
万能鑑定士Qの事件簿 VIII
松岡圭祐
角川文庫
詐欺師を退治!!
いつものことですが、作者の知識の広さに脱帽です。 その知識をもとに作られたお話ですね。 今回は、莉子の故郷の水不足問題がテーマです。 台湾の色々な習慣など、読んでいて面白かった。 でも、ストーリーはちょっと単調だったかな? ちょっぴり残念です。
4投稿日: 2015.08.29
万能鑑定士Qの事件簿 VII
松岡圭祐
角川文庫
いつものスカッと感がないのでは??
今回は脱税のお話。 一気読みでしたが、いつものウンチクはあんまり出てきませんでした。 主人公が脱税の潜入捜査をお手伝い。 モデルになった雑誌編集者がいるのかな? 今までのお話からすると、インパクトも盛り上がりもすっきり感も今一つの印象でした。
3投稿日: 2015.08.25
ちょんまげぷりん 2
荒木源
小学館文庫
クスって笑えるほうがよかったな。
何年か前に映画を観ていて、印象に残っていたので、1を読まずに2から読んでしまいました。 映画を観たころ、友也と自分の娘の年齢が近かったので、重ね合わせて読む部分もあったのですが、今回は、友也が急成長していて(中学生)自分の実生活とは切り離して読みました。 安兵衛さんが、何度も貼り付け獄門にあう、とか、映画の時のような、思わずクスッ!みたいなところが少なかったように感じます。 思わずクスッ!部分が好きだったので、少し残念かな? でも、内容的には面白かったです。
4投稿日: 2015.08.22
ちょんまげぷりん
荒木源
小学館文庫
映画もオススメです。
映画を観てあったので、コレを読まずに先に2を読んでしまい、 でもやっぱり、読んでおこう。 と、コチラも読むことにしました。 安兵衛さんが江戸時代に帰るところ以外は、ほぼ、本の通りにつくられていたんですね。 でも、この本の終わり方だと、モヤモヤがのこりますよね、映画の終わり方の方が分かりやすさでは、よかったのかもしれません。 でも、本には2があるので、その部分を2で解決してくれています。 安兵衛さんが、現代の生活に溶け込んでいく姿が、映画の錦戸君とオーバーラップして、でも、それがとても楽しかった。 安兵衛さんが有名人になってしまう前の生活のあたり、とても好きでした。
6投稿日: 2015.08.22
いちばん長い夜に(新潮文庫)
乃南アサ
新潮文庫
罪についてよくよく考えてみると、、、
これまでのストーリーから比べると、ずいぶんと激しい流れになったと感じました。 当然かもしれませんが、前科のある二人がほのぼのと過ごす日常、を描くだけでは終わりませんでした。 芭子と綾香とでは、犯した罪の大きさが根本的に違うということ、そして、やはり、自分にとって大切な人には、自分のこと(罪)を隠しては生きていけない、と書かれていました。 罪の違いなんて、殺人だったら刑務所に入る時間が長いんだろうな、程度にしか考えたことがなかったので、奥が深いと思いました。 震災と絡めて書いてあるので、より重みが加わりましたね。
6投稿日: 2015.08.20
真綿荘の住人たち
島本理生
文春文庫
普通はつまらない??
何度も挫折しかけてしまいました。 最後、なんとかまとめた感があったけど途中がなんとも退屈で、変わった人がたくさん出てくる。 多分、作者はこの変わった人たちを描きたかったのだろうけど、私にはちょっと難しかった。 変わった人がたくさん出てくる中で、いわゆる普通の人がとてもつまらない人であるかのように描かれて、気持ちはわからないでもないけれど、 疑問が残った。
4投稿日: 2015.08.11
銀の匙 Silver Spoon(13)
荒川弘
少年サンデー
面白いんです。
たまには、ジャニーズ映画でも…と娘と映画をみてから読むようになりました。 楽しいのどかな農業生活、が描かれているのかと思ったら、かなりシビア。 可愛がって育ててきた豚を食べる、とか、はたまた、家族経営の農場の破産とか。 でも、厳しい現状を少しずつ変えていこうという試みや、 農業ってこんなことができる、こんなこともできる、ということがたくさん描かれています。 主人公の男の子の頑張りに、目が離せません。
4投稿日: 2015.07.29
万能鑑定士Qの事件簿 VI
松岡圭祐
角川文庫
女同士の頭脳対決
出だしから面白かった。 なるほど~、こういう犯罪もあるんだ、といつものことながら感心してしまいました。 でも、今回の犯人は女性で主人公にも挑戦的。 今まで主人公が犯人に対してこんなに後手後手だったことはあまりないと思うのですが、今回は、主人公がかなりの敗北感を味わっていて、読んでいて切ない気持ちになりました。 切ない気持ちになるほど、このシリーズや主人公が好きだったんだなぁ、と新たな発見でした。
4投稿日: 2015.06.05
四月は君の嘘(11)
新川直司
月刊少年マガジン
終わってしまったのが悲しい・・・
1巻からずっと読んでいました。 11巻はちょっと急ぎすぎてた感じがしたかな?ちょっと残念でした。 そもそも読み始めたのは、ピアノを習っている娘と一緒に読めたらいいな、と思ったのがきっかけです。 そして、読み始めたときから、最後はどうなるのか私も娘もわかっていたんだと思います。 その最後に向かって進んでいくのを、楽しんだり悲しんだりしながら読みました。 かをちゃんの生き方は、美しいけれど悲しい。 でも、だからこそ心に残るのだと思います。 久しぶりに涙を流したい人は、ぜひ読んでみてください。
7投稿日: 2015.05.17
イニシエーション・ラブ
乾くるみ
文春文庫
読んでいて楽しいかと聞かれると....
確かに驚きはありました。 面白かった、というかどうかは、微妙ですけど… 先に、レビューを読んであったので、最後の2行ってなんだろう?って思いながら読み進めました。 よくある恋愛のお話が延々と続いていて、その恋愛も大したことない話だし、途中退屈でした。 でも、最後の2行に行く前から、え?そのエピソードどこにあった? とか、????の部分はあったんですよね、でも、でも、そのままサラッと読み進めていました。 でも、今考えるに、大したことない恋愛の話にしてあったから、読み進めちゃうんですよね、そういう作戦だったのかもしれません。 で、この彼女、かなりしたたかですよね? モデルになる人がいるのかな?とか思ってしまいました。
4投稿日: 2015.05.17
