
セカンドステージ
五十嵐貴久
幻冬舎文庫
何が大事か教えられます
とにかく話をすることが大事なんだなぁとあらためて気付かされました。 夫婦はお互い空気みたいな存在だから、わざわざ言わなくてもわかるよねってことは ほぼ無いので、毎日ちょっとしたことでも会話をするとうことが大事なんですね。。。 物語に登場するような老人達もホントにいそうで、ちょっと恐怖すら感じます。 最後まで楽しく読めた1冊でした。
5投稿日: 2016.05.16時をかけるゆとり
朝井リョウ
文春文庫
思わず吹き出すエッセイ集
エッセイ集とは気付かず買ってしまったものをせっかく買ったのにもったいなからと渋々読み始めましたが 面白くて何度も吹き出しました。 これを読んで得るものは特にありません(笑)が、ちょっとした時間つぶしとか、気分転換には良いと思います。 これからこの作者さんの作品を読むときには、ちょっとイメージ変わるかも!?
6投稿日: 2016.05.16年下の男の子
五十嵐貴久
実業之日本社文庫
応援したくなります。
37歳の女性と23歳の男性との物語です。 一昔前では考え難い組み合わせですが、今の時代そんなに違和感は無いです。 主人公の二人を応援したくなります。 心理描写がお見事。 続編にも期待。
5投稿日: 2016.05.16サウンド・オブ・サイレンス
五十嵐貴久
文藝春秋
気持ちいい!
読んでてとても気持ちの良い作品でした。 ガールズヒップホップのダンスに挑戦するチームのお話です。チームのなかで踊るのは3人ですが、この3人は耳が聞こえません。 チームはろう者3人と健常者一人。 ハンデを受け入れられずにもがいたり、ハンデを受け入れて、チャレンジしていく姿が手に取るようにわかります。 思わず声をあげて応援したくなったり、一緒に泣いたり、喜んだりしてしまいそうなお話でした。 健常者である自分が酒飲んで愚痴ってるのが恥ずかしくなります。。。
6投稿日: 2016.03.09暗闇のリラ
谷村志穂
実業之日本社文庫
心の闇
単行本時のタイトルは『リラを揺らす風』。なんでタイトル変えたんでしょう? どこかで誰かが救えなかったのかな。 犯罪を犯したこの子達が逮捕されれば事件は解決なんでしょうけど、心の闇を何とかしないと・・・ 親の愛情がいかに大事かよくわかります。
5投稿日: 2016.03.09星間商事株式会社社史編纂室
三浦しをん
ちくま文庫
気楽に読書をしたい方に
アレコレ考えずに気楽に本でも読みたいなぁって方には良いのはないでしょうか。 内容的にはちょっとひいてしまう方もいるかもしれませんが、やたらディープな世界を語ってるわけでもないですし、三浦しをんさんの綺麗な文章も健在ですし、さっらと読み進められると思います。
8投稿日: 2016.02.22消失グラデーション
長沢樹
角川文庫
面白いけど・・・
内容的に詳しくはかけないところがつらいとこですが。 面白いといえば面白いですけど、個人的にこういう展開は好きになれない・・・
4投稿日: 2016.02.18水底フェスタ
辻村深月
文春文庫
新・辻村ワールド!?
読み慣れた辻村ワールドとはちょっと違うような・・・ 決して悪いわけではないのですが、ちょっと物語りに入り込むのに時間がかかってしまいました。 辻村ファンには評価が分かれる作品かもしれません。 人間の持つ心の闇が上手く表現されています。こういう心理描写はホントに上手いですね。 心の闇の部分に悲しい恋愛感情がプラスされて、何ともいえないモヤモヤした感情を抱きながら物語が終ってしまいます。 ハッピーエンドではありませんけど、後味が悪いうと言うわけでもなく、う~~ん・・・上手く表現できませんけど面白い作品でした。
8投稿日: 2016.02.09晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ2
大崎梢
東京創元社
お手軽ミステリー
今作は元同僚からの依頼で長野への出張です。 シリーズ初長編ですが、個人的には短編のほうが好みかなぁ。 相変わらず書店、本への愛着は痛いほど伝わってきます。 本格ミステリーが好みという方は不満も多いと思いますが、身近にあるちょっとした謎をさらっと解き明かしてしまうお手軽さはそれはそれで魅力です。
8投稿日: 2016.02.09星やどりの声
朝井リョウ
角川文庫
家族の絆
久しぶりに電車で泣きました(笑) どこにでもあるような何気ない日常を6人の兄弟姉妹それぞれの視点で1章ずつという構成になってます。 子供の成長を見届けられなかった父親の無念を想うと涙が止まりませんでした。両親の想いはしっかりと子供たちみんなに伝わってて、またそこで涙が・・・ 「星やどり」って最初は変な言葉だなぁと思ってたのに最後には”いいなぁ”って思えます。 朝井リョウさんってもっと毒をはく作者だと思ってました(笑)
12投稿日: 2015.12.16