「今世こそぐうたら生きる」ため王太子妃候補に選ばれたが落選を決意。 しかし、その王太子、サイラスは前世の夫と瓜二つで...ってところから始まる2人のアレコレ。 エスニア的には「愛が無かった」と思っていた前世の結婚生活...だけど、サイラス的にはそうでもなく、寧ろ溺愛であったとう事。 エスニア側の思い違い（実際前世では夫は素っ気なかったから仕方ないけど）から多少ジレジレもあるけど、2人は勿論、他の王太子妃候補全員にも相思相愛の良いお相手が見つかり超大円満ハピエン！ 楽しく読める可愛いお話でした。 評価は★3.5くらいかな。

欲深い義妹に聖女の座を奪われ辺境の地へ送られる道中、殺害されたエステルの死に戻りのお話。 すごく面白かったです！ 「死に戻り」はルシアンの闇魔法によるもので、今世その呪い返しにより「意中の愛てに本音が垂れ流しになる」って事態になってるんだけど、「自分だけ」が死に戻ってると信じてるエステルは前世との態度の変化に戸惑いながらもトキメキ始めちゃう。 そしてこのルシアンの「垂れ流しな本音」が良い。 「聞き流して」と照れながら伝える姿が可愛い。 これらを隠して前世ポーカーフェイスを装ってたんだと思うと笑えましたし。 いくら聖女でも実子に対しあそこまで強気で居られるアイヴィーの気持ちも、血の繋がった娘をないがしろにする両親の気持ちも理解に苦しんだけど、ルシアンの「垂れ流しな本音」がそれらを丸く包みこんで楽しいラブコメ読んだって気持ちにしてくれた。 続巻は購入済、早速読もうと思います。

前世で読んだ恋愛小説の悪女に転生したことに気が付いた王妃アシェリー。 元推し、現夫であるラルフを苦しめてきた事も思い出し、離縁を決意。 こそから想い合えるようになるまでの2人のアレコレ。 悪女だったアシェリーが良い人になって、当て馬聖女もなんのそので、ラルフとラブラブに～って流れは王道展開なので良いです。 でも、ちょっとラルフチョロすぎん？って。 アシェリーを10年憎んでたんだよね？昔は好きだった？ 可愛さ余って...って感じで憎んでたのかな？？「簡単に水に流せない」と言いつつ、かなり早い段階で陥落してたし。 まあ、その辺りが若干引っかかりはしましたが、概ね楽しめたかな。

面白かったです！ 「裸でバッタリ」とか「事故チュー」等々、少女漫画を彷彿させるベタベタな展開な気もしたけど、最近それ系は余り読んでなかったので逆に新鮮さを感じ、楽しく読ませて頂きました。 でも、お兄さんのメルヴィンのシスコン具合が強烈過ぎ...怖かった。 次巻ではフェリクスはレイラに気が付くことが出来るのか、その上絶対立ちはだかるであろうあのお兄さんを見事クリアすることが出来るのか...早く読みたい。楽しみです。

今回も楽しく読ませて頂きました。 フェリクスとの距離が急接近。 色々あってフェリクスは運命の女性＝レイラだと確信するんだけど、レイラはバレてるとは気が付いておらず...って微妙な距離感で終了です。 フェリクスとレイラがジレジレしてる様は楽しいですが、リーリエが登場すると疲れます。 決して性格悪いとか悪役って感じではないんだけど、自分に正直過ぎてすぐ怒るし、すぐ泣くし。 自分の気持ちをストレートに伝えるのはまあ良いけど、押しつけがましい感じで... 一緒に居る事が多い割にはフェリクスが嫌がってるのが理解できないのかな？って毎度思ってしまう。 あと、もう一つの障害になりそうなシスコンのお兄様は全然登場しなったので、又次巻でかな？ クリムゾンも思わせ振りに登場した割には余り絡んでこなかったので、今後が気になるところです。

フェリクスが超絶な「策士」ってことが改めて分かった1冊。 レイラは外堀をガンガン、ガツガツと埋められてついにフェリクスと婚約。 ひとまず婚約が無事整ったことで安心はしました！ しかし、レイラは外堀埋められてる気がしてなかったところにフェリクスの「策士」さを感じましたね。 しかも、今巻シスコンなお兄様のメルヴィンが激しく存在感を主張してるにも関わらず、お兄様まで言葉巧みに惑わして婚約に同意さすその手腕たるや... 読者としては非常に楽しめましたがちょっと怖さを感じましたよ。 リーリエは相変わらず勘違いヒロイン全開で疲れましたが、2人が婚約したことでいい加減色々気が付いて「悪役化」は避けて欲しいなと。 「悪役化」と言えば、不穏さを感じるのはクリムゾンですね～。 こちらも深刻な拗らせ加減で、決して悪役化して欲しい訳じゃないけど、レイラの気持ちはもう決まってるだけにどうなるのか？ 次巻も楽しみにしてます。

崖っぷち漫画家な由里な事故に巻き込まれ自分が書こうとしていた漫画の世界、しかもモブ妃に転生（憑依かも？） 不在のヒロインの代わりに悪事を暴く！それを「私の漫画で！」ってお話。 イエベ春とかブルベ夏とか...人物紹介とかの度にあんまりよく出るからググって調べた。 そしたら確かに知ってればイメージしやすいのかな？とは思いました。 知らない私が悪いのかとも思し、知らない事が知れる機会に恵まれて良かったと思うが、そこは文章でちゃんとした描写が欲しかった。 お話はまあ、王道展開（王道が悪い訳ではない）で、それ故にこの「イエベ春、ブルベ夏」等々の表現だけが印象に残ってしまった... タイトルが面白かったので買ってみたが、続きは読まないかな～と。 評価は★2.5くらい。

王子に婚約破棄され、キズモノ令嬢になったエメリーンと「死神騎士」と呼ばれる英雄ランスロット。 2人が想いを通じ合わすまでのアレコレ。 「草魔法師クロエ...」のお話が好きで購入してみた。 程よいすれ違いと溺愛があって楽しめました。 「祝福」云々の設定がこの先どうなっていくか分からないが、2人に纏わる展開は王道って言うかベタな感じ。 続きもありそうな終わりでしたけど、続きが是非とも読みたいか？と聞かれると... 全体的には可もなく不可も無しってところで、評価は★3つってところかな。

神獣ラクーンに、この世界は神様がハマっていた乙女ゲームを参考にして造られたもので、クリストハルトは「悪役クズ王子」役であるという真実を語られる。 死に戻りを繰り返していた記憶を取り戻したクリストハルトが、世界の終焉を防ぐために奮闘するお話。 面白かったです！ ラブリーな魔女っ娘杖に、変身コンパクトの使用者が王子様ってのも、護衛騎士のカイが男装の女の子でしかも王子様より大きくて強くて逞しいくてってのもツボにハマって想定(買った時の心持）より遥に楽しめました。 それにメルヴが可愛かった～命を狙われてるような緊迫した場面でもメルヴの存在に癒されました。 クリストハルトが、鎧兜姿のカイに指輪をはめてる挿絵がありましたが、それが又超幸せそうな笑顔で...凄く嬉しくなりました。 ハピエンで終わりってのがスッキリしますが、もっと２人のその後が読んでみたかったかな。

愛読していた小説の中の悪徳令嬢に転生してた公爵令嬢のアリシア。 婚約破棄され、死亡エンドかと思いきや、騎士団長のフリーデリックに求婚され...ってとこから始まる2人のアレコレ。 フリーデリックとはハピエンで本当に良かったよ。 なんだかんだ言って自分の非を認められるフリーデリックは素敵でした。 だからこそ、諸悪の根源であるラジアン最悪さ。 そして国王のブライアンのラジアン上回ってるんじゃ？ってな最低＆最悪の暴走。 しかも、周りの制止にも耳を貸さないで繰り返す様が非常にムカつきました。 このムカつきがハピエンを大幅に上回り、表紙を見るだけで国王の横暴さを思い出してしまうって事態に。 国王に対するムカつきが気分を害し★を減らしてしまい...評価は★3つ。