
春風夏雨
岡潔
角川ソフィア文庫
中盤辺りは
何を言っているのか全く理解できませんでした。 岡潔という人の脳の中でも見ているような、私にも理解できる単語が岡潔だけが理解できる順番で並んでいるような印象というか。 この本の中盤を書いている時、平常だったんだろうか。 皆さん普通に理解できるんだろうか、私の能力が足りなさ過ぎるのかしばらく考え込みました。 ちなみに最初と最後は理解できます。 「春宵十話」が印象的だったので、その次に読んだのですが、あまりにもわからなかったので、他の岡潔関連を読めばわかるのかしらと色々読んでいるところです。
3投稿日: 2015.02.04
人間の建設
岡潔,小林秀雄
新潮社
「春宵十話」を読んで
印象的だったのでリーダーストアで購入できる岡潔関連の著作を全部買ってみました。 「春宵十話」の次に読んだのは「春風夏雨」、その次がこの「人間の建設」です。 元々対談形式の文章があまり好きではないので、読後もこの考えは変わりませんが、初めの内はやはりつまらないかなと思いながら読んでいました。 中盤あたりから共感したり興味を持ったりするような会話があり、読んでおいて良かったと思います。 何故か小林秀雄が岡潔にインタビューをするようなイメージを勝手に持っていたのですが、小林秀雄が熱く語る場面も多く(そちらの方が多いのかも知れない)、ただ単に質問と回答ではなくお互いに考えを語りあうといった本でした。 読み終えた後、なかなかユニークな本だったなぁと思いました。
1投稿日: 2015.02.04
Net Audio(ネットオーディオ) (14)
音元出版
音元出版
PCオーディオに興味があり
買いました。 ケーブルについての記事(P162-165)が参考になりました。
2投稿日: 2015.01.26
レオナルド・ダ・ヴィンチ 絵画集
西洋画研究会
ゴマブックス
値段が安過ぎるので
ちょっと迷いましたが、他にレオナルド ダ ヴィンチの画集が無かったのと、同じシリーズ?で北斎の冨嶽三十六景が思いのほか気に入ったので買いました。 安いので別にいいのですが、まえがきに「レオナルド ダ ヴィンチの世界をご堪能いただければ」とありましたが、そこまでではないと思いました。 解説は参考程度にまとめられ、わかりやすいと思います。有名な作品をざっと頭に入れる目的ならちょうど良いと思います。 作品のサイズを掲載したらどうかなと思いました。
4投稿日: 2015.01.19
ひとりで生きるということ
アルボムッレ・スマナサーラ
角川SSC新書
なぜこの本を買ったのか
いまいち思い出せないのですが、半分ほど読んでみてどうもつまらない本のような気がして読むのを途中でやめようかと何度も思いましたが、見事なまでの言い切りっぷりに、変な意味で段々すがすがしい気持ちになってきました。 ここまで決めつけた言い方はをする文章に初めて出会いました。 テレビのコメンテーターになれそうな人だなぁと思いました。 わかりやすくするためだと思いますが身近なたとえが非常に多く、あまりにも決めつけるのでそれを言うならこれはどうなのかなと思うと言うか、自分が未熟だからなのですが。 本の内容と全く関係ない事ですが、人に何かを説明する時にたとえ話は避けた方がいいなとしみじみ思いました。 嫌味や批判的な意味ではなく、新鮮な経験でした。 もちろん、なるほどとかその通りと思うところはたくさんあります。 昔読んだ仏教の本はお経の解説ばかりでしたが、最近読んだものは全て物事の考え方が説明されたもので、仏教は宗教ではなく思想であるという言葉を見て納得しました。 ただこの本ではないですが、超人的なことを言っている本もあるので、仏教は概ね宗教ではなく思想であると考えたらいいのかな。
0投稿日: 2014.12.31
葛飾北斎 冨嶽三十六景
クールジャパン研究部
ゴマブックス
ひとつひとつの解説に
いいなぁと好感を持ちました。 完結で難しい表現もなく長過ぎず、余計な私感も入らず。 読んでも見ても楽しめました。 解説者の名前が掲載されていないか探しましたがわからず残念。 絵の見方がわからないという知人がいますが、こういう解説なら浮世絵に限らず絵の楽しみ方も伝わるのではないかなと思いました。
1投稿日: 2014.12.30
春宵十話
岡潔
角川ソフィア文庫
本の内容よりもまず先に
語彙の豊かさに驚きました。 使われている言葉が難解でもなく、私にも十分理解できる。 ただ、普段使わない、見かけない。 自分のボキャブラリーが貧弱というのもありますが、それらの言葉が違和感もいやみも無く普通に使われていることに愕然としたというか。 最初から最後まで、なんと知性の高い人なんだろうと思いながら読んでいたという感じです。 今まで本を読んで来た中で、初めてそんな風に思いました。 誰にでもわかるように表現することについて、改めて考えさせられました。
3投稿日: 2014.11.12
電話はなぜつながるのか 知っておきたいNTT電話、IP電話、携帯電話の基礎知識
米田正明
日経BP
読み進めるうちに付いていけなくなったりもしましたが
電話をかけて相手が受話器を取るまでの間のプロセスを、ひとつひとつ丁寧に説明されているように思いました。 電話を適切に繋げるために、想像を超える工夫改善がなされてきたのでしょうね。 知らない事だらけです。 通信の仕組みが具体的に説明され、思いのほか電話以外の世界のことの理解が進みました。 半分ほど読んだあたりから、わけがわからなくなってきたのでメモを取りながらもう一度読み直します。 私の仕事は直接通信に関係ありませんが、意外にも参考になりましたので、二版の「携帯はなぜ繋がるのか」も購入したところです。
3投稿日: 2014.06.04
元素周期表で世界はすべて読み解ける~宇宙、地球、人体の成り立ち~
吉田たかよし
光文社新書
リーダーでは周期表のページへ移動するのがめんどうなので
途中で周期表を印刷して片手に持って照らし合わせながら読みました。 この本に限らず、図表を含む本は紙の方が読みやすい。 本の内容とは関係ないのですが、電子ブックリーダーだと小説やエッセイを読むのに向いているのかな。 周期表についてロマンを感じているのがとてもよく伝わってきます。 理科、生物、物理などの授業で、こういう見方をする教師には出会うことができませんでした。 授業方法を工夫している教師はたくさんいるのでしょうが、私はそれに気付かなかったのか、本当に出会わなかったのか。 いずれにしても残念だなぁと思いながら読んでいました。 文系でしたので、数十年もの間、物理とは無縁と思い込み、学ぼうとはこれっぽっちも考えていませんでしたが、昨年から自然科学系を読み始め、今自分が就いている仕事の内容に対しても考え方が深まりました。
3投稿日: 2014.04.10
火の昔
柳田国男
角川ソフィア文庫
火を扱う道具一つ一つ、日本各地でどのように呼ばれていたか
っていう説明の量が想像以上で、確かに膨大な知識でした。 読みながら、博物館などで見かける絵巻や浮世絵に登場するような民衆の姿が頭に浮かんできます。 後書きで、この本が書かれた時期が日本ではどういう時だったかを知り、何か思いを込めて書かれたんだろうけど、文章中では全く感じられず、自分が実際に確かめたことを色々と修飾せずに書き記すというのが、物事を研究する人の文の書き方なんだなと思いました。
0投稿日: 2014.01.09
