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Starboさんのレビュー
いいね!された数11
  • 元ドイツ情報局員が明かす 心を見透かす技術

    元ドイツ情報局員が明かす 心を見透かす技術

    シドラ房子,レオ・マルティン

    CEメディアハウス

    スパイマスターはメンタリスト?

    ル・カレやフォーサイスの小説を読んだ気分でした。冷戦下の心理戦はさも有りなんという感じでした。先行して発表された本「心に入り込む」も呼んでみたいと思いました。

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    投稿日: 2016.06.07
  • 大日本帝国の興亡〔新版〕2──昇る太陽

    大日本帝国の興亡〔新版〕2──昇る太陽

    ジョン トーランド,毎日新聞社

    ハヤカワ文庫NF

    螺鈿は廻る

    アメリカの過信と慢心、日本の偶然と緻密で始まる真珠湾攻撃から、マレー沖海戦、シンガポール陥落、インドシナ、フィリピン決戦、今度は日本の増長する慢心と残忍性の露呈に始まるバターン死の行進、形勢逆転のミッドウェー海戦と一挙に読んでしまいました。

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    投稿日: 2016.05.26
  • 大日本帝国の興亡〔新版〕1──暁のZ作戦

    大日本帝国の興亡〔新版〕1──暁のZ作戦

    ジョン トーランド,毎日新聞社

    ハヤカワ文庫NF

    昭和史を振り返る

    日本人ではない視点から書かれている昭和の戦前史としては良くできていた。一気に読破してしまった。226事件から真珠湾攻撃直前までのトッピクが掛かれており、面白かった。既に2巻目へ突入してしまった。盧溝橋事件は、もう少し詳細に書いてほしかったし、ノモンハンからスタートしているとなお面白かったのではないかと感じた。

    0
    投稿日: 2016.05.19
  • 人間の証明

    人間の証明

    森村誠一

    角川文庫

    遂に読破

    何年も前から一度は読みたいと思っていたけど、厚みに気圧され、回避していた本ですが、今日読み切りました。 「悪魔の飽食」を読んだのは、30年以上前で、それ以上前に書かれていて、映画にもなったけど、食指がなかなか動かなかった作品ですが、一気に読み切りました。松本清張に通じるものが有り、いい作品です。 一応推理小説なので、ネタあかし出来ないので、詳細は書きませんが、あの詩が西条八十のものとは知りませんでした。

    0
    投稿日: 2016.05.01
  • 炎は流れる(4) 明治と昭和の谷間

    炎は流れる(4) 明治と昭和の谷間

    大宅壮一

    文春文庫

    世に棲む日々~花神の世界

    結局、司馬遼太郎の「世に棲む日々」の松陰~晋作から、「花神」の大村益次郎までの小説をジャーナリステックに書くと、こんな感じって本でした。

    0
    投稿日: 2016.04.19
  • 炎は流れる(3) 明治と昭和の谷間

    炎は流れる(3) 明治と昭和の谷間

    大宅壮一

    文春文庫

    今の沖縄問題と中韓との関係の原点

    今の沖縄の基地問題の根源を見直すには、良い書籍である。 また、中韓との関係の原点を読み解く良書でした。

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    投稿日: 2016.03.29
  • 炎は流れる(2) 明治と昭和の谷間

    炎は流れる(2) 明治と昭和の谷間

    大宅壮一

    文春文庫

    なぜに遡る?

    乃木希典から、幕末に遡る理由が分からないまま、読み終えてしまった。明治と昭和の谷間とは、どこだか見失ってしまった。

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    投稿日: 2016.03.29
  • 炎は流れる(1) 明治と昭和の谷間

    炎は流れる(1) 明治と昭和の谷間

    大宅壮一

    文春文庫

    終戦70年で読む歴史書かも

    著者の乃木希典に対する評価や見方が、司馬遼太郎の評価・見方に似ている。終戦後70年に読むには、その前からと思い購入したが、情報量が多くて消化不良気味でした。

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    投稿日: 2016.03.29
  • ニッポンの思想

    ニッポンの思想

    佐々木敦

    講談社現代新書

    浅田彰が尖がっていた時代から、今の日本哲学史が分かる

    訳も分からず浅田彰の本を買って、貪り呼んだ30年前が懐かしい。あれから日本の哲学史が変わっていないのが不思議だった。 オウムとかバブルに翻弄された日本そのものを象徴している様な気がしました。

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    投稿日: 2013.11.17
  • 新・思考のための道具 知性を拡張するためのテクノロジー―その歴史と未来

    新・思考のための道具 知性を拡張するためのテクノロジー―その歴史と未来

    ハワード・ラインゴールド,日暮雅通

    パーソナルメディア

    これはコンピュータに関する創世記?

    タイトルと中身が全然違ったので、最初はびっくりしたが、グイグイとストーリーに引き込まれていく内容でした。18世紀から1980年代中ごろまでのコンピュータ史、というよりも、電子計算機史でした。後半には、若いころのビル・ゲーツやスティーブン・ジョブスも出てくるが、本書の中ではひよっこです。 NHK特集にあった電子立国日本のワールドワイド版といったところでしょうか? おしいかな、落丁が3箇所ほどあったのが残念でした。

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    投稿日: 2013.11.17