小説版の販促用と考えれば仕方ないですが、ライトノベルのコミカライズは最後まで描かれないことがほとんど。 なので原作から逸脱して終わるか、切りのいいところで終わるか。 このマンガは後者ですが3巻で終了なのでいまいち盛り上がりに欠けます。

小説は未読です。 なので省かれたところはわかりませんが、この１巻は割りと冒険しています。 ただ、巻を増す毎に戦闘や日常の話が少なくなり、かわいい女の子とえっちなことをするだけのマンガになりつつあります。 それだったら１８禁でやれば？ ともいいたくもなりますが、そっちだとダメでしょうね。 子供の頃に読んだちょっとエッチなマンガ(これに関してはちょっとでは済まないが)のようなのがいいのかもしれない。

触れたりは出来ないようなので、除霊とか無理っぽい。 もしこんな状況になったら精神的にもたないだろうな。 あと、たまにイイ話はさむのでそこが救い。

人間よりも亜人に救われる主人公、他作品の盾の勇者に通じるところがあります。 主人公は容姿によって迫害を受けるくらいなので、美形が好みの方には受け付けないかもしれません。 現時点では転生物ではないようですね。 ヒロイン？の猫形亜人のリッピがかわいらしい。 獣人でも獣寄りの顔なので好みの別れる所ですが。

これはまさに「亭主元気で留守がいい」ですね。 中世ヨーロッパのような世界観なのに主人公の考えや言動は現代的なので、もしかして主人公は転生者なのかと勘ぐってしまう。

観察記録とあるように、悪役令嬢視点ではなく王子視点で物語は進んでいきます。 それが他の作品の彼等もこんなことを考えているのかと楽しませてくれます。 悪役令嬢であるヒロインの空回りぶりが可愛らしく、方向性はズレているも努力家なので憎めないキャラクターなのが特にいいですね。 原作小説が2巻で完結しているようですので、是非とも描ききって頂きたいです。

復讐とありますが、主人公がかなり穏便なので、相手を殺したりだとかそういうことはないです。 小説は未読ですが、表紙を見る限り絵的にはかなり違いはあります。 が、こちらの方が男でも(因みに私も男性ですが)読みやすい。 原作小説が完結しているようなので、是非とも最後まで続けてほしいですね。

ゲームの中の世界だけの人の「命」とは。 そこに意思、感情と呼べるものがあるのなら、それは人間と代わりないものなのでは。 ゲーム世界に入り込む物語ではよく取り上げられる題材ではありますが、主人公がいちいち熱くていい感じです。

既刊4巻となっていますが、後書きを読む限りこれが最終巻。(2019.1) 伏線は回収仕切れず、物語が広がり始めたところで終わってしまいます。 もう少し展開が早ければ違ったのかなぁ、と。

コミック版最終巻。 原作小説の8巻までに当たります。 因みに小説は11巻で完結。 ラノベの漫画化作品の多くが、こういう形で終了してしまうのが当たり前になっているので非常に残念。 15巻まで続いたので、最後までをと期待してしまったのもあります。 節目としては一区切りついていますが、まだ続きがあると思うと… 続きは小説でみたいな流れですが、漫画が読みたいのであって、小説が読みたいわけではないんですよ。