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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(1)
衣谷遊
ヤングマガジン
コミック1冊が上質な海外ドラマの1話のような構成
身体が義体に、脳はネットワークに接続するのが当たり前になった世界ならではの事件を公安9課の精鋭達が解決する近未来SFアクション!コミック一冊で一話完結の構成になっていて、アメリカの上質な海外ドラマを見ている感覚で楽しめます。 巻末のおまけ漫画も勉強になって面白かったです。
1投稿日: 2013.11.30天にひびき (1)
やまむらはじめ
ヤングキングアワーズ
素人にはよくわからないオーケストラの指揮者に焦点を当てたお話
主人公ひびきの父親が務めるオーケストラ。指揮者と奏者が噛み合わいません。その練習中に父親が姿を消し、混乱の中代理でひびきが指揮を振り始め、完璧に指揮をやり遂げてしまいます。 ...それから数年後、もう一人の主人公である秋央はバイオリン奏者の大学生で、小学生の時に見たそのシーンが頭から離れず、自身の音楽を見失って熱を失いかけています。 そんな二人が再開したところから物語が動き出します。 冒頭のオーケストラの本番の演奏が終わった後、ひびきの父親がひびきを見つけるシーンの演出は強く印象に残りました。
0投稿日: 2013.11.30無限の住人(1)
沙村広明
アフタヌーン
全30巻一つの物語として完成度の高い作品
江戸中期を舞台にした剣客時代劇です。 普通時代劇といえば日本刀ですが、この作品はそれはもう様々な武器が登場します。その武器を使った壮絶な殺陣が最大の見所です。 斬られると行為に対しては、あまりにスパスパ斬れるので、「骨ェ、少しは抵抗しろ!」と言いたくなる程なのでリアリティがあるとは言い難いですが、斬られると戦う上で致命的なダメージを一瞬で受け、また、一瞬で死んでしまうので、妙に迫真性があります。刃物って怖い。おかげでチートっぽいキャラでもあっさりやられるんじゃないかと緊張感が出てきます。 まあ、主人公の万次に関しては斬られようが、四肢を切断されようが、元に戻っちゃうんですけどww 物語は全30巻で完結済みです。約20年の連載を経てぶれずに見事に描ききったなあと惜しみない称賛を送りたいと思います。1巻から最終巻まで一貫して「復讐」をテーマに、一つの物語として完成度の高い作品となっています。
4投稿日: 2013.11.21短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門
穂村弘,東直子,沢田康彦
角川ソフィア文庫
「とにかく短歌にふれてみよう」という感じの軽い本です。
詩や歌を読んで感動できる人になりたいと漠然と思いながらも、短歌や詩集等の本はこれまで一切読んだことありませんでした。今回たまたまreader storeで本書を発見し、表紙の「短歌入門」という文字と軽そうな扉絵に引かれて購入を決めました。 内容は仲間うちでテーマ毎に短歌を詠んで、それについて紹介、解説、批評するといったものです。 本書に載っている短歌は全体的に、短歌ってこんなのでも良いの?という軽い印象のものが多く、これなら自分でも作れそうと錯覚させてくれます。解説、批評についても雑談形式で冗談を交えながら書かれていて、ワイワイ楽しそうな感じが出てて良かったです。 短歌や詩について、きちんと理解しようと思うとひとつひとつ読み取ろうとする能動的な姿勢が必要になるそうです。その種の訓練は行ってこなかったので、本書に載っている軽い印象を受ける短歌でも表面的な部分しか読み取れず、解説を聞いて、「だから何?ああそういう意味なのか...」という体たらくで、「ホントにそこまで考えてるの?」と猜疑を向ける始末です。今後は少しずつでも能動的に読み取る力を身につけたいなあと思いました。
0投稿日: 2013.11.20週刊アスキー 2013年 11/26号
週刊アスキー編集部
週刊アスキー
ソニーがんばって!
上位にランキングされていて、ここ最近で雑誌類を購入したことがなかったので、試しに買ってみました。 私がIT関連、AV関連の記事は常に最新情報をネットで閲覧しているせいですが、この手の情報誌は私にはもう必要ないなというのが率直な感想です。 IT関連、AV関連の情報を普段あまり見ない人にとっては、現状を広く浅く知るには良い雑誌かもしれません。 ただ、表紙の煽り文には惹かれました。AV関連の機器の選択肢が日本の企業だと、ソニーか東芝くらいしかなくなってきている昨今、ソニーにはがんばってもらいたいです。 この煽り文どおり、最近のソニーが発表する新製品は売れるかどうか別として、面白くなってきたと思います。
1投稿日: 2013.11.19四畳半神話大系
森見登美彦
角川文庫
最終話に全てが詰まってます。
4つのサークルと第二話の時点で、なんとなく先の展開が見えた気になって、ちょっと冷めた目で、興味はこの話をどう収束させるのかに興味が移りました。しかし、私の貧弱な発想など、全く意味のないものでした。想像以上に壮大な展開、そして何より細かに散りばめられた伏線の回収は見事のひとことです。最終話に次々回収される伏線にドキドキしながら楽しめました。面白かったです。ちょっとだけ感動もしました。
0投稿日: 2013.11.17ふうらい姉妹 第3巻
長崎ライチ
HARTA COMIX
あゝ、麗しのれい子さん
役者なれい子さん、レポーターなれい子さん、詩人なれい子さん、仕事をするれい子さん、反省するれい子さん、達観するれい子さん、冗談を言うれい子さん、笑いが止まらなくなるれい子さん…、三巻では多彩なれい子さんを発見できました。そんなあなたに首ったけですw
2投稿日: 2013.11.16ふうらい姉妹 第2巻
長崎ライチ
HARTA COMIX
ヤバい、はまってきた...
一巻を読み終えての感想は「ジワジワくる。」でしたが、二巻を読み終えての感想は、「ヤバい、はまってきた...」になりました。 れい子さん、容姿だけは相変わらず美人です。この残念美人め。
2投稿日: 2013.11.16ふうらい姉妹 第1巻
長崎ライチ
HARTA COMIX
美人なのに...美人なのに...
何でしょう、この残念な感じは...。 脱力感を覚えながら読み進めると、あとからジワジワくる...。
0投稿日: 2013.11.16Fate/stay night(1)
西脇だっと,TYPE-MOON
月刊少年エース
Fate/stay night はおもしろい。だからこそ…
Fate/stay night は思い入れのある作品です。なので、全くの初見であれば、やはりゲームを先に遊んで欲しいです。ゲームのジャンルは『伝奇活劇ビジュアルノベル』でゲームというより、コミック、小説を読む感覚で遊べます。 さてコミックの方ですが、ゲームである3つのルートのうちの一つを一部他ルートのストーリーを取り入れたりしていますが、比較的忠実に再現しています。若干構図や展開等がゲームのファンとして不満に感じる部分もありますが、全20巻で綺麗にまとめられている点は、良かったです。 絵については、巻が進むに連れてどんどん上手くなっていきますが、人物の描写については寧ろ初期の絵の方が私は好感が持てました。
0投稿日: 2013.11.13