
妖の華(1)
落合裕介,誉田哲也
ヤングキング
誉田哲也氏の衝撃デビュー作を漫画化
誉田哲也氏の同名小説を漫画化。 ジウシリーズや姫川シリーズなど刑事物が多い誉田氏の作品の中で、吸血鬼が連続殺人を犯していくという異色の内容。 原作を読んでかなり面白かったのでついつい読んでしまいました。姫川シリーズでおなじみの國奥先生や井岡も登場するあたりがうれしい。 まだ1巻なので謎だらけの展開だけど、これから面白くなっていくはず。2巻が待ち遠しい。
0投稿日: 2016.05.11
眼球綺譚-COMICS-
児嶋都,綾辻行人
クリーク・アンド・リバー社
漫画にすると怖さ倍増
小説『眼球綺譚』の漫画化作品。 漫画のために綾辻さんが書き下ろしたオリジナルストーリーも収録され、すでに原作を読んだ人でも新たな楽しみがある。 綾辻さんの独特の世界観を漫画にするというのはかなり難しい作業ではないかと思うのだが、楳図かずお的なタッチでおどろおどろしく見事に描けている。 原作読んだとき、想像するだけでもゾッとしたのに、視覚的に見せつけられるとゾゾゾーーーッて感じかな。
0投稿日: 2016.05.10
ちはやふる(18)
末次由紀
BE・LOVE
産休明け元クイーン猪熊遥登場!
富士崎高校の合同合宿を経て、吉野会大会へ。 千早の怪我も治って、ついに右手解禁。 怪我の功名で、なんかまたパワーアップしてる千早。 大会では見馴れた顔ぶれが揃う中で、またしても新たな強敵が出現!産休明けの元クイーン、猪熊遥。 暗記時間に授乳って・・・母は強し!
0投稿日: 2016.05.09
ソウル・コレクター 上
ジェフリー・ディーヴァー,池田真紀子
文春文庫
データオタク対決!
リンカーン・ライムシリーズ8作目。 今度の犯人はデータオタク。 商品の購入履歴やETCの記録、通話履歴などありとあらゆるものがデータとして記録されていく現代ならではの犯罪。 データの改ざんや悪用によって、人生を破滅させることもできるという恐ろしさ。 前回取り逃がした殺し屋の追跡も同時並行で話は進む。 あっちもこっちも大忙しのリンカーン、結末はいかに?
0投稿日: 2016.05.09
荊の城 上
サラ・ウォーターズ,中村有希
東京創元社
全く先が読めないストーリー
うーん、これは何だ?ミステリーなのかサスペンスなのか?それとも犯罪小説?そう思わせておいて単なる官能小説なのか?と言って官能というほどのどぎつい描写はないし。軽いどんでん返しがあってせっかく面白くなってきた所で、話が振り出しに戻ってしまったのがツラい。二人の少女のザッピングになっているため、同じ話をもう一度なぞっていく感じがちょっと鬱陶しいかな。いっそのことそれぞれの少女視点で別冊にしてしまえばいいのに。とりあえず下巻を読まないと何とも言えないなぁ。
0投稿日: 2016.05.08
荊の城 下
サラ・ウォーターズ,中村有希
東京創元社
怒涛の急展開
おぉー、下巻で目まぐるしい展開。上巻のゆっくりとしたストーリー展開に多少苛立ちがあったのだが、下巻に入ってからは一気に加速。次から次へと明かされていく真実に驚愕し、ドラマのプリズンブレイクばりの逃亡劇にハラハラし、少女のあまりの過酷な運命に涙する。タイトルが地味な割には波乱のストーリーで期待以上の面白さだった。
0投稿日: 2016.05.08君がやめてとねだるまで
草凪優
君がやめてとねだるまで
草凪優
角川文庫
タイトルに惹かれて
とりあえず本のタイトルがいい。思わずタイトル買い。内容は・・・んーかなり変態の領域。でも、ストーリーはともかく、作者の表現力、描写力は物凄い。よくこんな表現が思いつくなぁと、妙なところに感心してしまい、官能小説なのに極めて冷静に読んでしまった。三部作らしいので、一応続きも読んでみるけど。
1投稿日: 2016.05.08君の中で果てるまで
草凪優
君の中で果てるまで
草凪優
角川文庫
アブノーマル度に拍車がかかる
シリーズの2作目。1作目の続きというより、前作は兄、今回は弟と同じストーリーをそれぞれの視点から描いている。大筋は同じ話なのに新たな事実が次々と出てくるので飽きない。そして性描写もアブノーマル度が更に増していく。とても真似できない。
1投稿日: 2016.05.08
ウォッチメイカー 上
ジェフリー・ディーヴァー,池田真紀子
文春文庫
シリーズ最強の殺し屋登場
リンカーン・ライムシリーズの7作目。毎度のことですが、上巻から飛ばしまくりの展開。読者を全く休ませてくれません。今回の犯人は時計オタクのサイコパス。微細証拠を一切残さないという科学捜査にとってはかなりの強敵。そこに救世主のように現れた心理分析を基にした尋問(キネシクス)のプロ。証拠至上主義者のリンカーンと共存はできるのか?
0投稿日: 2016.05.08君が泣くなら最後まで
草凪優
君が泣くなら最後まで
草凪優
角川文庫
最後がねぇ・・・
シリーズ3部作の完結編。今度は息子が主人公。なんだ、この最終章は。途中まではなかなか読ませるいいストーリーだと思ったのになぁ。最後は有り得ない状況でしょ。いや、絶対無理だって。結末もあまり理解できないし。この美人家庭教師、もう少し壮大な企みがあるのかと思いきや、なんも考えてなかったのが残念。
0投稿日: 2016.05.08
