
週刊文春が報じた 清原和博「薬物疑惑」直撃取材のすべて【文春e-Books】
週刊文春編集部・編
文春e-Books
貴重な記事です
清原逮捕のきっかけになったとも言われている週刊文春の 記事です。 糖尿病の治療と言い訳をして薬物中毒を否定していた清原を 追い込んだ文春の衝撃のスクープ。 今となっては記事通りの薬物中毒で逮捕されてしまったわけですが 逮捕前の清原被告の様子がわかる貴重な記事です。 わずか12ページですがされどの12ページです。
3投稿日: 2016.05.19永谷脩の仕事 野球人に最も愛されたスポーツライター(Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
Number PLUS編集部・編
文藝春秋
信頼関係
スポーツ雑誌『Number』で長年執筆されていたスポーツジャーナリスト 永谷脩さんの記事を一冊の本にまとめたものです。 王、長嶋はもとより入団当時の清原和博や江川卓、落合、江夏、山田久志 野茂などそうそうたる選手の当時のインタビュー記事が掲載されています。 多くの選手に慕われていた永谷脩さんの記事は読んでいてお互いの信頼関係 がわかります。 もし、信頼関係が築かれていない記者が同じことを聞くと気分を害しそう な厳しい質問にも、そこに信頼関係と愛情が感じられれば 選手も真摯に対応するということがこの本で証明されています。 また、永谷脩さんといえばやはり印象的なのが清原のインタビュー記事です。 永谷さん自体が清原に対して好意的に接していたこともあるのでしょうが 清原自身も永谷さんのインタビューにはすごく正直に自分を出しています。 清原には当時の気持ちを思い出して更生してほしいものです。
3投稿日: 2016.05.17狙撃手のオリンピック
遠藤武文
光文社
長野オリンピックが舞台
実際にあった長野オリンピックが舞台。 オリンピックに反対する過激派からの天皇陛下暗殺計画 の予告状。 それを阻止する為に配置された警察官が、まぼろしとなった モスクワオリンピックの射撃の元代表選手。 そこに犯人と警察官、恋人、親子など複雑な関係が 絡んできます。 オリンピックの開会式が迫って来て、 果たして結末はどうなるのか? 読み進むうちに複雑な人間関係が一つ一つ 解き明かされていくと、ストーリーにどんどん 引き込まれて一気に読んでしまいたくなること 間違いありません。
4投稿日: 2016.05.01怒らないクスリ 専門医が語る、心が楽になる処方せん(小学館101新書)
熊井三治
小学館101新書
怒りのコントロール
仕事やプライベートで今まではあまり気にならなかったこと が気になるようになって、イライラしたり怒ってしまうような ことがあります。 歳を重ねるとだんだん丸くなるのかと思えば そうでもないようです。 この本は最近少し気が短くなったなと思い出した人に読んでほしい そんな本です。 怒ると体にどんな悪影響があるのか? 自分の性格診断。 怒りに対してどんな対応をとればいいのか? 怒らないようにするにはどんなことに気をつければいいのか? この本を読むことで、怒りをコントロールするための方法 がわかります。
2投稿日: 2016.04.29健さんと文太~映画プロデューサーの仕事論~
日下部五朗
光文社新書
映画ファンにオススメです
元東映の映画プロデューサーという経歴の著者が 高倉健と菅原文太という二人の大スターを通して 映画プロデューサーという職業がどういう仕事かを書いている本 なのですが、健さんと菅原文太に関しては最初の方に よく出てくるのだが途中からほとんど出てこなくなって ただのプロデューサー論になってきている。 それでも多くの有名な作品をプロデュースしているということ もあって有名な映画監督や俳優の名前もどんどん出てきて 映画ファンにはすごく楽しめる本になっています。
4投稿日: 2016.04.26みんなが好きな『相棒』特命研究ファイル ドラマ『相棒』が100倍おもしろくなる本
刑事ドラマ事件調査委員会
KANZEN
また観たくなります
シーズン14も終わり、これからも続くであろう 相棒ですが、この本ではシーズン10までを 多面的に振り返っています。 杉下右京はもちろん、過去の右京の相棒、 亀山薫、神戸尊のふたり、その他、捜査一課の 3人や、大河内監察官まで。 それ以外にもストーリーや脚本家、シーズンごとの エピソードまで、充実した内容になってます。 シーズン10までということで少し古いのですが 過去の作品を振り返ってみると改めてまた見たく なります。 相棒ファンにはたまらない一冊になっています。
3投稿日: 2016.04.10七つの会議
池井戸潤
日本経済新聞出版
でしゃばりすぎない主人公
「半沢直樹」や「花咲舞が黙ってない」などの作者、 池井戸潤さんの作品。 池井戸潤さんの作品は、どの作品にも共通しますが、 不正に対して断固として立ち向かう姿勢を持った 主人公が現れます。 この作品も、立場の弱い下請けと、大手メーカーの 重役が絡んだ不正に巻き込まれた人の人生や、心情が 描かれていて、読み進むにつれ目が離せなくなります。 不正を暴いていく主人公も、過去に自分の起こした 行動で、他人を苦しめたことを、心の中に刻んでいて 普段は、ぐうたらしていても、いざとなれば行動を 起こすついう二面性を持っています。 半沢直樹ほど、行動力や表立った熱さはなく読み始めは 誰が主人公かわからないほどですが、ラストに近づくにつれ 存在感が増してきます。 でしゃばりすぎない主人公。 こういう作品もいいですね。
11投稿日: 2016.04.06徳川家が見た「真田丸の真実」
徳川宗英
PHP新書
幸村が家康の親戚?
この本の作者がれっきとした徳川家の当主。 暴れん坊将軍・徳川吉宗が家康を真似て作った御三卿(田安、一橋、清水) の一つ、田安徳川家の第11第当主というのだから、文章にも重みがあります。 真田幸村は何と!家康の親戚だった! えっ!そうだったの?ということも含めて目からウロコの話が満載です。
6投稿日: 2016.04.06「関ヶ原合戦」の不都合な真実
安藤優一郎
PHP文庫
想像するだけでも楽しめる。
歴史って当時のことをいろいろ想像することで、いろんな解釈 が誰でもできるし、誰でも楽しめます。 ”関ヶ原の戦い”についても過去に数え切れないほど多くの本で 語り尽くされていますが、それでも、つい手にとって読みたくなる のは、やっぱりその戦いに至るまでの過程が興味をそそられる からでしょうね。 家康が上杉征伐に向かった隙に石田三成が挙兵したとか、 家康がそれを確認して引き返したとか、小早川秀秋が 家康からの威嚇で裏切ったとか、とにかくいろんな伏線が あります。 それが全て本当のことなのか、もしくはそうではなかったのか 想像するだけでも楽しいものです。 その想像を補完してくれたり、膨らませてくれたり、 はたまた裏切ってくれたり、そんな本です。 この本を読みながら歴史の空想に耽るのもいいものです。
4投稿日: 2016.03.29ミス・ジャッジ
堂場瞬一
実業之日本社文庫
心理描写
メジャーリーグの先発投手としてデビューしたピッチャー。 その試合の球審がなんと、高校、大学と同じ学校の先輩。 高校、大学共に天才と言われたその先輩の陰に隠れて二番手だったピッチャー。 先輩、後輩という間で実力、年齢で押さえつけられてきた相手が試合を 左右する球審ということでピッチャーの心の中に変化が起きます。 この辺の心理描写がこの作者の真骨頂です。 堂場瞬一さんの作品に共通する細かな心理描写は読み進むにつれ どんどん読者を引きずり込む魅力があります。 野球を経験したことのある人、野球の好きな人、この作品の魅力にはまること 間違いなしです。
5投稿日: 2016.03.19