まさしさんのレビュー
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88
このユーザーのレビュー
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雀蜂
貴志祐介 / 角川ホラー文庫
書籍説明どおり、予想もしない結末でした。
3
主人公は名声を得た小説家だし、人に恨まれるような人物なので、主人公に自分を重ねて楽しむタイプの自分としては、自分を重ねられず物語に入り込めなかった。
でもそれは序盤だけ。作品のために調べた雀蜂の知識を…活かした逃亡劇がはじまると、俄然面白くなりました。
それだけに、あんな結末が待っているとは・・・
予想もしない結末でした。 続きを読む投稿日:2014.10.26
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作家の収支
森博嗣 / 幻冬舎新書
作家を一職業として考えられるようになりました
3
タイトルに偽りなく、作家が自らの著作でいくら稼いでいるのか、収入について原稿料から印税は元より講演料やテレビ出演に至るまで隠すことなく赤裸々に綴っています。それに対して支出は、極論、紙と鉛筆があれば文…章は紡げるので少ないのは分かりますが、作家として生計を立てるにはある程度の知識や経験が必要になるので、今までの人生の総額と言えなくもないでしょうね。
何にしても、職業の一つとして、どれぐらいの売り上げがあって、どらぐらいの間隔で作品を発表して行けば作家として生計を立てられるのか。考えたこともなかったことを具体的に考えられるようになったのは、見聞が広がった気がします。 続きを読む投稿日:2017.02.23
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GOSICK BLUE
桜庭一樹 / 角川書店単行本
新大陸でのエピソードゼロ
3
新大陸でいったいどんな生活が始まるのか? 楽しみに読み始めたら、いきなり事件に巻き込まれますか・・・
なんだかとても二人らしいけど、平穏な日常が訪れることはないのかと心配になる。しかし、平穏に過ごして…いてもちょっとでも気になることがあったら一弥は進んで揉め事に顔を突っ込みそうだから無理か。
騒動に巻き込まれながらも幸せに暮らせている姿がみられるシリーズとして続いてくれるといいな。 続きを読む投稿日:2015.03.07
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吉原手引草
松井今朝子 / 幻冬舎文庫
読後の余韻がとても心地良い
2
神隠しにあったように消えうせた葛城花魁とはどんな人物だったのか?
関係者の証言から徐々に浮き彫りになる展開にとても引き込まれた。
読み終えても葛城花魁のミステリアスなイメージが消えず読後の余韻がとて…も心地良い。
兎にも角にも、葛城花魁の執念に脱帽です。 続きを読む投稿日:2015.10.23
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生命はなぜ生まれたのか 地球生物の起源の謎に迫る
高井研 / 幻冬舎新書
生命は海底で生まれたのか?
2
生命を作ったのは自然進化なのか?
神が創り賜ふたのか?
宇宙から飛来したのか?
証拠がみつからないのでいろいろな説がありますが、本書では深海熱水孔周辺で生まれたであろうという説を素人にも分かりやすく…まとめてあります。
何度も生まれては死に絶えた数多の「一発屋生命」の中から、我々人類に繋がる進化を遂げた唯一無二の「オリジン生命」がどこかに居たことは間違いありません。
専門的な単語が出てくるのでどこまで自分の知識として吸収できているか分かりませんが、少なくとも「オリジン生命」の誕生プロセスが解明される日が生きてるうちに訪れるといいな。 と考えられるようになりました。 続きを読む投稿日:2016.08.25
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写真がもっと上手くなる デジタル一眼 構図テクニック事典101
上田 晃司, 岡本 洋子, GOTOAKI, 関谷 浩, たかはしうみ, ミゾタユキ / インプレス
基本の復習に最適
2
趣味で写真を撮っていますが慣れて来ると自分の好みの構図でばかり撮影してしまうので、
たまに読み返して構図の幅を広げるようにしています。
やっぱり基本で大切ですね。投稿日:2016.05.28