
めっちゃキャン(1)
国広あづさ,九十九森
月刊少年チャンピオン
買って失敗
「江戸前の旬」の九十九森原作と言うことで買ってみたけど、正直面白くなかった。 2500冊あまり購入した電子書籍群で買って失敗したなと思ったのはこれを含めわずか3つだけです。
1投稿日: 2013.09.26
ぼくの地球を守って 1巻
日渡早紀
花とゆめ
花とゆめ全盛期の傑作
1980年代から1990年代前半の白泉社系コミックスはとにかく面白いものが多かったですが、その中でも面白かったのが日渡早紀と成田美名子だと思っています。 20年以上前の作品ですが、今読んでも古さを感じさせません。 続編もReader Storeで配信されてますので是非。
1投稿日: 2013.09.26
マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕
冲方丁
早川書房
サイバーパンクSFの最高傑作
めんどくさければカジノのシーンだけでも、いやブラックジャックのシーンだけでも読んで欲しい。 とにかく圧巻。
1投稿日: 2013.09.26
天地明察 上
冲方丁
角川文庫
本屋大賞にふさわしい傑作
江戸初期~中期の囲碁棋士・天文暦学者の渋川春海の生涯を描いた物語。 正直なところ、本屋大賞受賞作は玉石混淆で「何故これが?」と思う本が少なくないが、本作はその名にふさわしい傑作。囲碁の描写シーン、算術の解に悩むシーン、暦の謎に挑むシーンなどすべてにリアリティがある。フィクションなのだがリアリティがありすぎて参考文献の著者から「間違いを指摘するサイト」を立ち上げられたぐらい。それほどに本作は面白い。
3投稿日: 2013.09.26
光圀伝 電子特別版 (下)
冲方丁
角川書店単行本
良質な倒叙型ミステリー
歴史小説の体裁だが、その実「水戸光圀はなぜ彼を殺したか」というテーマで描かれた良質なミステリー。その「彼」がラストまで分からないというところも上手い構成になっている。 著者の代表作の「天地明察」のスピンアウトとしても面白い。
3投稿日: 2013.09.26
ONE OUTS 1
甲斐谷忍
ビジネスジャンプ
LIAR GAMEの原型
「ソムリエ」でメジャーデビューした甲斐谷忍が初めて一人で書いた作品。 この作品から「騙し」を主体とした作風になっている。体力では無く知力を使って以下に野球に勝つかで心理的な駆け引きが非常に面白く出来ている。作者曰く「『野球版』アカギ」とのことだが、アカギよりも面白いと思う。
3投稿日: 2013.09.26
チェーザレ(1) 破壊の創造者
惣領冬実,原基晶
モーニング
完結するかどうかが唯一の不安
モーニング連載中のルネサンス期の僭主チェーザレ・ボルジアを架空の登場人物アンジェド・ダ・カノッサの視点で描いた物語。惣領冬実の圧倒的な画力と緻密な構成で描かれている。これだけの内容と書き込みなのでやむを得ないとは思うが、連載が全く不定期なので完結するかどうかが唯一の不安である。
3投稿日: 2013.09.25
MOON―昴 ソリチュード スタンディング―(1)
曽田正人
ビッグスピリッツ
天才が書く天才の狂気
曽田正人の代表作は「め組の大吾」や「CAPETA」だが、作者自身は本作および本作の前編である「昴」を挙げる。私も同意で曽田正人の真骨頂は「め組の大吾」にしても「CAPETA」にしても天才の狂気を描くところにあると思う。その点で見ると本作の主人公の「昴」こそが最もその天才の狂気を現わしている。
5投稿日: 2013.09.25
神の雫(1)
亜樹直,オキモト・シュウ
モーニング
ワイン界に大きな影響を与えるマンガだが
マンガとしてはそれなりに面白い。本作に掲載されると価格が高騰すると言われるほどワイン界に大きな影響を持つが、明らかに誤った記載も少なくない。間違い探しをするのも本作を読む楽しみの一つではある。
2投稿日: 2013.09.24
ベイビーステップ(25)
勝木光
週刊少年マガジン
地味なのにすごいマンガ
少年漫画にありがちなスーパーショットも超人的なプレーヤーもいっさい出てこない。 主人公の「エーちゃん」と同じく内容も地味だがリアリティのある内容で読ませるすごいマンガ。 系譜としては本作と同じく週刊少年マガジンに連載されている「はじめの一歩」と同系統と思われるが、よりリアリティが高い。
1投稿日: 2013.09.24
