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けんじさんのレビュー
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  • 無貌伝 ~夢境ホテルの午睡~

    無貌伝 ~夢境ホテルの午睡~

    望月守宮

    講談社ノベルス

    悪夢のように面白い

    悪夢のように面白い。 「ホテルの夢」という幻想的な舞台できっちりミステリに仕上がっているのは、どことなく「霧越邸殺人事件」を思い出す。 新キャラも登場して、今後が楽しみなシリーズ。 今後も望少年の成長物語としての視点で描かれるのだろうか。

    1
    投稿日: 2013.11.09
  • ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

    ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

    冲方丁

    角川文庫

    ギネス!

    核心に近づくにつれ、自分の立っている世界が足元から崩壊していくような感覚。 SFめいてまいりました。 ギネスがかっこいいぜ。

    2
    投稿日: 2013.10.24
  • ばいばい、アースII 懐疑者と鍵

    ばいばい、アースII 懐疑者と鍵

    冲方丁

    角川文庫

    アドニス!

    ベルと仲間たちの成長を描きつつ、物語はさらに加速していく。 アドニスの強さと弱さが目立つ巻。

    2
    投稿日: 2013.10.24
  • ばいばい、アースIV 今ここに在る者

    ばいばい、アースIV 今ここに在る者

    冲方丁

    角川文庫

    ばいばい、ベル。

    膨大で何の説明もない物語内の専門用語の数々が、いつの間にか違和感無く読み進められる。 デュルヒ・ブレッヒェン 世界を穿孔せよ かっこよす! そして根底にあるのはまさしくSF的な世界の謎。 その辺りを想像しながら読むのもまた楽しい。 ばいばい、ベル。

    2
    投稿日: 2013.10.24
  • ばいばい、アースI 理由の少女

    ばいばい、アースI 理由の少女

    冲方丁

    角川文庫

    世界の理に挑む主人公

    ガチの国産SFバトルファンタジー。 説明もないまま、さも当たり前のごとく異世界で異形たちが闊歩し、主人公ただ一人が「人間」として(当然作中世界では主人公こそが異形となる)戦いと世界の理に挑む。 読者を突き放しているようで、いつの間にか引き込まれる。 ここまで気合入れて世界観を描き切ったなら、もはやそれは読んでいる間は「現実」と言ってもいいだろう。 文庫の表紙の絵はどこかで見た絵柄だと思ったら、マグナカルタの人ね。 作中では挿絵はまったくないので、脳内で各キャラクタがヨーダとかピーターラビットとか、ガリィに変換されるw これはこれで想像力を刺激されて面白い。

    7
    投稿日: 2013.10.24
  • ガーディアン

    ガーディアン

    石持浅海

    光文社文庫

    言うなればヴィジョンないパワー!

    「扉は閉ざされたまま」からほぼ全作を読んでる作家。 幼時に父を亡くしてから、勅使河原冴は不思議な力に護られてきた。彼女が「ガーディアン」と名づけたその力は、彼女の危険を回避するためだけに発動する・・・ 言うなればヴィジョンないパワー! そばに立つというところから「ス○ンド」と名付けた! と思わず言いたくなる。 こういう特殊能力系好き。 論理的な推理展開と、○タンドバトル展開の二本立て。 面白かった。

    3
    投稿日: 2013.10.24
  • 戦う司書と絶望の魔王 BOOK9

    戦う司書と絶望の魔王 BOOK9

    山形石雄

    集英社スーパーダッシュ文庫

    超展開

    バントーラ図書館館長の謎が明かされる。 そしてまさかのキャラたちが登場。 ここにきてそうつなげるか!の流れに唸るしかない。 超展開が続くぜー。 ラストまで見逃すな。

    0
    投稿日: 2013.10.24
  • 阪急電車

    阪急電車

    有川浩

    幻冬舎文庫

    電車にはドラマがある!かも

    阪急電車の沿線の駅にちなんだ連作短編恋愛小説。 いろんな人生が交わって人と出会って分かれて、電車にはドラマがある!と思ってたほうが通勤も楽しくなるかもね。 著者の作品は安心して読める。大好き。

    5
    投稿日: 2013.10.24
  • フリーター、家を買う。

    フリーター、家を買う。

    有川浩

    幻冬舎文庫

    少年の成長物語

    新入社員→フリーター→駄目人間 というさもありなんの主人公の流れに憤りつつ、その後の成長にグッとくる。 これ読んで危機感を感じる人はまだ遅くないかもね。 何も感じない人はそもそもこの本を手に取ることもないだろうけど。 本編ラストはいつもどおりの有川節というか、さすがにちょっと違和感。

    2
    投稿日: 2013.10.24
  • 滅亡の星、来たる ダイノコンチネント

    滅亡の星、来たる ダイノコンチネント

    山本弘

    徳間デュアル文庫

    タイムスリップもの

    旅客機が飛行中、謎の衝撃と共に恐竜のいる時代にタイムスリップ。 それから500年後、彼らの子孫たちはギフトと呼ばれる超能力を持ち、たくましく生き残っていた。 文明は石器時代レベルまで戻っても、受け継がれた知識は21世紀のものというのが良いアクセントとして機能している。 知識の伝承の中で一部フィクションと混ざって面白いことになっていたり。 なぜ自分たちの先祖はこの時代に飛ばされたのか? ギフトとは何なのか? やがて訪れる災厄は回避できるのか? 恐竜絶滅が史実である以上、自分たちも滅亡するしかないのか? 先が気になるところで1巻終了。 今後が楽しみです。

    2
    投稿日: 2013.10.24