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はわわわーさんのレビュー
いいね!された数5
  • 昭和ファンファーレ(7)

    昭和ファンファーレ(7)

    リカチ

    BE・LOVE

    少女漫画では異色作

    少女漫画としては異色の雰囲気をまとった作品だと思います。ライトに読めるけれど戦争の描写は手抜きがない。昭和初期を描いた名作漫画といえば三丁目の夕日が筆頭に来る自分ですが、あの空気感とちゃんと繋がっている。それくらい徹頭徹尾「昭和」感を忘れてない漫画です。個人的には作中のどのメインキャラクターとその家族も好きだったので大団円に満足でした。 最近の少女漫画のトレンドとだいぶ違うので「お約束」を期待したら裏切られかねない作品ですが、よく人に薦めてる程度に好きな作品です。

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    投稿日: 2021.04.28
  • 往生際の意味を知れ!(3)

    往生際の意味を知れ!(3)

    米代恭

    ビッグスピリッツ

    加速する暴走する恋心

    第3巻にして日和の敵である母親が登場。 三姉妹の歪みにもスポットが当たる巻になっています。楽しそうな日和、ダメージ覚悟でつっこみ見合う対価を得た市松、一番可哀想なのは次女か… 最後のシーン、法令的には裁き難い状況だと解っててもハラハラ。続きが待ち遠しい。

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    投稿日: 2021.01.20
  • 往生際の意味を知れ!(2)

    往生際の意味を知れ!(2)

    米代恭

    ビッグスピリッツ

    日和かわいい

    日和が可愛いのでみんな読め。なんて妖艶で蠱惑的な女性を描くのが作者は上手いんだろう。

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    投稿日: 2020.10.19
  • 往生際の意味を知れ!(1)

    往生際の意味を知れ!(1)

    米代恭

    ビッグスピリッツ

    胸がざわつく

    あげくの果てのカノンのざわつきを愛した人にはきっと刺さる、心乱されたい人の為のラブストーリー。イカれてて最高。

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    投稿日: 2020.10.18
  • &(8)

    &(8)

    おかざき真里

    FEEL YOUNG

    大切だった誰かに嘘をつかれた全ての人に

    薫の言っている「先生の嘘」が何なのか分からない、というレビューをいくつか目にしました。 自分は瞬間的に分かりました。 ああ、薫は自分だ。 体を重ね、未来を描き、心に触れようとした時、初めて障害になる類の「嘘」。完全なる第三者からすれば「許してやればいいのに」かもしれない。けれどそれが絶対に出来ない、無かったことにできない嘘がある。嘘の淵はどんどん深まって埋まる事がない。嘘であるかどうかが重要、というよりは、先生と薫の持つ価値観のズレの決定的な部分が「隠し事をしたという嘘」に集約されていたと言い換える事が出来るでしょう(野暮ですが…) そこで線を引けた薫は26歳としては大人びすぎているくらいかもしれません。気付いた瞬間に線引きが出来ず取り返しの付かない後悔を抱えた人の方が現実には多いので。しかし漫画としての読みやすさを思うと素晴らしいテンポだと思います。 正直なところ自分はシロちゃんに感情移入してしまい読むのがつらく、けれど、読んで良かったと思いました。

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    投稿日: 2020.09.22
  • 二人は底辺

    二人は底辺

    小西明日翔

    Comic ZERO-SUM

    来世は他人がいい前日譚

    強烈なタイトルとページ数少というところからなんとなく敬遠していて、『来世は他人がいい』のプロトタイプかと思い込んでいました。ちゃった。 吉乃と翔真との出会いを描いた『来世は…』前日譚です。 『来世は…』で翔真が吉乃に向ける濃すぎる情緒ってやや唐突に感じたし、おじいちゃんの描写いくらなんでも序盤少な過ぎると感じたし、吉乃がいくらおじいちゃんから愛されて育ったとはいえアウェーの東京であの強烈な霧島に強い態度で出られる強い精神性の下地に「?」があったんですが、これ読んで納得。吉乃の強さは元々の物もあるでしょうが、『二人は底辺』中での一件以来、翔真の姉貴分ポジションを獲得していくと共に強固になっていったキャラクター性ではあるのだろう。精神的には吉乃が護る側でありつつ、翔真もまた吉乃の芯になっている。関係性に燃える。 ついでにトリアシショウマという白くて可憐な花があるのを知りました。主な登場人物の名前、花の名だったんですね…

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    投稿日: 2020.07.16
  • あつもりくんのお嫁さん(←未定)(1)

    あつもりくんのお嫁さん(←未定)(1)

    タアモ

    デザート

    かわいいだけじゃない

    かわいいだけじゃない、少女漫画には珍しいくらいの切なさと逆境を描かれるのはタアモさんの長編の作風だなあと思います。『地球の恋の』のより『たいようのいえ』に近い切なさ。ほんのり三角関係はありますが物語の開始時点以降で主人公の錦の気持ちがブレるシーンは一コマもありません。きもちがつよい。なんて男らしいヒロインだ…好きです。

    0
    投稿日: 2020.07.08
  • あつもりくんのお嫁さん(←未定)(5)

    あつもりくんのお嫁さん(←未定)(5)

    タアモ

    デザート

    かわいいがいっぱい

    かわいいがいっぱいですが作中登場人物のほとんどに(ほとんど!?)決意表明するシーンいっぱいの巻。盤上の駒がググッと攻勢に。敦盛くんと錦の恋もドキドキ展開ですがこのままじゃ仙台組がどうにかなりそう。どうにかなりそうです(二回言った)一方やちょると三代目の恋はちょっとお休み。次巻以降に期待。ピリッとしつつ甘さいっぱいかわいいいっぱい巻。タアモさんの描かれるキスシーンはさいこーだなあ…温度が高くて好きです。

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    投稿日: 2020.07.08
  • せんせいのお人形 1【フルカラー】

    せんせいのお人形 1【フルカラー】

    藤のよう

    comico

    ピグマリオン

    ひさしぶりに“推し”の女の子に出会いました。 コミコで読了して購入決定した漫画。作者コメントが豊富に読めるのと2020年7月現在無課金でも数日で完結まで読めるのはコミコの魅力ですが、『せんせいのお人形』は伏線が複数話に渡ってばら撒かれたり、カラーweb漫画としては異端な程に話が連続しているので一括で続けて読みたくなります。お気に入り。

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    投稿日: 2020.07.04
  • ダンジョン飯 9巻

    ダンジョン飯 9巻

    九井諒子

    HARTA COMIX

    確かに表紙の彼はずっと男だった

    顔面から受ける印象って恐ろしいなと思ったんですが、確かに前巻でも表紙の彼は体格的にどう見ても男性でした。よく考えたらごろつきのような男性相手に格闘交じりで圧勝してる描写でも察せたのですが…色気の無い女性だと思って読んでしまってたのでじわりと衝撃。自分の目が節穴でした。しょっく。そして今巻で掘り下げられる彼『ミスルン』のエピソードもものすごく面白い。こんなん好きになってまう。 サキュバスのくだりもまた異常に面白い。 何となく片鱗はありましたがライオス→マルシルへの特別な感情が初めてハッキリ示され、これからこの伏線がどうなるか期待してしまうところではあります。理性に強く抑えられつつ示されるだけで、まだ何も起きませんが。というかメインキャラクター間の恋愛抜きで9巻まで面白かったの本当にすごいな。 面白いけど彼らはどこに向かってるの?の問いのヒントもてんこ盛り、至れりつくせりの9巻。誰かに予想されたのとは『違う』未来を勝ち取ってこそライオスらしい気はするのですが果たして。 ダンジョン飯3〜6巻辺りで話がどこに向かうのか分からなくて読むのやめちゃった…という方がいたら取り敢えずこの9巻まで読むのがいい機会になる気がします。今のうちだ。 最終ページまでの満足度がすごい。ワクワクし過ぎて次巻が待ち遠しい。

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    投稿日: 2020.06.01