おジャ魔女どれみ17 2nd ~KIZASHI~
東堂いづみ,栗山緑,馬越嘉彦
講談社ラノベ文庫
高校2年生の冬はいろいろと悩みが多いらしい
どれみ達も高校2年生の冬を迎え、そろそろ進路を決めないといけない時期。 なかなか自分の進みたい道が見つからないどれみがいかにして見つけるかが今回の大きなテーマ。 スーパー高校生達に囲まれ、進路がないことに焦りを感じているどれみが、部活の後輩や進路が曖昧な友達の相談を受けたりハナちゃんが起こす大騒動から明確ではないが自分の進む道へ歩こうとしているところで終わってしまった。 本編とは関係ないが、冒頭の初詣の会話だけやけにリアルだなと思って調べてみると、第53回有馬記念で優勝した馬と3連単の配当が一致してビックリ! さて、誰の家が馬券を撮ったかは何となくわかると思いますが読んでみてのお楽しみ。
0投稿日: 2013.12.31おジャ魔女どれみ17
東堂いづみ,栗山緑,馬越嘉彦
講談社ラノベ文庫
どれみ達が17歳になったので、タイトルも変わる。
おジャ魔女シリーズも気がつけば、4巻目。 17歳の夏を迎えてMAHO堂は、大忙し。 小竹との淡い恋を始め、おんぷちゃんのストーカー事件や ハナちゃんのパティシエコンテストがあって、 なぜかみんなでコペンハーゲンへ? 楽しいことばかりでないのが現実の高校生活。 どれみを国立に連れてくと宣言した小竹が夢破れたり、 はづきちゃんは大事な人との別れを経験したりと暗い影を落とす話 もチラホラ出ている。 しかし、どんなにつらいことがあっても全力疾走で青春を謳歌している。
0投稿日: 2013.12.31感染遊戯
誉田哲也
光文社文庫
姫がおいしいところを持って行く
姫川にちょっかいを出してくる勝俣が主役。 脇を固めるのが「過ぎた正義」で存在感を出した元刑事の倉田、逆に姫川班で全く溶け込んでいなかったノリこと葉山が大活躍。 つながりのないと思われた元官僚を狙った事件がウイルスのように感染して事件が広がっていく。 勝俣達の捜査はテンポ良く進むので次が気になって時間を忘れて読み耽る。 姫川さんは、今回は全くと良いほど登場しません。 最初と最後のおいしいところを持って行き、勝俣と同じように「チクショウ」と読んでても思ってしまった。
1投稿日: 2013.11.29さよならもいわずに
上野顕太郎
月刊コミックビーム
突然の別れが生み出す喪失感は埋めることができるのか?
著者の最愛の妻と突然の別れからその後を書いたエッセイ漫画。 突然の別れを経験したことないが、喪失感が読んでいくと大きくなる。 この家族が幸せを願ってやまない。 作中にある喪中のはがきは読み返すごとに見ていられなくなる。
3投稿日: 2013.10.01生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1
葵せきな,狗神煌
富士見ファンタジア文庫
生徒会室だけで成立する会話劇
人気投票で選ばれた4人の女生徒と成績優秀なひとりの男子が生徒会室で繰り広げるギャグ小説。 生徒会室で行われる5人の会話劇は、古今東西のパロディーを入れながらテンポ良く話が進められる。 中学生時代に杉崎が二股をして二人とも傷つけてしまい、意気消沈して高校生活を送ってのがギャルゲーに走った理由は笑ってしまった。 言った本人は全く覚えていないことにさらに笑ってしまった。
2投稿日: 2013.10.01靖国への帰還
内田康夫
講談社文庫
戦争と靖国委神社を深く考えるきっかけになれば良いと思う作品
タブー視されている靖国問題に深く切り込んだ意欲作。 タイムリップものだと特攻隊のパイロットが主人公かなと思ったら、戦時下の首都防衛をしていた月光のパイロットを主人公にしたのは意表を突かれた。 靖国神社は政治家や海外で問題にしているが、実際にどこが問題なのかが普通の日本人ならば理解できない話である。 正月に初詣に神社に行き、彼岸やお盆で先祖を伴うために寺に行き、年末にはクリスマスを祝う日本の宗教観から考えると靖国だけが問題なのは疑問だらけ。 作中で滋の恋人でもあった有美子が靖国論には納得してしまった。
2投稿日: 2013.09.27アスペルガー症候群
岡田尊司
幻冬舎新書
周りに似たような人はいませんか?
発育障害として注目を集めた病気はどのような特徴と対処法を書かれている。 アスペルガー症候群の傾向が見られるが大成した過去の偉人も書かれている。 アスペルガーで悩んでいる人は、自覚症状がないまま他人に迷惑をかけ他の病気になった気がつくことが多い。 この病気を克服するためには、周りの理解が特に重要である。 特に親として接したときに欠点ばかりを指摘するのではなく良い点を褒めて伸ばす教育法は、アスペルガーでなくても必要なことであると思う。 自分も疑いがあるのではと思ったらぜひとも読んで欲しい。
0投稿日: 2013.09.27旦那が何を言っているかわからない件: 1
クール教信者
一迅社ブックス
この話は全て妄想です
数ある実話系Web4コマ漫画の書籍化はあったが、今回は全て作者の妄想Web4コマが書籍化。 オタクな旦那に振り回されなんで結婚したのかわからない一組の夫婦。 旦那の意味不明な行動にあきれながらも、仲良く幸せに暮らせているのは妄想だからで読んでいる方もこんな夫婦は現実にはありえないなと思いながらぐいぐい読んでいってしまう。 あとがきに、実はWeb掲載時には書かれていない重大なことがあるのだがそれは読んでみてのお楽しみ。
3投稿日: 2013.09.27おジャ魔女どれみ16 (2) Naive
東堂いづみ,栗山緑,馬越嘉彦
講談社ラノベ文庫
恋に部活に奔走中
おジャ魔女シリーズの続編。 前回の終わりで突如魔女見習い姿で登場したももちゃんがなぜいるのかと期待をさせながらの2巻も期待を裏切らない。 MAHO堂も魔法グッズからからスイーツショップに改装。 賑やかになったMAHO堂を舞台にクリスマス、バレンタインと冬のイベント盛りだくさんの中どれみ達が軽快に動き回っています。 自分の将来が見えないどれみが行動を開始、芸能活動を復帰したおんぷちゃんに吉報が届いたりと女子高校生の日常が読んでて楽しい。 そして、1巻と同じく最後に引っ張り方でもう次回の続きが気になる。
0投稿日: 2013.09.27おジャ魔女どれみ16
東堂いづみ,栗山緑,馬越嘉彦
講談社ラノベ文庫
どれみ達が高校生になりました。
プリキュアが始まる前まで日曜朝の顔だったおジャ魔女どれみが高校生になって帰ってきた。 高校に進学前の同窓会で久しぶりに会ったどれみ達。 モヤモヤとした気持ちが残ったまま3人が帰り道を歩くとMAHO堂が建っていた。 アニメを見てない人でもわかりやすい解説があり読みやすい。 女子高生の不満や不安を真っ正面にぶつかって生きている感じが好きです。 アニメの登場に従っておんぷちゃんが途中参加だったり、1巻の最後にももちゃんが颯爽と登場したりとファンなら絶対楽しめる作品だと思う。 巻末の千葉さんのインタビューは笑った。
3投稿日: 2013.09.27