Starboさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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リーダー論【電子版限定写真4点つき】
高橋みなみ(AKB48) / 講談社
小娘に、やられた!
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(敬意を込めて)小娘にやられた!リーダをキャラ化する発想は無かった。経営学的には、先天的にリーダとなる資質を備えた人よりも、学習や訓練でリーダシップを発揮する人が多いのが常識であり、キャラ化して演じる…とは。
これだけで、論文ネタに成りそうだし、絶対にウケること間違い無い。 続きを読む投稿日:2016.09.11
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あの日
小保方晴子 / 講談社
無知と無防備は悪か?
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彼女を初めてテレビで観た時、この人はこれから他人の妬みと嫉みに苦労するのであろうと思ったが、こんなに早く現実化するとは信じられなかった。
予感があったのは、岸宣仁の「ゲノム敗北」やJ.D.ワトソンの「…二重らせん」や「DNA」を読んでいたからであろう。
それにしても、ねつ造の新聞記者と数字地上主義のNHK記者には不快感を覚える。
確かに発端は、彼女の無知と無防備さによるものであるとは言え、ねつ造と歪曲とミスリードで公開処刑の様な状況を作り、煽る体質というのは、いじめ社会の典型であり、日本人特有の他人の成功を妬む体質なのかも知れない。
ポスドク成り立ての彼女に、自分の保身から上司である指導教官が、ここまで責任を押しつける神経が異常としか写らない。また、彼女が間違いを起こしたことは確かであるが、それを追及する方向があらぬ方向へ向かったのは、日本人社会のひずみかも知れない。このままでは、この分野もゲノムと同じ結果になることは明らかだ。
それにしても、彼女は強かった。褒めてあげたい。彼女のこれからの人生に幸のあることを祈ります。
続きを読む投稿日:2016.10.06
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この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇
池上 彰 / 文春文庫
戦後史を学校で学ぶことの難しさ
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戦前史の重たさから、息抜きしたくて寄り道したが、戦後史を義務教育で学ぶことの難しさを知った。というか理解した。原子力政策、沖縄の基地問題、日教組と日の丸、学生運動、炭鉱労働、公害等は、行政や政治との関…わりが大きすぎ公平な立ち位置で教えることも、教科書を作ることも難しいというか、横槍を入れさせないで遂行することの難しさを改めて気づかされた。 続きを読む
投稿日:2016.09.15
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データサイエンス超入門 ビジネスで役立つ「統計学」の本当の活かし方
工藤卓哉, 保科学世 / 日経BP
確かに入門書でした
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データサイエンスの概要と、技術者として何を目指すべきなのか、どう向き合えば良いのかを解説している入門書であった。この分野は、流行の職業でもあるが、日本には馴染み慣れない分野、文化であると感じているので…、この様な啓蒙的な書籍が広く読まれることに期待したい。一次のブームに終わらせたくないし、バズワードに成らないことを期待したい。 続きを読む
投稿日:2016.11.28
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ITエンジニアのための金融知識
土屋清美 / 日経BP
金融系SEの読むべき基本情報
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私は金融系のSEではないが、金融システムには興味がある。なぜなら、金融システムはリスクの宝庫だし、リスクをどうコントロールするかが命題のシステムだからである。
また、ブラック=ショールズの公式のなんと…美しいことかと魅了されるのは、数学マニアだけではないだろう。この本は、そうした金融システムの基本的なバックグランドから、最新の国内システムの開発状況を網羅しているが、国際金融システムがどうなっているかまでは触れられていないので、少し物足りなさを感じる。とはいえ、金融システムの基本知識を習得するにはお勧めの本である。 続きを読む投稿日:2017.02.27
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新版 トットチャンネル
黒柳徹子 / 新潮文庫
テレビ黎明期の忘備録
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昨春NHKにて公開されたドラマの原本である。テレビ黎明期の物語である。この視点の新しさは彼女の個性もあるが、この世界に長年いても流されず、業界の慣習に飲み込まれなかった彼女の意思の強さが明示させたと思…われる。永六輔氏や大橋巨泉氏が亡くなり、この時代の生き証人であり語り部となる人が少なくなった今だから楽しめる一冊であった。
様々なエピソードは、楽しめるものであったが、出版した当時には支障のあるものもあったので、登場人物を匿名にしていたが、歴史公証と捉え実名に敢えて替えても良かったのではないかと思われる。 続きを読む投稿日:2017.03.08