
生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント
西原理恵子
文春新書
こういうお母さんに育てられると、どんな子供になるのであろうか?
凄く面白おかしく読みました。 普通の人の悩みについて、こういう尖がった人達の解釈は、成程!と感じる処もあります。 同時に、そりゃ普通の人では無理だろ・・・・と思う処もあります。 豪快と言うか何と言うか・・・・・とは言え、読後感は悪くないです。
0投稿日: 2015.03.27
戦国武将の危機突破学
童門冬二
日経ビジネス人文庫
軽めな歴史短編集です
童門冬二氏の著作を数点読んでおります。 ごり押しや、自分本位ではダメ、とか現代に通じる事を一族郎党の命が掛かる時代にも同じだったとか、そう言った事を書いておられます。 何となく、映画や劇画からの引用かな?と思う処もありますが、言われて見ればその通りと感じる事多々あり、面白く読めました。
1投稿日: 2015.03.27
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
増田俊也
新潮社
一人の天才と時代のうねりのお話しでした
私は上海在住です。そして出張が多い。 ハードカバーでボリュームのある本はどうしても手が出ませんでした。 この一冊をどうしても読みたくてソニーリーダーを購入し、直ぐに読みました。 不世出の武道家であり、豪胆で、人間臭く、時に狂った様に突き進む、ちょっとタガの外れた天才木村とそれを取り巻く人々。 柔道をかじった人ならわかると思いますが、選手層の厚さ、そして限定されたルールの中で発揮されるチカラ(メンタリティー)、フィジカルの強さ等。そして、当時の世相を考えれば、柔道界の頂点に立っていた彼は恐らく、日本最強であったと思います(他の武芸・武術はいますが、試合が難しいので)。 彼は生きる術(決して貧乏くさい意味では無い)に興行の世界に足を踏み入れます。興行で楽しく過ごす彼と、興行の頂点に立つため虎視眈々と準備をする力道山との邂逅。 壮絶です。いかに強くても不意打ちではどうにもならないと言う事があると解りました。そして、想いの強さが後の結果を分け、生き方の違いが両者の運命を分けたと言うのも皮肉です。 これまで大好きだったプロレスや格闘技ですが、熱が冷めてしまいました。それだけ強烈な印象をくれた一冊です。スポーツ・武道に目が行くきっかけになりました。 最高に面白かったです。
0投稿日: 2015.03.27
