
Red
島本理生
中公文庫
非難はあるだろうけれど
最終的には個人の価値感の問題でしょう。ひどいっていう非難をも甘んじて受け入れる覚悟をしているんだから。 これをもって不幸せだとは言い切れない。
0投稿日: 2020.04.26
お局美智X 会社は私が守る!【文春e-Books】
明日乃
文春e-Books
とうとう完結
なんだかんだで読んできたこの短編シリーズも最終話。会社の運命を握るある決断をする美智。そして最後は意外な展開も・・。 1つづつが短いだけに,読むことを習慣づけるには良いかな
0投稿日: 2020.04.26
余命10年
小坂流加
文芸社
途中までは
まぁこんな感じの話なんだろうな,という感じでした。ですが,最後に心のつながりをもち,それを手放すというか断ち切る決断をする辺りから,引き込まれて行って・・。 最後の著者プロフィールまで必ず読後に読んでください。そういうことなのか,と。
0投稿日: 2020.04.26
屋上のテロリスト
知念実希人
光文社文庫
意外とおもしろかった
設定ありきの話しだと思っていたので,それほどは期待していませんでしたが,ポツダム宣言を受け入れ損ねた結果の日本,というのが,思いのほか良く描けていた印象。女子高生がテロリストとして成立する,そちらの設定と,かなりのご都合主義的な展開は置いておいて,意外にいい話になってるところも想定外でした。
0投稿日: 2020.04.26
クローバーナイト
辻村深月
光文社文庫
珍しいトーン
辻村さんの作品としては,珍しいトーン。 何かいまひとつ共感がもてないものの,そんなに深刻にならない感じでなんとなく読めるかと。でも,やはり物足りない感じが。
0投稿日: 2020.04.26
欲情
坂東眞砂子
講談社文庫
何だかなぁ
書きたかった雰囲気はわからないでもないけれど、何か中途半端。 うまく心情や空気感が伝わってこない。
0投稿日: 2019.09.23
ホームズの娘
横関大
講談社文庫
面白い
いや、そう来たかって感じ。 前作までで、探偵一家で新人刑事の娘が、泥棒一家であるLの一族の長男を見初めてしまうところからの続き。 今回は同じ展開はできなかろうと思っていたら、意外な展開。 肩も凝らないし、楽しく読めて良いと思います。 次作も楽しみです。
0投稿日: 2019.09.23
教団X
中村文則
集英社文芸単行本
敷居は高いだろうなぁ
本を読み慣れない人,理系の話しに拒否反応があるひとは,途中で放り出してしまうでしょう。私は仕事柄も,あの辺からもってきた話しなんだと思えるんですけど。 もう少し説明を簡潔にしても,伝えたいことは表現できたと思うんですよ。 ページ数も多いし。 全体としては,面白かったとは思うんですけど。 なぜ戦争や紛争が起こるのか,という辺りは,目新しい話しではありませんが,いろんな世代の人に読んでもらうと良いかな,と思うんです。宗教に関するところは少しセンシティブなところで,よく踏み込んだなと。
1投稿日: 2019.09.03
怪物
福田和代
集英社文庫
ある意味最強か
ある事件の主犯となる心に大きな闇を抱え,特別な設備をもつ人物を「怪物」と呼ぶと同時に, そこに取り込まれてしまう人達も「怪物」と化していく。 闇があまりに深いために,もはや何者もどんな事態も恐れないことである意味最強なのかもしれない。 「バベル」に感銘を受けて読み始めた作家さんです。本作もなかなか面白く,他の作品も読んでみたいです。
0投稿日: 2019.09.03
不倫純愛 一線越えの代償
新堂冬樹
幻冬舎文庫
まぁできの悪い・・・
大幅割引の時に買っていたものですが,まぁとてもお粗末です内容が。 以上。
0投稿日: 2019.09.03
