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Starboさんのレビュー
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  • 役者その世界

    役者その世界

    永六輔

    文春文庫

    「○○その世界」に共通するもの

    3部作のラストに本書を読んだ。3作に共通するのは、著者の芸能・日本文化への愛情と敬意と洒脱である。3作の巻末にある参考文献・引用元の豊富さとジャンルの幅の広さには敬服するし、よくぞここまで調べたと思わざるを得ない。 著者の本領を発揮するジャンルの本であったが、原点でもあると改めて思った一冊でした。

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    投稿日: 2017.08.21
  • タレントその世界

    タレントその世界

    永六輔

    文春文庫

    「その世界」3部作を読む

    「○○その世界」の三部作を著者一周忌に合わせて、読むことにした。40年以上前に集められたエピソードなので、古めかしいものもあるが、今に通じるシャレたものも幾分かある。芸能に対する著者の熱い思いの伝わる3冊であるが、中でもこの本には海外のスターのエピソードが随所にあり、面白く読ませて貰った。秀逸なネタ本であった。

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    投稿日: 2017.08.20
  • 芸人その世界

    芸人その世界

    永六輔

    文春文庫

    一周忌を迎えて読み返す

    著者永六輔氏が昨年の七夕の日に亡くなり、一周忌を迎えたので彼の原点である本書を読み返した。初めてこの本を手にしたのは、恐らく高校生の時である。そして、社会人になって10年も満たない頃に再読し、今年で3度目である。  芸人を取り囲む環境は、著しく激変した。河原乞食などと彼らを呼ぶ人はなく、歌舞伎役者はセレブと呼ばれ、その生活環境は梨園などと呼ばれ特別なサークルがごとく見なされている。落語家にしても、歌手にしても今以上にはっちゃけていたと思われる。

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    投稿日: 2017.08.20
  • マッキンゼー 現代の経営戦略 2014年新装版

    マッキンゼー 現代の経営戦略 2014年新装版

    大前研一

    NextPublishing

    コンテンツは古くなっていない

    約30年ほど前の本であるが、その内容は古びていない。確かに、事例や話題の中心となる企業の業種・業態は、今風ではないが、戦略論に古さを感じない。 30年前には、マッキンゼーの独壇場であったPPMやSFMは、今では経営学部の学部生に1年次あるいは2年次で習うほど、ポピュラーになったのは、大前氏の貢献があったからであろうと思う。

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    投稿日: 2017.08.04
  • 新TOEICテスト600点英文法スピード攻略

    新TOEICテスト600点英文法スピード攻略

    田口悦男

    ゴマブックス

    失敗した

    この手の本は、電子書籍には向かないことが分かった。 1.字が小さい 2.練習問題の解答を捲るのがたいへん 3.練習問題の解説がページが離れすぎ

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    投稿日: 2017.07.15
  • 徳丸浩のWebセキュリティ教室(日経BP Next ICT選書)

    徳丸浩のWebセキュリティ教室(日経BP Next ICT選書)

    徳丸浩

    日経BP Next ICT選書

    セキュリティにこれで大丈夫は存在しない

    雑誌に掲載されていたものを掻い摘まんで読んでいたが、巷でstruts2の脆弱性やランサムウェアが流行っていたので、ちょっと復習するつもりで読み返した。 テクニックは日進月歩しており、ここまでやれば安全であるという定義は無い。昨日までは無理だったことが、今日は簡単にできることが沢山ある。 初心に返り、自らの行動を見直すには、いいチャンスを与えてくれる1冊である。

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    投稿日: 2017.05.31
  • 元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術

    元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術

    レオ・マルティン,シドラ房子

    CEメディアハウス

    やっぱり、スパイマスターは、メンタリストだった

    続編の「元ドイツ情報局員が明かす 心を見透かす技術」から読んだのだが、余りに面白かったので、こちらも興味深く読んだ。 どうやって、相手の心の深いところに入り込むか、そのテクニックをこんな形で開示しても良かったのだろうか?と心配してしまった。 異性相手に、こんなことをやられたら、「惚れてマウやろ~」と叫んでしまいそうである。更に続編が出ている様なので、早めに入手して続きを読んでみたいものである。

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    投稿日: 2017.05.31
  • 日本人の英語力(小学館101新書)

    日本人の英語力(小学館101新書)

    マーシャ・クラッカワー

    小学館101新書

    NHK語学講座のマドンナはどんな人

    懐かしい名前だけで買ってしまった。彼女の来歴を初めて知ることになった本であるし、彼女の精神を知る機会となった。 また、数十年前によく聞いていたNHKラジオの英会話講座を懐かしむだけでなく、彼女が母校を誇りに思い、今その学校で教育者として活躍されていることを知り、感慨深いものがある。

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    投稿日: 2017.04.11
  • 国・企業・メディアが決して語らないサイバー戦争の真実

    国・企業・メディアが決して語らないサイバー戦争の真実

    西本逸郎,三好尊信

    中経出版

    サイバー犯罪・テロに関する入門書

    内容的には、今今読むには、情報が古いが、サイバー犯罪・テロに関する基本知識を習得するにはちょうど良い本である。 その歴史や経緯、どういう人が関わっているのかの基本を学べる。 また、その手口の一部が紹介されているが、そこは少し古い情報となりつつある。 自分の知らないうちに、世の中の見えない世界がどう変わっているのかを再認識させてくれる本である。

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    投稿日: 2017.04.11
  • SEとプロマネを極める 仕事が早くなる文章作法 増補改訂版

    SEとプロマネを極める 仕事が早くなる文章作法 増補改訂版

    福田修,豊田倫子,日本情報システム・ユーザー協会

    日経BP

    テクニカルライティングの基礎

    この何年か技術者の育成について考えてきた。まず、採用面接の際に、「どんな本を読んでおけば良いのでしょうか?(あるいはどんな勉強をしておけば)」と質問される。また、入社後に「技術者としてステップアップするにはどんな本を読めば良いでしょうか?」と聞かれることが多い。そんな時、私は、本多勝一の「日本語の作文技術」を薦める。彼らの書く文書が冗長的で、読みづらいことこの上ないからだが、その理由がこの本を読んで理解出来た。かれらは、文書を書く練習をせずに社会へ出されてしまったのだ。 大体、小中学で日本語の文法がどれだけの時間を割いて教えているのか?、夏休みの宿題に読書感想文を書かせる割に、書き方は教えていないのが現状だ。どうすれば、理解出来る文書を書くことが出来るかを教えてくれる一冊である。

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    投稿日: 2017.03.08