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Brownさんのレビュー
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  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」

    本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」

    香月美夜,椎名優

    TOブックス

    1巻よりもさらに面白い!

    本格的な紙づくりとともにマインとルッツが少しずつ商人らしくなっていく一冊です。 1巻でのマインはとにかくただの変な子という認識でしたが、この巻ではその作るものの商品価値が理解されてくることで、天才みたいな感じが増えてきて、周りにもどんどん影響をもたらすようになってきます。その影響力がどんどん上がってくる感じなどがとても面白く、これまでと違ってちょっとしたことが大変な事態をもたらしていく様子がすごく笑えました。 1巻よりもさらに面白いと思うので、1巻で少しでも興味出た人は是非読んでみて下さい! あと小説家になろうのサイトで読んでいる人にもこの2巻は是非読んでみてほしいです。巻末の2つのSSがサイトにはない話である上、オットーとギュンターのそれぞれの結婚秘話みたいなのが話されており、この作品を読むうえでは是非読んでみてほしいかなと思います。

    0
    投稿日: 2017.09.02
  • この素晴らしい世界に祝福を! 12 女騎士のララバイ【電子特別版】

    この素晴らしい世界に祝福を! 12 女騎士のララバイ【電子特別版】

    暁なつめ,三嶋くろね

    角川スニーカー文庫

    ラブコメ度がこれまでで最高

    これまでで最もラブコメ的な内容だったと断言できるくらいにはラブコメな一冊でした。そのラブコメな感じもなんだかんだ「このすば」らしくて楽しめましたが、このすばのラブコメ的な要素に対する評価で作品の評価も変わってくるかなとは感じました。 また、久々にダクネス回だったので、その点でも懐かしさみたいなのを覚える一冊でした。個人的にはダクネスよりめぐみんの方が好きなので、めぐみんが中心な話が増えていることも嬉しいですが、久々にダクネス回がきてみるとこのすばのヒロイン1人1人の魅力みたいなのを改めて感じ、やはり色んなキャラクターがメインになったほうが楽しめるなというのを実感しました。 全体的に見ると少し評価が分かれそうな内容だったかなとは思いますが、このすばが好きな人には是非よんでみてほしいかなと思います。ダクネスが好きな人は必読です!

    1
    投稿日: 2017.09.02
  • この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 素晴らしきかな、名脇役【電子特別版】

    この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 素晴らしきかな、名脇役【電子特別版】

    暁なつめ,三嶋くろね,昼熊,憂姫はぐれ

    角川スニーカー文庫

    「このすば」らしい作品だった!

    このすばのダスト主人公のスピンオフです。 作者がこのすばの作者と違うということで面白いかすごい不安だったのですが、読んでみるとそんな不安は払しょくされ、大変楽しめました。 雰囲気はほんとに「このすば」だなという感じで楽し気な感じがただよってくる作品で読んですごく笑わされました。 また、登場人物もバラエティ豊かで色々なキャラクターが登場してくるのも個人的にはよかったです。ちなみに表紙になっているダクネスはカズマ達に比べると活躍してますが、作品全体では大活躍しているというような感じではないです。 あとこの作品に期待するものとしてダストの過去を知りたいというような人はいるかなと思いますが、そちらに関しては新しい情報はほぼないです。ただ、ダスト目線でどのように考えているのかなどが読めるので、多少推測のようなものはできるかなという感じです。 とにかく想像以上にこのすばだったので、このすば好きの人は楽しめる一冊かなと思います。オススメです!

    2
    投稿日: 2017.09.02
  • キングダム 47

    キングダム 47

    原泰久

    週刊ヤングジャンプ

    この先を期待させてくれる一冊!

    対趙戦の続きです。 この巻は当に書く軍の将軍達の実力の見せ合いという感じです。 楊端和と山民族が実力を見せつけたかと思えば李牧の策が炸裂する。それに対し、王せんもさらに策を練っていくという感じでそれぞれの将軍の底力を見せつけていくような一冊でした。 特に最後の王せんの策は未だ謎な形で今後、これがどのように決まっていくのかすごいわくわくさせられました。 多くの人が満足できる一冊だったと思います。

    0
    投稿日: 2017.08.20
  • 進撃の巨人(23)

    進撃の巨人(23)

    諫山創

    別冊少年マガジン

    話は4年後に・・・

    マーレ目線での話で進んでいく一冊でした。 パラディ島奪還にライナー達が失敗してから4年後ということやマーレ目線という事で、これまでとは違った目線の情報が多いなという感じでした。 また、ライナーの過去などもあり、それもこれまでの感じとは違っていて印象的でした。 全体的に暗い感じでなんとも言えない感じで物語が進んでいくので、これまでのようなワクワクは少なかったような気がしますが、今後の展開は気になる内容だったかなと思います。 4年後という事で大きく物語が移り変わる話ではあったと思うので、まとめて一気に読みたいという人などは一旦ためていくのにちょうどいい部分かなと思いました。

    3
    投稿日: 2017.08.09
  • 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘I」

    本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘I」

    香月美夜,椎名優

    TOブックス

    異世界知識でのモノづくりを極めた作品

    あらすじ 本が異常に好きな大学生の麗乃はあることが原因で死んでしまい、異世界にてマインという体が非常に弱い女の子として生まれ変わる。彼女は自分が好きな本が読めない世界に絶望し、本を読みたい欲求に従い、本を作ることを目指し始める。 現在第1部完了(3巻)まで読みましたが、非常に面白い作品だと感じました。 本が好きすぎてとにかく本を読みたいというような目標などもありますが、この作品を端的に言うと異世界の知識を使って成り上がるということを非常に丁寧に書いた作品だと思います。いまや山ほどある異世界転生ものですが、この作品はその知識を使って生きていこう、成功しようとする部分に極端に焦点を当てて書かれた作品だと思い、まずそこが魅力だと思います。体の弱い少女の体で、この貧しい生活の中で、一体何がつくれるだろうと試行錯誤し、大きな失敗を繰り返しながら少しずつ成功していくところが物語として非常に面白いです。 また、登場人物も魅力的な人物が多いです。主人公のマインをはじめ、どの人物もこういうような人なんだよなぁと頭に浮かぶような特徴のある人物になっており、人物の混乱なども起きず、非常に読みやすかったです。 さらに異世界ということでファンタジー的なところもあるのですが、それが小出しになっており、世界観に非常になじみやすく、うまいと感じさせられました。 値段は千円とお高めで気になるところではありますが、そのお金を出す価値のある物語だとは思います。 是非、読んでみて下さい! 8/4追記 小説家になろうのサイトで最終話まで読んできましたが、最後まで素晴らしい作品でした。正直、ラストは涙が止まりませんでした。 作品全体の感想として上に述べたような異世界の知識を生かしたラノベという部分を残しつつ、ファンタジー色がどんどん増えていきます。所々、敵のやられ方があっさりに感じてしまうところはありましたが、他のところは素晴らしいの一言です。すごく笑え、すごく泣けます。 自分が読んだラノベの中では今一番オススメできる作品だと思います。是非是非読んでみて下さい! (お値段が気になる方は小説家になろうのサイトで最後まで読んでみてほしいと思います。)

    2
    投稿日: 2017.08.04
  • ゼロの使い魔 Memorial BOOK

    ゼロの使い魔 Memorial BOOK

    ヤマグチノボル,兎塚エイジ

    MF文庫J

    ヤマグチ先生のプロットだけでも読む価値がある!

    ゼロの使い魔、最初で最後の短編集になります。 中身としては短めの短編がけっこう入っているような感じです。ルイズの過去について書かれた短編など面白いものも多くよかったです。 そして、それだけでなく、ヤマグチ先生が21巻,22巻について書いたプロットも載っています。それを読むと実際には作品には登場しなかった部分などもあり、実際にはどのような構想をこの部分では練っていたのだろうと考えさせられ、非常に楽しめました。ファンならこの部分だけでも十分買う価値があるように感じました。 既に書かれていた短編を集めたような作品事情などから同じような登場人物が出ることが多く、そこが少し残念な点でした。また、量的にも少し少なめな感じではあり、少し物足りなさもありました。 ただプロットなどある点を考えてもゼロの使い魔が好きな人なら満足できる一冊かなと思います。

    1
    投稿日: 2017.07.25
  • Re:ゼロから始める異世界生活 13

    Re:ゼロから始める異世界生活 13

    長月達平,大塚真一郎

    MF文庫J

    リゼロはやっぱりいい方向に向かい始める巻が最高!

    魔女勢揃いから始まる13巻です。 この魔女勢揃いにより最初からすごく面白い。明らかにされる驚きの事実に過去に一体何があったのかさらに気になるような台詞の数々、さらに魔女のぶつかり合いなど興奮しまくりです。そして、その魔女会の終わり方も非常に印象的で、満足いくものでよかったです。 そして、その後の展開も興奮させられまくりでした。ついに明かされるエミリアの過去には驚かされましたし、誰も期待していなかっただろうオットーの表紙も納得の活躍とかすごいよかったです。 リゼロは物語がいい方向に向かい始める時が一番面白いと思っているので、この巻はすごく楽しめ、よかったです。 ここまでの展開に絶望を味わっている皆様、是非読んでみて下さい!

    2
    投稿日: 2017.07.24
  • りゅうおうのおしごと!

    りゅうおうのおしごと!

    白鳥士郎,しらび

    GA文庫

    将棋のプロとはなんなのかが上手く表現されている

    あらすじ 中学生で最年少でタイトルホルダーになり、そこから負けまくっている主人公、九頭竜。彼の下に女子小学生のあいがいきなり弟子になりたいとやってきて・・・ 評判がよかったので、とりあえず2巻まで読んでみました。 個人的にいいなと感じたのは将棋のプロであり、将棋にすべてを賭けている感じの表現の仕方です。時に物語的に大げさに表現していたりして面白く読め、時にその世界について厳しく書いていくことで真剣勝負の世界であることをひしひし感じさせられ、それが使い分けられていることで物語の緩急のようなものがあり、よかったです。 また、将棋について知らなくても読みやすいのもよかったかなと思います。ただ、キャラの与えたい印象みたいなのがあるためか、いまいち強さと印象が一致しないなという印象も受けました。そこらへんは将棋に詳しくないと、どうしても途中で違和感を感じてしまうのではないかなと思いました。 あとキャラクターも魅力的なキャラクターが多く、主人公の姉弟子の不器用な感じなどは多くのラノベのツンデレな感じなどよりもうまく表現されている感じでよかったと思いました。 しかし、個人的にメインヒロインの女の子が、全体的に少しテンプレ的すぎる印象でした。先ほど書いた姉弟子などもいいキャラクターしてると思いますし、2巻などからでてくるヒロインなども好感がわくような感じだったので、メインヒロインが個人的にいまいちな感じなのは残念でした。 ふつうに面白い作品だとは思うのですが、ネットなどで多くの人がベタ褒めしてる程の面白さは正直感じませんでした。 将棋などに興味がある人やファンタジーなどよりこういう実際の世界での物語が好きな人にはオススメかなと思います。

    0
    投稿日: 2017.07.21
  • ロクでなし魔術講師と禁忌教典

    ロクでなし魔術講師と禁忌教典

    羊太郎,三嶋くろね

    富士見ファンタジア文庫

    キャラの絡みが良い感じ

    アニメ見て面白かったので、購入してみました。 内容としては純粋なファンタジーで有名な魔術学校の講師にダメ人間で実力もなさそうな主人公、グレンがやむを得ない事情により講師になり、そこの生徒の2人のヒロイン達と事件に巻き込まれていくという感じです。 あらすじ見ただけだとよくあるですが、全体的にキャラクターがどんなキャラクターなのかはっきりしていて、そのキャラクターがどういうキャラなのか掴みやすく、読みやすいです。また、会話にセンスがあり、面白く、その個性のあるキャラクターと交じり合い、1つ1つの会話が面白いと思います。 また、その個性の部分とも関係しますが、比較的キャラクターの目標や動機などが分かりやすく、それが性格などともうまく一致しているところが話を面白くしているように感じます。 また、魔術などに関する説明もうまく話に入っており、その内容もある程度分かりやすくまとめられていたのもよかったかなと思います。また、その内容が説教にうまく混ざっていたりなど物語の中でうまく使われていたのも個人的に好感が持てました。 ファンタジー好きな人なら楽しめるかなと思います。 あとアニメ見た方向けに話すとだいたいアニメと今のところ、内容は同じでアニメ見た人なら途中からでも入りやすいかなと思いました。ただ、説明やキャラの台詞などより詳しく入っていたりして、こちらはこちらで読む価値はあると思うので、アニメ見た興味湧いた人などは1巻からよむのもいいと思いますし、途中からでもいいかなと思いました。

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    投稿日: 2017.07.21
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