攻殻機動隊９課の創設前。 レンジャーに居たバトーと草薙素子との出会いが描かれてます。 バトーが初めて素子を見た時の画が印象的。 敵なのか？味方なのか？信用できるのか？ 裏切りが跋扈する戦場で、揺れ動くバトーの心情が見所です。

騙しおおせたかと思いきや、まんまと策を見破られ、本陣に迫られる蒙ゴウ。 ついに対面した二人は・・・？ 絶頂は過ぎた二人の大将軍の闘いが凄まじい。 廉頗が秦六将軍と競った黄金時代・・・見てみたいですねぇ。

信　対　輪虎　の一騎打ちはもちろんですが、廉頗　対　蒙ゴウ　老将同志の戦いも面白い！ 有利を取ったと思いきや、あっという間に形成逆転。 逆転したと思ったら、また逆転。 最後に勝つのはどちらなのか、まだまだわからず、目が離せません。

骨董屋・雨柳堂。いわくありげな品の想いを感じることができる蓮が、その隠された物語を紐解く、このシリーズ。 15巻には下記が収録されています。 桜守、採蓮図、酌めども尽きず、福良雀、橋姫不在、梅雨入りの客、神かくし 波津さんの描く動物や子供の精がかわいらしくて、好きです。 まだまだ新しい作品が読みたい！マンネリなどと気になさらずに・・・。

大戦だけあって、登場する将の数も多くなってきました。 でも、ぞれぞれが個性的で魅力的！ 敵方もですが、秦の副将たちがヒトクセもフタクセもありそうで目が離せません。 ライバルも多い中、信は武功を上げることができるのか？ 戦の行方が気になる第20巻。

いよいよ始まる秦と魏の大決戦。 秦・蒙ゴウと対するのは、中華に名だたる将軍・廉頗！ かつて負け続けた廉頗に対し、蒙ゴウは勝利を収めることができるか？ 秦軍もですが、魏軍にも気になる将軍が続々登場。 戦の動向に目が離せません。

原田マハさんの作品は「楽園のカンヴァス」に続いて２作目なのですが、やはり面白い・・・。 読み始めると、止まらないです。 世間を騒がす事件から身を隠すように最果ての地にやってきた男と、彼を暖かく受け入れてくれたワケアリ風の女性。 聖書にちなんだ名前が続々と出てきますが、宗教色が強い作品ではありません。 美味しい食事の大事さ。 自分の居ることを受け入れてくれる存在の大事さ。 しみじみと感じました。

今まで触れられなかった政の母である太后が登場。 如何にも悪女な風貌。 運命に翻弄され続けた彼女の選択は？ 功名を争うライバル同士、王フン、蒙恬、政のやり取りも面白い第18巻。

呂不韋の画策により、敵地・秦へ来た李牧。 生きて、趙へ帰ることができるか？ 李牧が出した条件も条件なら、それに応える呂不韋も呂不韋。 一国の丞相ともなる人物は、交渉の規模もとてつもない。 戦場ではありませんが、二人のやり取りにピリピリした空気が立ち込めます。

この巻については星５つでは足りない・・・ 何度でも読み返したいけど、切なすぎてもう手に取れないような気もする。 秦と趙との戦いも終わりますが、信の将としての成長も大きな転換期を迎えます。 今までで一番、印象的な巻です。