
シャーリー 2巻
森薫
Fellows!
こんな娘と一緒に暮らしたい
10年ぶりのシャーリーシリーズ続刊。 作者である森薫さんのメイドへの愛が溢れています。 可愛らしいものへの興味、綺麗な女主人への憧れ、たまの大ドジ。 シャーリーの目線で、もう一度子供時代を追体験した気分。 表紙でピンと来たら、ぜひ1巻からどうぞ。 エマとはまた違った雰囲気の、ほのぼのアットホームなメイド漫画です。
9投稿日: 2014.09.19
wonder wonderful 上・1
河上朔,結布
レガロシリーズ
往年のコバルトファンに薦めたい
おそらくReader Storeでレビューを読まなければ、手に取らなかった作品。 読んでみて・・・高評価に納得。いいです、すごく。 妹に呼ばれた飛び込んだ異世界で、なぜか邪険に扱われる姉・コカゲ。 そのコカゲが置かれた状況から一歩ずつ努力して、自分の居場所を作り出していく過程がもう!もう! めげない。ひがまない。与えられた状況下で最善を尽くす。 そのあくまで誠実な姿勢が胸を打ちます。単純にラブロマンスに陥らないのもいい。 学生さんよりか、仕事にがんばるOLさんにより響くかと。 あと昔、コバルト文庫が愛読書だった方にオススメしたい作品です。
11投稿日: 2014.09.02
深夜食堂(1)
安倍夜郎
ビッグオリジナル
深夜しか営業しない食堂の人間模様
深夜12時から朝の7時までしか営業しない。 自分の食べたいものを作ってくれる深夜食堂。 一日おいたカレー、猫まんま、タコさんウィンナー・・・、 毎回、一品とその品にまつわる人間模様を描く短編連作集。 味があります。少しずつじっくり楽しみたい作品です。
1投稿日: 2014.08.01
秒速5センチメートル(1)
新海誠,清家雪子
アフタヌーン
究極のセンチメンタリズム
転校した先の小学校で出会った貴樹と明里。 引っ越しで離ればなれになった二人の運命は再び邂逅するのか。 初恋をこじらせた男の切なすぎる物語。 未見の方はアニメもぜひ!
3投稿日: 2014.07.27
ONE PIECE モノクロ版 3
尾田栄一郎
週刊少年ジャンプ
ウソップ登場
バギーと赤髪のシャンクスの因縁話あり、ウソップの登場ありの第3巻。 ホラ吹きで村人の大半に嫌われているウソップが耳にした悪巧み。 ウソップは絶対絶命なお嬢様・カヤを救えるか? 真の悪魔は善人の顔をもって来る・・・ぜひ次巻と一緒にどうぞ。
0投稿日: 2014.07.07
ONE PIECE モノクロ版 2
尾田栄一郎
週刊少年ジャンプ
海賊嫌いの泥棒・ナミとの出会い
バギー海賊団が支配する町で出会った、航海士の技術を持つ海賊専門の泥棒・ナミ。 バギー海賊団との戦闘がメインの第2巻。 まだ仲間ではないナミが、他人としてルフィとゾロの戦いぶりを見ています。 店主の思いを継いだ犬、町を守ろうと命をかける町長。 主役だけでなく、脇役の心も熱い!
0投稿日: 2014.07.07
ONE PIECE モノクロ版 1
尾田栄一郎
週刊少年ジャンプ
信念と約束の物語
海賊王におれはなる‼‼ ゴムゴムの身体に、憧れの海賊・シャンクスからもらった麦わら帽子。 ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)を求め、裸一貫で海に飛び出したルフィ。 1巻は海軍入隊希望のコビーと、世界一の剣豪を目指すゾロとの出会いまでが描かれています。 人が何を言ったって、自分の信念は曲げない。 人からの好意は絶対無為にしない。 約束は必ず守る。 笑いあり、涙ありの熱い物語の始まりです。
3投稿日: 2014.07.07
幽麗塔(1)
乃木坂太郎
ビッグスペリオール
めくるめく乱歩的世界
ダメ男の自分の窮地を救ってくれた、謎の美青年・テツオ。 連れてこられたのは、無残な殺人事件が起こった舞台である幽霊塔。 彼は自分に何をさせたいのか? 救世主か、はたまた破滅に導く悪魔か? 原作は「幽霊塔」ですが、漫画化されたこの作品は「幽麗塔」。 確かにそのタイトルがぴったりな、麗しくも妖しい猟奇的なミステリーです。 登場人物ひとりひとりが一癖も二癖もあって、正体がつかみづらい!! 江戸川乱歩の世界がお好きな方はハマると思います。
3投稿日: 2014.06.24
三国志ジョーカー 1
青木朋
ミステリーボニータ
孔明は未来人?とんでも設定ありの異色三国志
表紙からしてギャグテイストかと思いきや、ストーリーは意外と史実を外していません。 黒スーツ、煙草、眼鏡・・・そしていかにも未来人な孔明!! 一巻は曹操陣営で、曹操と曹丕の因縁も描かれたりと、ちょっとホームドラマっぽい雰囲気。 三国志がお好きな方はより楽しめると思います。 でもって、やっぱり女性向けかなぁ。
4投稿日: 2014.06.14
ねむりねずみ
近藤史恵
東京創元社
梨園を舞台にしたミステリー
才能豊かな歌舞伎役者・中村銀弥から、言葉が失われていく。 舞台役者にとって致命的な症状に慄く妻。 原因は妻の浮気か?はたまた別の要因か? そこへ発生する殺人事件。 銀弥の亭主役・半四郎の婚約者はなぜ殺されたのか? 梨園を舞台にしたミステリーだけあって、お芝居のセリフがあちらこちらにちりばめられているのが歌舞伎好きには嬉しい。 今の役者で言ったら、銀弥は誰だろう?半四郎は?と想像するのも楽しい。 特に、歌舞伎好きな方に読んでみていただきたいミステリーです。
0投稿日: 2014.06.14
