今回は魔人ガーウィンと戦うお話。初めて登場した魔人の女性はすぐにどかへ飛んでいった。次に登場した魔人は、共に悪魔と戦ってくれる良い魔人だった。しかしガーウィンは悪い魔人だった。その戦いは厳しいものだった。しかし、あんな形で終わるとは。「えっ！これで終わりなの？」と思ってしまった。そして統きは東方諸国編になってしまう。突然過ぎて驚いてしまった。

外交使節団の目的は教皇の就任式を見届けることだったんですね。しかし、その式がとんでもないものでしたね。今回は就任式をめぐる戦いでした。今回の敵は、人間ではないので、人外のトンデモない戦いでした。だんだんリョワさんは、人の枠をはみ出しつつありますね。

アベルの北言行と東部行の話。デブヒ帝国の内乱の話。リョウが船を手に入れようとする話。大きくはこの3つの話です。いくらリョウが強いと言っても、大国はリョウとは関係なく動いて行くのが良くわかる。西方諸国に行っているリョウは、北部でテロに襲われるアベルを助けられない。一人のスーパーヒーローができる事には、限界があるものだと思った。

今回は、魔王の血を求め歩く話と、シュターフェン連合王国からマファルダ共和国への侵攻の話の2つがメインの話です。その物語の中にチョコチョコと伏線ぽい話が紛れ込んでいます。国名も人名もいっぱい出てきて覚えきれないです。登場人物も深掘りせず物語の進展に注力しているような感じです。今回、登場する魔王は非常に個性的なので、この魔王だけで1つの物語ができると思います。ところが、この魔王もあっさりと触れられるだけで、全く印象に残りませんでした。他のキャラクターは押して知るべしです。ほんと名前が覚えられなくて・・・。

突然の帝国から、西方諸国へ外交使節団を送る話が持ちかけられた。しかも、帝国、王国、連合が一緒にとの事である。 そして、リョウが、その外交使節団に加わることになる。なんか違和感を感じるなあと思っていたのだが、その原因がわかった。外交使節団を送る理由が述べられていないのに各国の代表が了解している点。なぜ高い費用と手間をかけてまでして使節団を送るのか。この事に疑いを持たず、誰を代表にするかという話に進すんでいる点に違和感を覚えた。

帝国軍7,000が、王国北部の国境を侵犯し、それを防ぐべき王弟レイモンドが敵に寝返ってしまった。しかもそのまま侵攻し王都クリスタルパレスが陥落。帝国が国境を超えたときのリュウのうろたえぶりが面白かった。「負ければ僕はデブヒ国民に・・・デフ"ヒの民・・・デブヒな魔法使い・・・魔法使いデブヒ・・・」いつも飄々としているリョウが壊れていくのが面白かった。アベルが止めなかったら、どうなっていたのだろう？それにしても王弟レイモンドは、帝国の属国になっても王になりかったのかな？それとも自分を王にしなかった王国に恨みでもあったのだろうか。少々理解に苦しむ。

王国の隣トワイライトランドと国交を結ぶため、アベルとリュウは外交使節団に加わわったのだけど、そこはヴァンパイアの国だった。真祖様に出会うのだけど、もう少し真祖様のことを深堀りしてほしかったな。リョウも暗殺教団のボスも転生者だけど、ちゃんと人間に転生している。でも真祖様はヴァンパイアに転生してしまった。真祖という名前からして、最初のヴァンパイアだと思うのだが、転生したときの気持ちは、どんなものだったのか気になる。

今回はいろいろありましたね。ヴァンパイアと戦い、魔人に驚き、インベリー公団の戦い。そして、アベルが、ナイトレイ王国の第二王子だという。いろいろあり過ぎて、お腹いっぱいです。ヴァンパイアと魔人は今後も関係するのでしょうね。

神殿地下から魔物の大群が出現し、王都の町が次々に破壊される。そのうえ、空から降ってきた“島”が王城に突き刺さる。エルフの自治省での戦いでは、さすがのリョウも軽口が出ない。今回は緊迫感いっぱいでした。まさか、このまま王都が壊滅するのではと思ってしまった。

今回、リョウは商人の護衛依頼でインベリー公国に行き、帰りは、王国行きの王子の影武者になること。そして暗殺教団との戦い。最初はスローライフを目指していたのに、バトルにつぐバトル。リョウの口ぶりだけがスローライフのような気がする