファントムペインと技術者集団・DSSDの戦いを描いたもの。アストレイに登場するMSはストーリー同様ぶっ飛んだものばかり。(面白いけどね)スターゲイザーの登場機体は本編でも登場したMSの再生強化された機体に加えてこの機能をMSに積む意味があったのか微妙な一方の主役機・スターゲイザーが異彩を放つ。本編に納得いかなかった方は読んであげてください。

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    投稿日: 2016.03.16
  • 電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 下巻

    電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 下巻

    電撃データコレクション編集部,サンライズ,バンダイホビー事業部

    DENGEKI HOBBY BOOKS

    紙の本を持っています

    さて、前編から3人の主人公(うち一人は悪落ち)がそれぞれキラ:フリーダム→ストライクフリーダム、アスラン:セイバー→インフィニットジャスティス、シン:インパルス→デスティニーと新たなガンダムに乗り換えた後半。(っていうか機体の名前長すぎだよ)色々なMSが登場する本作だが後半は1stオマージュのザク・グフに続いてドムが登場。しかしながら戦闘演出が神レベルでクソな為、ドムは名付きキャラが乗るので活躍するがモブのMSはただ撃墜されるだけの引き立て役に。あ、百式なのかゴルドランなのか分からないアカツキはカッコいいかな。ストーリーの酷さに目をつぶって読んでください。

    0
    投稿日: 2016.03.16
  • 電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 上巻

    電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 上巻

    電撃データコレクション編集部,サンライズ,バンダイホビー事業部

    DENGEKI HOBBY BOOKS

    紙の本を持っています

    先日脚本を書いていた方が亡くなった悪名高きSEEDシリーズの続編、DESTINY。作中に主人公が交代(MSが乗り替わる事はよくあるが、役割が代わるのは稀)するという前代未聞の破綻したストーリーで世のガンダムオタクたちからはボロクソに叩かれている本作。(私もストーリーは嫌いです)しかしながら登場するモビルスーツたちはなかなかに見所がある。 ストーリーの酷さに目をつぶって見てあげて下さい。

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    投稿日: 2016.03.10
  • 技術戦としての第二次世界大戦

    技術戦としての第二次世界大戦

    兵頭二十八,別宮暖朗

    PHP文庫

    細かな視点で語る大東亜戦争の敗因

    世間一般では連合国の物量に負けたといわれる日本の戦った第2次世界大戦。 だが実はそうではなく、戦争を戦うために必要な兵器を生み出す技術力が劣るが故の敗戦だった。 大きいところでは戦艦大和、小さいところでは小銃の弾薬に至るまで昭和の国軍が何故敗れたのかを解説してくれる一冊。

    0
    投稿日: 2016.01.11
  • グリモワール×リバース~転生鬼神浪漫譚~ 2

    グリモワール×リバース~転生鬼神浪漫譚~ 2

    藍藤遊,エナミカツミ

    カドカワBOOKS

    シュテンくんMMK(もててもてて困る)の巻

    取り込んだ珠片のお陰で本来有り得ないほどの戦闘力を得たシュテンくん。 その異常さと生来の人柄もあってあちこちでフラグを立てて、まあもてることもてること・・・・ 世界最強級の美少女二人と自身の眷属、探索ついでに助けた吸血鬼の少女と、あんたハーレム体質なのかよ! しかもゲーム主人公たちの良い兄貴分ポジションに収まってみたりとゲーム世界を満喫しまくってる。 本来の体は死んでしまったがこれなら本人も満足だろうなぁ・・・

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    投稿日: 2015.12.26
  • グリモワール×リバース~転生鬼神浪漫譚~

    グリモワール×リバース~転生鬼神浪漫譚~

    藍藤遊,エナミカツミ

    カドカワBOOKS

    これはなかなか・・・

    KADOKAWAなのでそこそこ期待して購入。 エナミカツミさんのイラストも興味を引いたのでジャケ買いっぽくなったが中身も面白かった! とりあえずネット小説では定番の異世界転生ものなのだが、転生した先が主人公の生前に大好きだったゲームの中。 ゲーム序盤の中ボスというなんとも微妙な存在に転生したのだが、そこから一発チートアイテムのお陰で強キャラへ! 自分の好きなゲームのキャラとして、またゲーム内の登場人物と仲良くなったりとかゲームオタクとしては愉快痛快なセカンドライフと言えるだろうな~

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    投稿日: 2015.12.26
  • トリガー(1)

    トリガー(1)

    武村勇治,板倉俊之

    マンサンコミックス

    「一応」面白い作品だけど・・・・

    この作品のキモは「犯罪が起きる前にその原因となるものを排除(処刑)する」というところ。 その判定が「トリガー」となった人各自の判断に委ねられているので、シリーズを見ていくと分かるのだがその基準は結構いい加減。 「トリガー」によって死ぬ人が出ないように自分が「トリガー」になって人が死なないようにするという職務放棄としか思えない行動をとる偽善者のような人もいれば、自然を汚すからといってタバコのポイ捨てで相手を殺すような人もいる。 正直この制度を作った「国王」って人は馬鹿なんじゃないかと思った。 法を破って悪を殺して正義を為すってテーマなら余湖祐輝+田畑由秋の「アクメツ」の方が作品としては上かな~ 板倉隊長、ガンダム作品書いてるほうが光ってますぜ!

    2
    投稿日: 2015.03.18
  • ALDNOAH.ZERO外伝 TWIN GEMINI 1巻

    ALDNOAH.ZERO外伝 TWIN GEMINI 1巻

    Olympus Knights,佐竹清順

    まんがタイムKRコミックス

    悪くはない。悪くはないんだが・・・・

    原作アニメを観ていて思ったのが、侵略者たる火星騎士は戦争をしている認識が低いな、ということ。 あれだけ圧倒的な力を持つ機動兵器を持っているのに各自が縄張りを奪ってそれでお終いにしていて、地球側を降伏させようと言う人物がいない。 一方、地球側も技術的な限界はあるのだろうけど機動兵器の性能が平凡すぎる。また、侵攻を予期していて準備万端整えて待ち構えていたにしては脆過ぎるし、宇宙から攻めてくる相手に対して衛星による監視・通信システムに頼った迎撃計画なんて正気を疑う。 もっとも、ゲームに出てくるスーパーロボット(マジンガーZみたいな超性能の機体)とリアルロボット(ガンダムで言うとジムやザク相当)の戦いって工夫しないとこうなるんだろうなっていうのは読んでいて感じた。 人間ドラマとしては今のところ特筆することは無し。今後の展開に期待、ってところかな~ 主人公たちが妙に操縦センスが良かったり(地球側)変に思想づいている辺り(火星側)はアニメとよく似ているかな?

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    投稿日: 2015.03.18