
ジャングルの王者ターちゃん 1
徳弘正也
週刊少年ジャンプ
シェイプアップ乱からターちゃんへの橋渡し・・・
画風、ギャグなどは『シェイプアップ乱』や『ターヘルアナ富子』に近いです。 ただ『新ジャングルの王者 ターちゃんへの』礎となるストーリーや登場人物も多く、 アナべべと、その妻ズベタとの馴れ初め?のお話もあります。 『新・・・』が好きな方で、まだ読んだことない方は是非! どこか暖かいストーリーはさすがでした!
0投稿日: 2015.09.27
がんぼ ナニワ悪道編(4)
田島隆,東風孝広
イブニング
井手前のターン。ストレスたまる。
本巻はずーっと尼崎の事件屋:井手前と、その息子のターン。 主人公周辺が徐々に追い詰められていきます。 次巻から主人公が反撃するのでしょうが、なにやらすごくストレスがたまりました。 今までは1巻のどこかでスカッとするような展開があった気がしたんですが・・・ こんな感じで5巻が出てから読んだ方がすっきりするような雰囲気なので、 ストレスを溜めたくない方は、5巻が出てからまとめて読まれたほうが良いと思います。 ちなみに久しぶりに秦所長が登場し、神崎の味方をするのかな?と思わせながら、 相変わらずの悪人ぶりにホッとしました。
0投稿日: 2015.09.23
新ジャングルの王者ターちゃん 3
徳弘正也
週刊少年ジャンプ
大人になって読んだ方が面白い
西派拳32門派トーナメントが始まり、決勝戦の大将戦まで収録。 子供のころに読んだ時は、なんとなく笑っていた小ネタ数々ですが、 大人になってから読むと、ひとつひとつのギャグのレベルが案外高いことに気づきました。 誰かがぼけると、必ず周りが突っ込んでいますね。 大いに笑わせてもらいました。 作者の絵が苦手な方も多いようですが、書き込みも表現力も豊かです。 勧善懲悪を超えた、面白い作品なので、是非よんでみてはどうでしょうか??
1投稿日: 2015.09.21
黄門さま~助さんの憂鬱~ 6
徳弘正也
グランドジャンプ
最後の終わり方以外は徳弘漫画の傑作。
最終巻です。 終わり方を除けば、徳弘作品の中ではかなりの傑作だと思います。 (まぁ・・・徳弘作品の最終話らしいと言えばらしいのですが) 私は全巻まとめて買って読みました。読み終わるのに数時間かかりましたが、 非常に没頭できる作品でした。 本作の人間の悪意の書き方は本当にえげつなく、かつ生々しいので、 なんどか反吐が出そうな気持にさせられましたが、その都度、ギャグに潜ませた人間の善意を 挟んでくるので読みやすかったです。 素晴らしい作品でした。ありがとう。徳弘先生。
0投稿日: 2015.09.19
黄門さま~助さんの憂鬱~ 2
徳弘正也
グランドジャンプ
黄門様や格さん、番頭頭などの主人公を取り巻く人物の設定が秀逸です。
1回目の漫遊が終わり、2回目の漫遊開始まで掲載されています。 黄門様や格さん、番頭頭などの主人公を取り巻く人物の設定が秀逸です。 主人公:助さんの苦悩が上手く描写できているなぁと感心しました。 暗く、重いテーマですが、間に入るギャグで救われているような気がします。 徳弘作品はすべて読んでいましたが、久々の良作です。 是非、1巻とともに読んでみてください。
0投稿日: 2015.09.19
黄門さま~助さんの憂鬱~ 1
徳弘正也
グランドジャンプ
徳弘正也版 水戸黄門。徳弘の善悪描写が秀逸。
水戸黄門漫遊記を、浪人から選出された助さん(井上進ノ助)の目から描いています。 徳弘正也の作風である、人間の持つ悪意というものを見事に描きつつ、小ネタで爆笑させてくれます。 本作は江戸時代という太平ながらも色々な問題の多かった時代とテーマがマッチしていたこともあって、 読み終わった後に、より深く色々なことを考えさせられました。 全6巻で完結しましたが、私は本作にのめり込み、あっという間に読み終わりました。 非常に良作でした。 『狂四朗2030』と比べて残酷な描写は減りましたが、人間の悪意に対する描写は同作に負けていないと 思います。ご興味のある方は、1回目の漫遊が終わる2巻までを読んでみてはどうでしょうか?
1投稿日: 2015.09.19
新ジャングルの王者ターちゃん 2
徳弘正也
週刊少年ジャンプ
アナべべ、かっこいい
ユンケル帝国編が完結。 アナべべが最高にかっこいい。 そして、牢屋のシーンのエテ吉で大爆笑しました。 これだけでも読む価値あったです。
1投稿日: 2015.09.18
新ジャングルの王者ターちゃん 1
徳弘正也
週刊少年ジャンプ
下ネタ多いが、奥深い。必見です。
新ジャングルの王者 ターちゃんが、ようやくReader Stoerに来ましたね。 無印同様、超お下劣な下ネタ全開です。 ただ、子供の頃にはわかりにくかったですが、バトル漫画になったことで、“生きている”ということ、 また“善悪”とはなにか?など太くて重いテーマがより鮮明に描写されるようになっていました。 そしてストーリーも今読むと作者の奥深く、そして温かい人柄も伝わり、改めて色々と考えさせられました。 勧善懲悪という枠を外れた本作。2巻でユンケル帝国編が完結します。 読んでいない人はぜひ一度、また読んだことある人もこれを機に読み直してはどうでしょうか?
0投稿日: 2015.09.18
アド・アストラ ―スキピオとハンニバル― 8
カガノミハチ
ウルトラジャンプ
第2次ノラの戦いがメイン。アルキメデス登場。
カルタゴの内紛、そして第2次ノラの戦いがメインです。 パワーバランスが少しずつローマ側に移動していることが、わかりやすくかかれています。 第2次ノラの戦いは改変していたようですが、その辺は最後に作者から説明がありました。 あとがきが丁寧なので、非常に好感を持っています。 これからカルタゴが破滅に向かって進んでいく中で、どのようにハンニバルが立ち回るのか、 すごく楽しみです。 『ヒストリエ』が好きな方は、是非読んでみてください。『ヒストリエ』から100年ほど後の話ですが、 この時代の背景がわかっていると、なお本作が面白く感じることができると思います。
1投稿日: 2015.09.17
流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである
ミスター高橋
講談社+α文庫
プロレスに詳しくない人は、ウィキペディアを読んでから読むと面白いですよ。
当方、祖母の影響もあり、昭和プロレス好きです。 書籍版の発売当初に読んだ当時は衝撃的な内容でした。 プロレスファンの多くは、周りから日々『八百長だろ?』と言われ続け、 戦ってきたわけですから、一部の人は、さぞ撫肩になったことでしょう。 かくいう私も、大好きな女優のヌードを見るかのごとく、恐る恐る読み、がっかりしたものです。 ただ、改めて読み直すと、これをプロレスラーやマスコミ側ではなく、レフェリーであり、マッチメイカーでもある ミスター高橋が書いたことで非常にリアルでかつ、興味深い内容に感じました。また文章も非常に読みやすく、 普通の読み物としても十分なものであったことに気づきました。 新日本プロレスがジャッキー・チェンをリングに上げようとしていた件は、今読むと無茶苦茶やなぁ・・・と思う反面、 映画『スパルタンX』や『サイクロンZ』で、新日に上がったこともあるベニー・ユキーデと戦うわけですから、 新日も先見の明があったんだ!と思いたくなりました。 ちなみにプロレスに詳しくない人にも読ませましたが、良くわからないので、ウィキペディアを読んでから読んでから のほうが面白いですよ。とのことでした。
0投稿日: 2015.09.10
