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らくださんのレビュー
いいね!された数490
  • イニシエーション・ラブ

    イニシエーション・ラブ

    乾くるみ

    文春文庫

    読んでいて楽しいかと聞かれると....

    確かに驚きはありました。 面白かった、というかどうかは、微妙ですけど… 先に、レビューを読んであったので、最後の2行ってなんだろう?って思いながら読み進めました。 よくある恋愛のお話が延々と続いていて、その恋愛も大したことない話だし、途中退屈でした。 でも、最後の2行に行く前から、え?そのエピソードどこにあった? とか、????の部分はあったんですよね、でも、でも、そのままサラッと読み進めていました。 でも、今考えるに、大したことない恋愛の話にしてあったから、読み進めちゃうんですよね、そういう作戦だったのかもしれません。 で、この彼女、かなりしたたかですよね? モデルになる人がいるのかな?とか思ってしまいました。

    4
    投稿日: 2015.05.17
  • 珈琲屋の人々

    珈琲屋の人々

    池永陽

    双葉文庫

    人にはそれぞれ悩みがあるわけで...

    つまらないとかではないけれど、夢中で読む、という感じではなかった。 珈琲屋に現れる人はみんなそれぞれの悩みや自分の弱いところを主人公にさらけ出すけれど、それは、主人公が殺人を犯したことのある人間だから。 でも、それって自分が罪をおかしていないからで、なんだか一段上に立っている感じがしてしまった。 でも、まぁ、だからお話になるんですよね。 続きがあるようなので読んでみようと思います。

    4
    投稿日: 2015.05.17
  • 風のマジム

    風のマジム

    原田マハ

    講談社文庫

    女子の頑張りに拍手!!

    面白かった。 普通の女子、それもそれほど仕事に意欲的な方ではない女子が会社の新規事業のアイディアを出し、その事業を軌道に乗せるまでのお話です。 原田マハさんの沖縄をテーマにしたお話はいくつかあるけれど、私はこれが一番好きだな、と思いました。 あの、いつもの、のーんびりした感じがなくて、そこが好きな人には物足りないかもしれないけれど、私にはよかったです。 モデルになる人がいるそうで、実際、その新規事業も軌道に乗っているようです。 純国産モヒート、いつか飲んでみたいな、と思っています。

    3
    投稿日: 2015.05.14
  • 楽園のカンヴァス(新潮文庫)

    楽園のカンヴァス(新潮文庫)

    原田マハ

    新潮文庫

    星5つです。

    面白かったです。 途中から、ググーッとのめりこみました。 絵画への知識が全くなかったのですが、むしろそのほうがのめりこめたのかな?と思います。 このお話に出てくる主要人物すべてが、ルソーという貧しい画家に深い愛情を持っていることに感激しました。 分かり合える人間を見つけることの難しさ、見つけることができたときの素晴らしさを感じました。

    6
    投稿日: 2015.05.12
  • スタート!

    スタート!

    中山七里

    光文社文庫

    どんな映画の仕上がりだったのかな?

    まず、作者の映画への愛と知識、さらに天才とはこういうものだ、というメッセージが先にあって、おまけに推理がついている、という感じのお話でした。 事件も犯人も、普通の感じで地味めでした。 最後に軽めのどんでん返しがありましたが、あっさりと終わりました。 ただ、映画製作においてのせめぎ合い、のようなものが延々と描いてあるのですが、それが結構面白かったです。 この監督は、○○がモデルかな?とか、この俳優は○○がイメージかな?なんて想像しながら読むのも楽しい。 どんな映画版「カエル男」になったのかなぁ?などと考えてしまいました。

    3
    投稿日: 2015.04.24
  • 嫌われる勇気

    嫌われる勇気

    岸見一郎,古賀史健

    ダイヤモンド社

    心穏やかに読むことができました。

    子育てにアドラー理論がよい、と聞いて、セミナーのようなものに通っていたことがあるのですが、その心理的ストレスに耐えられず挫折したことがあるので、改めて、という気持ちでありながら、こわごわ手に取りました。 読み進めていくと、ずいぶんと穏やかで、さらさらと読めました。 自分にはまだまだ足りないところがあって、それに気づくことができてよかったです。 人間関係などに行き詰ったとき、時々パラパラと開いて読み返したいと思います。 大事なところに、付箋を貼っておきたいと思います。

    3
    投稿日: 2015.04.22
  • 感染遊戯

    感染遊戯

    誉田哲也

    光文社文庫

    途中から夢中になりました。

    短編集? 一つ一つの話が途切れ途切れで残念だなぁ、なんて思いながら読んでいたら、途中からグッと話に入り込みました。 ドラマでは、倉田を杉本哲太が演じていたので、読みながら杉本哲太がチラチラ浮かびました。 官僚の悪を成敗するのがテーマ。 そのなかで、色々なこじれがあったりして面白かった。 姫川玲子は完全な脇役で、むしろ登場が薄っぺらく感じてしまい、ここに登場した刑事たちの方が本物という気がしました。

    4
    投稿日: 2015.04.11
  • 万能鑑定士Qの事件簿 V

    万能鑑定士Qの事件簿 V

    松岡圭祐

    角川文庫

    フランス料理店の事件です。

    サラッと読めました。 今回は、莉子がフランス旅行にでかけます。 小笠原君は出ないけど、高校時代の恩師がフランス旅行に同行します。 その二人のやり取りも楽しく、また新しいウンチクも面白かったです。 今回の犯人は、私にはギリギリまでわかりませんでした。

    4
    投稿日: 2015.04.10
  • 万能鑑定士Qの事件簿 IV

    万能鑑定士Qの事件簿 IV

    松岡圭祐

    角川文庫

    ズルい、と思います。

    万能鑑定士シリーズ4冊目。 途中から犯人はこの人しかいない、でもそんなことって… と思いながら読んでいたら、そういうオチだったのね、という感じでした。 最後の解決の仕方とか、犯行の動機とか、なんかパッとしないなぁ、と思うところもあったけれど、 このシリーズに出てくる色々なうんちくを読むだけでも面白いので、続きも読みたいと思います。

    4
    投稿日: 2015.04.06
  • インビジブルレイン

    インビジブルレイン

    誉田哲也

    光文社文庫

    サラッと読めたけれど…

    推理物としては、今ひとつかな?と思いました。 え?そこから??っていうのが犯人だったので。 ただ、玲子の恋愛、といっていいのか微妙だけれど、その部分が読む人をひきつけているのだと思います。 映画は見ていないけど、確か大沢たかおが演じたんだっけ…などと思いながら読めば、まぁ、そんな風(恋愛)になるのもありか、 と思うけれど、文字だけで考えてみると、そうもいともやすやすと本気になれるものか?と思ってしまいました。 自分では昇華できない恨みを持つ気持ちを共有できるから?? でも、自分だったらどうかな?つらい気持ちを共有できる相手を選ぶかな?と思うとちょっと疑問でした。

    5
    投稿日: 2015.03.17
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