
ギルドのチートな受付嬢 : 2
夏にコタツ,三弥カズトモ
モンスター文庫
次の展開が楽しみです。
前半はギルド支部長フランクの長期出張の間、代行として着任した副支部長の話です。これがどこの会社にもいそうな陰険な奴なのです。イリアが平和な受付嬢生活をするための障害は魔物や精霊だけではなかったのですね。後半は闘技場で暴れだした魔物の話です。これは人種差別主義者の謀略だったのです。人種差別と言っても普通の人間が最とも優れており、それ以外の獣人、妖精、エルフ、などは劣っているとする考え方なんですけどね。これが3巻以降の物語に大きく影響すると思っていたのですが・・・。物語の最後のー言を読んで「えっ?!どうなるの?」と思ってしまいました。
0投稿日: 2017.08.17
ギルドのチートな受付嬢 : 1
夏にコタツ,三弥カズトモ
モンスター文庫
苦境を仲間の成長とともに乗り超えるお話
イリヤはチートな能力を持って転生しました。しかし、チートな能力を使った冒険の日々は既に過ぎ去り、今は受付嬢として、のんびり平安に過ごすことを望んでいます。しかし、強すぎる能力は周りに不安や疑念を呼び起します。領主エクトルとそのメイドの会話、「彼女は謎が多すぎます。彼女は、そのすべてを話してはいないでしょう。助言はするのに・・・」「彼女は俺達の成長にあわせて助言し導いてくれているのさ。」「導くだなんて・・・。神を気取っているつもりなのでしょうか。」「市井に粉れ、民とともに笑い、苦心する。可愛い神様じゃないか。」この領主エクトルの言葉が、この物語を一番よく表わしていると思います。この物語はチートな能力を使った大冒険ではなく、仲間の苦境を支援し、どうやって乗り越えるかが見所だと思います。
0投稿日: 2017.08.14
ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14
聴猫芝居,Hisasi
電撃文庫
ルシアン母もアコもー所懸命なんだけど・・・
ルシアン母、登場。どんな母かと思えばマジメなんだけど・・・。猫姫さんからルシアンこと西村英騎くんがアコの家に泊まった事をルシアン母は聞いてしまった。ルシアン母はすぐにアコのお母さんに電話したかと言うと、そうではなかった。3時間かけて台本を作成し、2日かけてイメ-ジトレーニングをし、1日かけて台本を暗唱できるようにしてから電話をかけたという。なかなかユニークです。そんな母にアコが挨拶するシーン。アコも、いろいろ順備をしてきたのだけど。ルシアン母もアコもー所懸命なんだけど。やっぱり笑ってしまいました。
0投稿日: 2017.08.12
私、能力は平均値でって言ったよね! 5
FUNA,亜方逸樹
アース・スターノベル
早く続きを読みたい。
ティルス王国を出て修行の旅を始めた「赤き誓い」。彼女達が、次の大事件に巻き込まれるまでの、いや、大事件に首を突っ込むまでに、出会った旅の途中の話です。一番面白かったのは「赤き誓い」と「ワンダースリー」との出会いです。完璧なステルス状態のマイルを見つけてしまうアデルシュミレータはすごい。「ワンダースリー」も侮れない。この先、「赤き誓い」と「ワンダースリー」はどうなるのか気になります。最後の場面は第6巻での大事件を予感させます。早く続きを読みたいです。
0投稿日: 2017.07.14
私、能力は平均値でって言ったよね! 4
FUNA,亜方逸樹
アース・スターノベル
「赤き誓い」全滅?!
さすがの「赤き誓い」も全滅の危機に。あのマイルでさえビビッてしまう強敵が登場。今回はシリアスな展開になるのかと思ったら、マイルはやっぱりマイルでした。
0投稿日: 2017.07.11
私、能力は平均値でって言ったよね! 3
FUNA,亜方逸樹
アース・スターノベル
笑わせてもらいました。
前半はポーリンの実家のお店を乗っ取った悪い商人をやっつける話です。後半はワイバーン退治のお話です。私は特にワイバーンとの戦いが面白かった。笑えました。また、物語の合間に語られるダジャレも笑えました。国際求助隊あり、初代ウルトラマンの技があり、さすがの猿飛の技もありましたネ。楽しませてもらいました。
0投稿日: 2017.07.07
私、能力は平均値でって言ったよね! 2
FUNA,亜方逸樹
アース・スターノベル
ポーリン本領発揮
同期の3人と一緒にパーティー「赤き誓い」を組んだマイル。普通の少女になりたいマイルは、超人的な魔力と超人的な身体能力を使って普通の少女を目指します。同じパーティーのレーナ、メーヴィス、ポーリンは「そんな普通少女なんか、いるもんかー!!」というツッコミを胸に隠くしてガンバリます。1巻では、あまり目立ってなかったポーリンですが、2巻の後半で本領発揮します。マイルですら「ポーリンさんは敵に回さないようにしよう」とつぶやくほどに。赤き誓いのメンバーの個性がこの巻で確立した感じがします。楽しませてもらいました。
0投稿日: 2017.07.02
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12
大森藤ノ,ヤスダスズヒト
GA文庫
ただひたすらダンジョン
これぞダンジョン。神様の思惑も無く、ファミリア間の抗争も無く、冒険者間の騙し合いもありません。初心に戻って、ただひたすらダンジョンを冒険するお話です。初めて見る階層、そして超強力なモンスター。それに対して、守り、戦い、考え抜く仲間逹。面白かった。
0投稿日: 2017.05.31
スワロウテイル/初夜の果実を接ぐもの
籘真千歳
ハヤカワ文庫JA
なぜこんな構成にしたのですか?
なぜ、こんな構成にしたのでしょうか。おかげで初めて読んだときは、混乱してストーリーもよくわかりませんでした。ストーリーが面白いか面白くないかの以前に、ストーリーが理解できませんでした。もう一度、読みかえして気付きました。籘真先生からすればネタバレになるのかもしれませんが、これを知らないとストーリーそのものが理解不能になるので書かせてもらいます。まず、各章に番号が付いています。最初がC―1、次がA―1、そしてB―1と続き、その後がC―2となっています。問題はCの章です。Cの章は、この物語の後日談なのです。後日談が本編の中に混入しているのです。そのため1ページ目から順番に読んでいくと物語がつながらなくなり、理解不能になってしまいます。C―1、C―2、C―3、C―4、C―END、Extra Stoy2は他の章を読み終わったあとで読む事をお勧めします。Aの章は揚羽が主人公で、Bの章は真白が主人公です。主人公が違う影響で多少時間が前後する事がありますが、それは許容範囲内だと思います。このややこしい構成になっていなければ星4つなのですが、評価は星3つにしておきます。物語を読みにくくしているCの章ですが、私は気に入ってます。Cの章を読んで思わず揚羽の幸せを祈ってしまいました。
0投稿日: 2017.05.22
スワロウテイル/幼形成熟の終わり
籘真千歳
ハヤカワ文庫JA
読み進むのに苦労しました。
表紙を開いた直後は星4つ。読み初めてすぐに前巻のラストシーンと矛盾する場面があり訳がわからなくなりました。しかも物語は、その矛盾に触れられる事なく進んで行きます。ここで評価は星3つ。いつかは矛盾が解決されることを信じて読み進めました。しかし矛盾は解決されず、むしろ前巻と矛盾する場面が増えていきました。しかも人工妖精の顔を整形する事ができない理由が長々と説明さりたりして、うんざりしてしまいました。ここで評価は星2つ。もう読むのをやめようかと思いました。きっとこの話は前巻の続きのように見えて実はパラレルワールドの話なんだ。きっとそうに違いない。そう自分に言い聞かせながら読み続けました。そして終盤。あ~!そうだったのか!!!驚きと共に全てが矛盾なく解決されてしまいました。そして評価は星4つです。物語の構成も複雑です。揚羽、陽平、鏡子、椛子が、それぞれ別々に行動していくのが描かれます。そして各自の行動に伴なって現われる登場人物が、相互に関連がありそうな気配もあり、読み進みながら考え込んでしまいました。この複雑な状況が終盤で一気に収束していくのは快感でした。
0投稿日: 2017.05.13
