熊猫さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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中国黄金殺人事件
ファン・フーリック, 大室幹雄 / グーテンベルク21
ディー判事シリーズ第一作。
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マー・ロンとタオ・ガン二人がディー判事の部下になるところから始まる。
そしてそこには遥か先に回収される伏線が…。
時代の中国の風俗が描かれていて興味深いのだけど、惜しむらくは作者手ずからのイラストが…未収録なこと。
電書はこういうの確認できないから、読んだあとでがっかりきたよ。 続きを読む投稿日:2013.12.23
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フロスト気質 下
R・D・ウィングフィールド, 芹澤恵 / 東京創元社
おもしろかった
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上巻で立続けに起こった事件がどたばたと片付いていく下巻。
いつも通りのパターンなんだけど、どうしてこうも楽しめるんだろう?
そしてどうして下品でいい加減で不潔なフロスト警部を愛せてしまうんだろう?
今…回は子供の誘拐事件がメインになっていたせいか、フロストがいつもよりいい人になっていて、なんか知らないうちに一部の部下からも受け入れられていて、なんかしみじみしてしまった。
上司を適当にあしらって、彼らに受けが悪いのは相変わらずなんだけど、あまりにも不当な扱いにフロストに同情してしまったり。
それがフロストらしさなんだけど、読んでるこちらが歳を取ったのかな?
何せ新刊は7年ぶりだもの。
作者の訃報は後書きで知ったのだけど、残り2作を大事に大事に楽しみたいと思う。
次作の出版が楽しみでもあり、寂しくもあり。 続きを読む投稿日:2013.12.23
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フロスト気質 上
R・D・ウィングフィールド, 芹澤恵 / 東京創元社
相変わらずです
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相変わらず事件てんこ盛のデントン。
ぼやき&下ネタ絶好調のフロスト警部。
面白すぎる。
積もり積もった事件が下巻でどうなるのか想像もつかないけれど、このままずっとフロスト警部を読んでいたいよ。投稿日:2013.12.23
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中国湖水殺人事件
ファン・フーリック, 大室幹雄 / グーテンベルク21
タオ・ガン登場の巻
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ディー判事一行が招かれた宴席で一人の娼妓が謎の言葉を残して殺された。
ディー判事は捜査を始めるが、更なる事件が起き…。
事件がいくつも(大体3件ぐらい)平行して起こるのがこのシリーズのパターン。大き…な軸は街で密かに進行している重大な陰謀。
コレがそれぞれの事件とどう絡んでいくのか、あるいは絡まないのか。
ディー判事とマー・ロンとチャイ・タイの活躍にわくわく。
この話では後の重要な部下のひとりとなるタオ・ガンが初登場する。
いかにもなキャラクタたちなんだけど、いいよ。
あと月仙、かっこいい! 続きを読む投稿日:2013.12.23
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冬のフロスト 下
R・D・ウィングフィールド, 芹澤恵 / 東京創元社
安定の面白さ
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フロストが使えない部下に窮地に陥れられながらも彼を必死ですくい上げようとしているところがいい。
フロストも丸くなったものだ。
なんだかんだ言って捜査熱心だし部下思いだし上に諂わないし、いいやつなんだよ…な、フロスト。
下品だけどw
しかしこれで残り一作か。
早く読みたいような、ずっと待っていたいような…。 続きを読む投稿日:2013.12.23
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冬のフロスト 上
R・D・ウィングフィールド, 芹澤恵 / 東京創元社
中毒性あり
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幼女誘拐殺人に連続娼婦惨殺事件、枕カバー強盗に、コンビニ強盗事件…。
相変わらず事件てんこ盛りの中、マレット署長の経費引き締め運動を躱しつつ事件捜査に邁進するフロスト警部の何と愛おしいことか!投稿日:2013.12.23