熊猫さんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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緋色の十字章
マーティン・ウォーカー, 山田久美子 / 東京創元社
フランスの片田舎で
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事件云々よりもブルーノの生活描写、特に家を作っていく過程が好き。
地域に馴染んで、友人・知人を増やし、ちょっと法の解釈を変えて綿々と続く歴史の一部となっていく。
事件は陰惨だけど、それを覆い隠す生活が…そこにある。 続きを読む投稿日:2014.05.02
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わが身世にふる、じじわかし
芦原すなお / 創元推理文庫
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嫁洗い池
芦原すなお / 創元推理文庫
いい夫婦だなぁw
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安楽椅子探偵ものというのもあってか、芦原すなおの中ではこのシリーズが一番好きだ。
一歩引いて事件も家も切り回す妻に手料理を振舞われてみたい。投稿日:2014.03.30
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ミミズクとオリーブ
芦原すなお / 創元推理文庫
表紙の雰囲気そのままの世界
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作家のぼくの妻は名探偵なのだった。
安楽椅子探偵もの。
様々な形で持ち込まれる事件をぼくの妻が鮮やかに解いていく。
謎はたいしたことがないのだけれど、美味しそうな料理と昭和が色濃く残る描写、ミミズク…のかわいらしさが心地よい。
派手さはないけれど、よい作品だと思う。 続きを読む投稿日:2013.12.25
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無人島に生きる十六人
須川邦彦 / 青空文庫
こんな遭難あっていいの?
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作者が商船学校の先生から聞いたという体験談を書いた小説。
いや、もうこんなに爽やかな遭難小説は初めて読んだ。
遭難した16人がみな前向きで、争いもなく…いやむしろ結束して挙句遭難中なのに勉学すらも疎…かにしないという、なにその古き良き日本人の美徳。
まるで修身小説(そんなジャンルがあるのかは知らないけど)のようだった。
いや、むしろおとぎ話。
読み易くて、分かりやすいので、小学生や中学生にもオススメかと。 続きを読む投稿日:2013.12.23
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ミステリガール
デイヴィッド・ゴードン, 青木千鶴 / ハヤカワ・ミステリ
映画好きなら分かるのかな?
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ぼくが探偵助手となって最初の殺人事件を解決したのは、妻に捨てられて、いくらか正気を失った直後のことだった。」
この書き出しの一文がこの小説のすべてを表していると言っても過言ではない。かな?
結局のと…ころ、デイヴィッド・ゴードンはおたくなんだな。
映画は香港電影以外サッパリわかんないんだよね。
なのでキチンとした評価はできないんだ。スマンスマン。
本筋はよくあるパターンだと思うので、とりあえず真ん中で。 続きを読む投稿日:2013.12.23