
米澤穂信と古典部
米澤穂信
角川書店単行本
紙の本のほうがいいかも
古典部シリーズと米澤穂信さんのファン向けの本で、書き下ろし新作短編を読めるのがうれしいけれど、この本はどちらかというと紙の本で読む方がいいかもしれません。 ページレイアウトが固定されているので、Readerでは文字が小さくて読みづらくなります。(もちろん、画面を拡大すれば読みやすくなりますが、ちょっと時間がかかるため、ストレスがたまります。) PCや画面の大きなタブレット向きです。
4投稿日: 2017.10.18![ハルマゲドンの少女[ファイナル幻魔大戦]](https://ebookstore.sony.jp/photo/BT00004437/BT000044374700100101_LARGE.jpg)
ハルマゲドンの少女[ファイナル幻魔大戦]
平井和正,生賴範義
e文庫
「幻魔大戦」の最終回答!?
中断したまま再開されずに終わった「ハルマゲドン」の数ヶ月後の世界が描かれる! それだけでも注目だが、ここではさらに驚くべき展開を見せる。 幻魔大戦の最終的な回答がここに示されているようです。 救世主に関しては、思ったほど単純な話ではなかったようで、真の救世主も悪の救世主も紙一重? 何やら恐るべきことが暗示的に書かれています。 なお、「幻魔大戦deep」以降のストーリーについては、まったく別のストーリーと割り切っていきましょうか。
1投稿日: 2017.06.22![その日の午後、砲台山で[幻魔大戦スペシャル]](https://ebookstore.sony.jp/photo/BT00004370/BT000043700900100101_LARGE.jpg)
その日の午後、砲台山で[幻魔大戦スペシャル]
平井和正,泉谷あゆみ
e文庫
ファンにはうれしい作品
「地球樹の女神」「幻魔大戦」「ボヘミアンガラス・ストリート」の登場人物が共演する作品なので、この3作は読んでいることが前提となります。 「地球樹の女神」の四騎忍が、「幻魔大戦」17巻で暴力団の矢頭が杉村由紀を待ち伏せする場面にやってきたり、「ボヘミアンガラス・ストリート」冒頭のシーンに登場したりと楽しいストーリーが展開します。 個人的には、思わぬところで百合川螢に再会できたのがうれしかった。
0投稿日: 2017.05.19
人狼白書
平井和正,生頼範義
NON NOVEL
問題作だが、捨てがたい。
執筆中に作者が意識改革を遂げてしまったため読者が半分入れ替わってしまったという問題作。「幻魔大戦」のコンセプトが入って、天使が登場してしまうのは控えてほしかったというのが正直なところ。とはいえ、寺島雛子、マイク・ブローニングなど新たに魅力的なキャラクターが登場するし、謎の真言密教僧・松田祥智とのやりとりを読むだけでも楽しくなるので、やはりこの作品も捨てがたい。
0投稿日: 2017.05.15
第二次幻魔大戦 ハルマゲドン
平井和正,生賴範義
e文庫
「幻魔大戦」のストレートな続編
角川文庫版「幻魔大戦」のストレートな続編。 第一部は高鳥慶輔とその教団が描かれる。 高鳥はかなりの力を持っているし、まだ成長の過程にあるのだろうが、悪の救世主になるには器が小さいような気もします。 第二部は東丈不在のニューGENKENが描かれる。短期間に随分と変わってしまい、失望される向きもあるかもしれないが、東三千子を見ている限り、悲観的にはならない。 物語はまだまだこれからなのだが、中断したまま再開されなかったのが残念。続きを読みたかった。しかし、「ハルマゲドンの少女」の第3部でその数ヶ月後の世界が描かれており、中抜けにはなるが続きが読めたのはうれしかった。こちらもたいへん興味深いので、早期の電子書籍化を希望。 本作は物語の途中で終わってしまうので、中途半端ではあるが、ショッキングな展開があり、読まずにはいられません。 高鳥の前に現れた“霊体の郁江”は・・・・なのか!? 半信半疑でけっこう悩まされました。
1投稿日: 2016.12.14
ファウンデーション対帝国
アイザック・アシモフ,岡部宏之
ハヤカワ文庫SF
ミュール登場でおもしろくなる
ファウンデーションシリーズの第二部。前半は残存している帝国との戦い。いまだ圧倒的に強力な軍事力を誇る帝国に対して、歴史的必然的にファウンデーションが勝利するというもので、第一部のストレートな延長線上にあるといってよい。 しかるに、後半はミュールが登場することによって、一気に物語は大転換を遂げる。 ファウンデーションシリーズは、このミュールの登場によって一気におもしろくなる。
1投稿日: 2016.04.24
真幻魔大戦1 超意識との邂逅
平井和正,生賴範義
e文庫
「幻魔大戦」と相互補完をなす作品
1967年の幻魔侵攻はなく、1979年が舞台となる。東丈は30歳を目前にした青年作家。「幻魔大戦」と登場人物がリンクしているので、どちらか片方ではなく、両作品を読みたい。 「幻魔大戦」では東丈が超能力では地球を救えないと断言して、ほとんど超能力を封印してしまい、多分に宗教的にもなってしまったが、「真幻魔大戦」では宗教的な色彩はなく、両作品を書き分けていたことがわかる。 ツイッターで「できました」と発表があったのは2015年7月7日。 「真幻魔大戦」全巻電子書籍化できたのかと思ったら、1巻だけだったのか・・・ 全巻一挙でなくとも、せめて毎月1巻ずつでもいいから出してくれないかな。 何度でもダウンロードし直すことができるのだから、とりあえずイラストなしでいいから公開して、後にイラスト入りの修正版に差し替えてもらって、再ダウンロードという形でもいいんだけど・・・
2投稿日: 2016.04.24
幻魔大戦deep1
平井和正,泉谷あゆみ
e文庫
新たな幻魔大戦
「幻魔大戦」や「真幻魔大戦」とはまた別の幻魔大戦が登場してしまい、戸惑ってしまった。 正直なところ、「幻魔大戦」(「ハルマゲドン」)と「真幻魔大戦」の続きを読みたかったのだが・・・ だからといって、この新作を楽しめないというわけではなく。 とりわけ、7巻あたりで、1967年秋、GENKENがまだ青林学園内で活動していた頃の東丈や井沢郁江が登場するのは大変興味深く・・・
3投稿日: 2016.04.08
ボヘミアンガラス・ストリート 第9部 さよならが言えない
平井和正,高橋有紀
e文庫
さよならを言いたくない
フォースを発動した結果、ホタルを失ってしまうという最悪の結果を招いてしまった円くんが、全ての記憶をなくしながらもホタルを探しに行くストーリーがいいな~ パラレルワールド編というわけであり。 物語はこれで完結して、円くんやホタル、伊福部たちと会えないというのは残念なことであり。 そのうちまた読み返すしかないのであって。 でも、まったく思わぬところで、ホタルに再会できたときは大喜びしたんだ。 (「その日の午後、砲台山で」という別の話になってしまうのだけど。)
0投稿日: 2016.04.07
生頼範義イラストレーション 〈幻魔世界〉
生頼範義
角川書店単行本
超美麗で迫力あるイラストレーション
幻魔大戦、ウルフガイシリーズ他多くの平井作品のカバー等を飾ったイラストの数々。 できるだけ大きなパソコン用のモニターで見るのがよいです。
2投稿日: 2016.03.20
