ちょっとした切っ掛けで自分を変えようとするというのはありですが、顔面偏差値の低さとポジティブすぎる空気を読まない行動力が、どうしようもなく主人公を追い詰めてしまう流れが急展開過ぎて憐れですね。 それでも手段を選ばず前に進もうとする主人公ですが、ここまで来るともはやどうにも取り返しのつかないいばらの道。主人公がどこまで突き抜けて行ってしまうのか却って気になってしまいます。

商人の兄ちゃんや主人公が大活躍です。 商人の兄ちゃんの意外な一面がスゴいですね。 ちょっと度胸のあるだけの普通の兄ちゃんだと思っていたのが、前回に引き続いてハーレム展開まっしぐらですね。 主人公。ピンチに際しての大逆転。ある意味王道的な展開ですが、ずいぶん灰汁の強いおっかないシーンですね。

前世が一流菓子職人だった主人公が貧乏領地を発展させて、理想の菓子作りを目指すストーリー。 菓子の造詣が深いのは勿論なのですが、それ以外の政治的な交渉力の高さが異常ですね。 単純な力押しを強調するのではなく、こういった話術を繰り広げて物事を進めていくストーリーは深みがあって面白いです。

癖の強いヒロインが活躍するストーリーです。 本人は前に出たがらない性格ですが、強い好奇心が災いして次々に事件に巻き込まれてしまいます。 一つ一つの小さな事件が裏で繋がっていく流れは相変わらず面白い趣向ですね。

あっという間の急展開です。 これまでの近未来ミリタリーな展開からはあり得ないようなオレTUEEEな状況。 どちらにしても異色の魔法少女ものであることには変わりなく、「謎の影がいよいよ……」という盛り上がりそうな展開ですね。

異世界転生ものです。 貧乏貴族の跡取りとして転生した菓子職人が、持って生まれた機転を活かして立ち回り、領地を豊かにして理想の菓子作りを目指して邁進する展開ですね。 剣の腕前や魔法の才能を基にして頭を働かして活躍するストーリーは、主人公のいたずらっ気の多い部分もあってユーモアに富んだ面白い作品ですね。

とりあえずの一区切りといった感じでしょうか。 上下巻ではありますが、不完全燃焼で続きが気になる展開ですね。 バトルあり意外な展開もありドキドキもありと色々と楽しめる内容でした。

2巻から後宮からストーリーは外に広がってきました。 今回も基本はちょっとした事件を相談されたヒロインが考察して解決していく展開が軸になりますが、今回はヒロイン自身の問題が関わってくるようになります。 人間関係やすれ違いがキャラの意外な一面を見せてくれるので面白いストーリーでした。

コミカライズもされている作品ですね。 後宮の下女になってしまったヒロインが遭遇する事件にうっかり首を突っ込んだことから、次々と相談を受けて事件を考察していく展開ですね。 一つ一つの事件は迷信深い時代では解決は難しいものでしょうが、ヒロインの理詰めの考察で解決していきます。 ヒロインの嗜好のとんでもなさと周りの特徴的なキャラの魅力が、いい感じでストーリーを面白いものにしていますね。

主人公を巡っての陰謀に対する反撃開始です。 緊張感が高まっていく感じがいいですね。 電子版上下巻が一日遅れで刊行されているので直ぐに続きが読めるのは嬉しいですね。