
アカマイ 知られざるインターネットの巨人
小川晃通
角川EPUB選書
アカマイが何かということが
詳しくわかりますし、それだけでなく通信の仕組みについて予備知識がなくてもちゃんとわかるように書かれていました。 インターネットの世界に何らかの形で情報発信をしているなら、読んでおくと今までの謎がいくつか解けるのではないかなと思います。 すごく良い本だと思いました。 この人の他の本を読んでみたいと思いましたが、これしかなかったので残念。
3投稿日: 2016.02.14
宇宙と人間 七つのなぞ
湯川秀樹
河出文庫
声は聞いたことがないのに
声が聞こえてくるというか、文体のせいでしょうが段々ラジオか録音などで講義を聞いているよう感覚になりました。 実は読み終えてからも、どうして七つのなぞというタイトルが付いているのかわかりませんが、それはどうでもいいとして、読んでいる途中で自分は何について書かれた本を読んでいるのか...。 この本は物事の本質を見ようとする心について書かれているのだなと思いました。 電子本で購入できるものを一通り読みましたが、いずれも、読んでいる時の感覚がずっと頭の端っこに残っていて、読んでおいて良かったんだなと思いました。
2投稿日: 2016.02.12
バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?
ジェーン・グリーソン・ホワイト,川添節子
日経BP
簿記についてはさっぱりわかりませんので
理解できたとは言えません。 内容より文章自体がわかりにくい気もしますが、いずれにしても二、三度読んだぐらいでは私にはわからなさそうなので、何冊か他にも読んでみて出直そうと思います。 どうも難しすぎるようなので読むのをやめようかなと思いつつ、この本の事についてぼんやり考えていた時に、自分には今までに無かった物事の見方が一つ増えたんだなと、ふと思いました。 会計やら簿記やらが専門と言うと、冷静で人間味を出さないというような勝手な印象がありましたが、この本は主観が混じっているタイプの本で、時々興奮しているのかなと思う程感情も見えかくれするようなところが度々ありました。 初めは歴史を追っているようでしたが、全体的に考えると話題が多岐に渡っていたこと、また、パチョーリという人のことについて結構ページを割いていました。 最後は、気持ちはわかるけど一体どこへ行くのかなと思いながら読んでいました。 自分の全く知らない世界について本を読むことが最近楽しいです。
1投稿日: 2016.01.26
飲食店完全バイブル 売れまくるメニューブックの作り方
河野祐治,笠岡はじめ,日経レストラン
日経BP
2回読みました
確かに、売りまくりたい飲食店用のメニューについて書いてあります。 この本に書いてある内容が、例えば商品単価のマルが一個多い場合に当てはめるとどうなるかなどと空想しながら読みました。 カテゴリー分けについて丁寧に説明されているなぁと思いました。 画像が多く、文字も大きいのでじっくり読んでもあっという間に読めますし、ビジネスを始めたい方は一度目を通していただけますと、広告物制作の各種打ち合わせ等で、制作する側の言っていることの理解度が上がるかと思います。 ブラウザーで読む方が良さそうです。 ただ、この本に書いてあることは、作る側やアドバイスする側が主張しているだけのことで、事業主側にとって本当に大事なことではないのかも知れないと最近思い始めています。
0投稿日: 2015.11.15
文藝春秋SPECIAL 電子版 2015年夏号
文藝春秋
文藝春秋
300円とは..
頭をかしげそうなぐらい安いですね。 ページ数が多く、元々読むのが遅いので1ヶ月半も掛かってしまいました。 300円で一ヶ月半。 文藝春秋は手に取ったことすら無かったのですが、勧められたのと興味のある人の章があったので買ってみました。 駆け足で紀元前から現代までざざっと読ませる感じですが、ページ数が多いからか読みごたえはありました。 世界史はあまり興味が無かったので、ついて行けない部分が多かったわりには、なぜか楽しめました。 この時代についてもう少し色々読んでみたい、と思う部分もあり、また最後の方の「この本を読め」という感じの章は飛ばすつもりだったのが、読み終えるとこのコンテンツが一番ためになったのでは。と思いました。 今回読んでいて、あ、学生の時にこんな目線で見ていたら世界史の授業も頭にぐぐっと入ったかもなと。 そういうことで、わかるかどうか自信はないですが、しばらく世界史をコツコツ読んでみます。
2投稿日: 2015.11.15
旅人 ある物理学者の回想
湯川秀樹
角川ソフィア文庫
「この地球に生れあわせて」の最後の方で、
大事なことを言っているなぁと思ったので、次にこの本を読みました。 京都の描写が何故か印象に残り、そういえば京都の中側は全く知らないなぁと思いながら、ポイントのずれたところで感心しつつ読みました。 自分自身を分析するということについて、考えさせられました。
2投稿日: 2015.09.18
サカナと日本人
山内景樹
ちくま新書
主に養殖漁業について書かれた本でした。
アワビの章はアワビと言うよりも、日本の漁業の始まりについて述べたかったのかと章を読み終えてやっとわかりました。 この章は私には難しすぎましたが、全体で考えると世の中の魚の養殖について学ぶことができました。 養殖魚介類はまさに作物で、養殖漁業は産業であると、よく考えるとその通りなんですが、今まで何も考えずに食べていました。 野菜や果物などは、これを作った人がいて、これを流通させた人達がいて...と何となく思いながら食べていましたが、養殖の魚介類については何故か実感がわかなかった。 植物と同じように、魚も病気になるし、気候に左右される。 私が生まれるずっと昔から、卵の入手や稚魚の育成、餌の開発と、日本のあちこちで養殖技術の研究がされ続けているんですね。
0投稿日: 2015.07.11
地図に訊け!
山岡光治
ちくま新書
地図専門ではないのですが仕事でよく地図を作るので
ただ単に作るのではなく、何か参考になる本を色々探しているところです。 値段が安かったので、あまり期待はしていなかったですが、読んで良かったです。 著者は官製地図の作製に携わった方のようで、地図を作ったことがある人ならではの内容ですごくためになりました。 地図に含まれたたくさんの事柄の中で、今まで自分が見ていなかったものも見えるようになってきました。 もっとこういった本が読みたいなぁ。
0投稿日: 2015.06.13
イカはしゃべるし、空も飛ぶ〈新装版〉 面白いイカ学入門
奥谷喬司
ブルーバックス
イラストが思いの外豊富で
わかりやすく、知っている種類、聞いたことの無い種類のイカのことが詳しく書かれていてすごく楽しいです。
2投稿日: 2015.06.07
天文台日記
石田五郎
中公文庫BIBLIO
専門的な言葉が並び、私にはちょっと難しいのかなと思い
しばらくそのままになっていましたが、ふと、とにかくそういうところは気にせず最後まで読んでみようと読み続けていると、日記形式なことや、何かを見てふと思った一言が入っていたりで、次第に自分がこの人になったような、そこで働いて感じたことを記録しているような気持ちになりました。 自分が携わる仕事、その作業内容の記録を一年分残すということは、素晴らしいし大事なことだと思うことができて、読んでよかったと思いました。
0投稿日: 2015.04.26
