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future4227さんのレビュー
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  • GONE ゴーン 下

    GONE ゴーン 下

    マイケル・グラント,片桐恵理子

    ハーパーBOOKS

    まだまだ続く壮大なストーリー

    なんか下巻は凄いことになっていったなぁ。いろんな要素がグチャグチャに混ざって、いったいこの後どう収束していくのか見当もつかない。謎がいっぱい残りすぎて、もやもやする終わりだなぁと思っていたら、この後5作品も続くシリーズものだった! んー、続きが気になる…。 ストーリーとしては引き付けるものがあるけれど、描写が荒っぽくて、バルコニーから転落して意識を失った奴が、次のシーンでは普通に登場してくるし、頭をつかんでいたはずの相手がいつの間にか歩いているし、途中の描写を省略しすぎ!もう少し丁寧に書いてあるとシチュエーションが想像しやすいんだけどなぁ。

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    投稿日: 2016.05.27
  • ちはやふる(23)

    ちはやふる(23)

    末次由紀

    BE・LOVE

    おおー、ついに新が千早に・・・!

    前巻、いいところで終わっていた名人位挑戦者がついに決まる。どちらが勝っても素晴らしい試合。 一方で相変わらずのマイペース、周防名人。何を考えているのか全くわからないけど、思わぬ練習試合のお陰で、太一と千早は何かを掴んだか? 次巻でいよいよ名人位・クイーン位戦の火蓋が切って落とされる! あと、おまけ4コマも、もはやおまけとは言えないほど白熱した連載ものになっているし。まさかの24巻へ。

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    投稿日: 2016.05.25
  • ちはやふる(22)

    ちはやふる(22)

    末次由紀

    BE・LOVE

    一冊丸ごと原田先生物語

    名人位・クイーン位挑戦者決定戦の決勝。 原田先生の気迫が物凄い! そして北野先生との不仲の原因となった31年前の秘話が明かされる。 勝つためには読手さえも選ぶその執念。親子二代にわたる綿谷対決。様々な思いを込めたこの一戦!決着は23巻へ。 そして、おまけ4コマの部活動対抗リレーの結果も気になるが、これも続きは23巻へ。 ところで周防名人、若宮クイーンから千早に乗り換えか?

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    投稿日: 2016.05.25
  • 傭兵代理店 復讐者たち

    傭兵代理店 復讐者たち

    渡辺裕之

    祥伝社文庫

    古武道恐るべし!

    シリーズ3作目。古武道との出会いによって主人公が更に無敵に。 卓球の平野選手が古武道を取り入れてるって聞いたことがあるけど、こんなすげぇ武術がなんでもっと普及しないんだろ? 今回は「リベンジャーズ」と名付けられた傭兵部隊が、戦闘だけでなく、張り込みや監視などの捜査を行いながら黒幕に迫っていく。 敵もかなり強い上に賢い。 古武道を身につけた藤堂であっても無傷ではいられない。 そして、天才ハッカー土屋友恵の活躍も見逃せない。 本人はさらっとやってるけど、ふつうできないできない。 こんなに活躍してるんだから、巻頭の「主な登場人物」に名前を載せてあげて! 世間では、ちょうど米兵による殺人事件が問題になっているが、これは風紀の乱れとかではなく、コンバット・ストレスが原因であるというのが筆者の主張。 そして、米軍が日本にいること自体、間違っているとも。 あと、エアフォース・ワンって大統領専用旅客機の名称じゃないんだって‼大統領が飛行機に乗っている状態を指すらしい。 オバマ大統領来日のニュースで「エアフォース・ワンから降りてきた」って言ってたのは間違いじゃん‼

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    投稿日: 2016.05.25
  • 遥かなる大和 上

    遥かなる大和 上

    八木荘司

    角川文庫

    日本と中国、二つの舞台が同時進行で描かれる大和朝廷物語

    高校時代に日本史で必死に暗記した人物が次から次へと登場してくるのがたまらない。 高向玄理とか南淵請安とかがまだ留学生として隋に滞在している時の話。 大和では聖徳太子・小野妹子一派VS蘇我馬子との水面下での攻防があり、朝鮮では大和・高句麗VS新羅・隋の外交戦略が火花を散らし、隋の国内では反乱軍VS正規軍との戦いが繰り広げられる。 国内外てんこ盛りのなんとも贅沢な小説です。

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    投稿日: 2016.05.24
  • 遥かなる大和 下

    遥かなる大和 下

    八木荘司

    角川文庫

    隋では李世民、大和は小野妹子が政権交代を目指す

    隋から唐への政権交代。 彗星のごとく現れた李世民。 露骨な権力闘争がある分、大和朝廷よりもこちらの話の方が面白くなってしまった。 いずれ『李世民』も読まなくては。 一方、大和朝廷では聖徳太子の側近達と蘇我氏との暗闘。 次から次へと繰り出される蘇我氏の謀略。 それを阻止せんと暗躍する小野妹子たち。 手に汗握る攻防が続く。 今一つ聖徳太子の活躍が薄かったのが残念なところ。 最後は一気に世代交代が進み、いわゆる大化の改新へ向かっていく。 続きは『青雲の大和』へ。

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    投稿日: 2016.05.24
  • 青雲の大和 上

    青雲の大和 上

    八木荘司

    角川文庫

    大化の改新って凄い出来事だったんだ!

    前作から時代は流れ、蘇我入鹿、中臣鎌足が中心となって、大化の改新前後が描かれる。 教科書的には「中臣鎌足と中大兄皇子が宮廷で蘇我蝦夷・入鹿父子を暗殺し、天皇を中心とする新しい政治を行った」と軽い記述で終わってしまう所だが、そこに鎌足と入鹿の友情を絡め、暗殺決行に至るまでのギリギリの根回しや調略が物凄いボリューム感で描かれている。 おそらくはほとんどフィクションなんだろうけど、入鹿、鎌足、中大兄のキャラクター作りが素晴らしく、ぐっと感情移入してしまう。 大化の改新って物凄い出来事だったんだと改めて思った。

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    投稿日: 2016.05.24
  • 青雲の大和 下

    青雲の大和 下

    八木荘司

    角川文庫

    高向玄理の活躍が光る!

    国博士となった高向玄理の活躍が光る一冊。 国内では改新の詔の草案作りから始まり、朝鮮では新羅の内乱鎮圧、唐へは使節団代表としての渡航とまさに八面六臂の大活躍。 30年に及ぶ遣隋使経験がここで一気に開花する。 前作『遥かなる大和』で刎頚の友となった徐世勣との再会、そして2人の変わらぬ友情も胸に迫るものがある。 また、のちの則天武后も登場し、唐朝内部の権力闘争が激しさを増していくに伴い、中国史としての面白さも加速する。 大和3部作の最終巻『大和燃ゆ』へ。

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    投稿日: 2016.05.24
  • 大和燃ゆ 上

    大和燃ゆ 上

    八木荘司

    角川文庫

    中国も日本も女性が一番こわい

    唐では則天武后が絶対的権力を握り、まるで西太后のよう。 こわっ! 大和朝廷内では、額田王、菟野皇女(後の持統天皇)が大海人皇子をめぐって嫉妬心むき出しのガチバトル。 二人ともわがまま過ぎ! そして北九州、朝倉宮への遷都。 いやー、九州に遷都してたなんて知らなかった。 額田王の有名な「熟田津に~」の歌はその時の歌だって。 上巻では阿倍比羅夫率いる水軍が満を持して朝鮮半島に乗り込む。 唐の水軍も出動。 いよいよ下巻で白村江の戦い!楽しみ!

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    投稿日: 2016.05.24
  • 大和燃ゆ 下

    大和燃ゆ 下

    八木荘司

    角川文庫

    とにかく白村江の戦いが凄い!

    いよいよ大和三部作の最終巻。 ついに白村江にて唐との直接対決。 唐の巨大艦隊に小さいながらも数で圧倒する大和艦隊。 赤壁の戦いとバルチック艦隊との大海戦をミックスしたような激しい攻防戦。 まさに大スペクタクル!間違いなくシリーズ中最も面白い一冊。

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    投稿日: 2016.05.24
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