今回のゲームは皆が一度はやったことがあるであろうゲームを神霊種POWERで超スケール化。 ベースのゲームはシンプルですが、追加ルールがちょっと分かりにくかった感がありました。

７巻と比べるととても密度が濃く、満足しつつ楽しめました。 ・双六ゲーム・世界大戦RTS・東部連合争奪FPSの3つのゲームをしており、世界大戦RTSでは、６巻で描かれた過去編の重厚なストーリーを伏線回収して、駆け引きの盛り上がりもさることながら、何より＜ディスボード＞の核心に「　　」が近づいている様が見所です。

Web版を読んでいたので買いました。 主要キャラクターの性格などに変更はなく、背景の変更で新規ストーリーに移行して行ってる感じですね！ 元々のキャラクターが好きなので、そこを大事にしてくれてるのが嬉しいです！

・極上のバカで運なしの 「残念駄女神様アクア」 ・一日一発しか魔法(爆裂魔法)が使えない 「中二病ロリ魔法使いめぐみん」 ・攻撃がまったく当たらない前衛? 「ドM騎士ダクネス」 この３人と主人公の掛け合いが面白く、展開がサクサクしていて読みやすいです。 俗にいうテンプレを少しひねり、テンプレをネタにしている部分とファンタジーだということを前面にだしそのすべてをギャグに振り分けシリアスがほぼ皆無という構成が性に合っていたのでとてもいい気分で読ませてもらいました。

Web版からの読者ですが、加筆修正されているパートが多く、全体ではとても楽しめました。 戦闘は割りとサクサク進みます。

今回も相変わらず、目立ちたくないという割に奇跡の料理人としてメチャ注目浴びてます。 そして、また無自覚にモテるという、いつもの流れ。 緊張感など皆無ですが、各人の行動を気楽に眺めるのが、この物語の正しい楽しみ方です。

人狼に転生したヴァイトが魔族と人と、種族を越えて皆を魅了していく、悪役がとても似合う穏やかでカッコイイ主人公です。

領地開拓があって、今回は勇者が集まって顔合わせ、特筆すべき箇所もなく次巻は獣人の国編。 字体も大きいしあっという間に読んでもう本棚へ、シオンがもう決定的にこの作品で要らない人物となり、この巻の表紙二人に喰われてる。 シオン頑張って!

獣人国へのおよばれ～からの魔王の情報～からの龍人の国との連絡途絶など安定の面白さです。

今巻の主人公、あっちに行って用事を片づけ、こっちに来て雑用をこなし、なんだか出張を繰り返すサラリーマンみたいなことに。国造りも、それに付随するエピソードも進展はなく、彼の日常をぐだぐだ追うだけ。おまけに、嫁、増えすぎ！　その数9人！割りと暴走ぎみな巻になってます。webにはいなかった新キャラもいます。