cozycozyさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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テラフォーマーズ 10
貴家悠, 橘賢一 / 週刊ヤングジャンプ
ランキング一位登場!
1
とうとうランキング一位が登場。人類最強の男のかっこよさが半端ない。そして、戦闘は弱くても、それぞれの能力を活かす非戦闘員達もかっこいい。キャラの多さと、能力の多さで混乱しそうになるけど、それぞれがいい…味出してます。相変わらずすぐ死んでいっちゃうけど。最近はゴキブリ達の話が少なくなったけど、またまだ謎は多いし、人間たちの覇権争いもまたまだ続きそう。先が気になる。戦闘あり、笑いあり、恋愛あり、感動あり、のごちゃまぜのちゃんこ鍋のような10巻やけど、美味しかったです。 続きを読む
投稿日:2015.01.05
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言葉と無意識
丸山圭三郎 / 講談社現代新書
何度も読み返すべき良本
1
15年ぶりくらいの再読。当時と今では受け取り方が少し違う気がする。もっとこの本と語り合えるくらいの知識と教養を身に付けて、再読したい。「全ての事象は関係によってのみ存在する」「与えられた環境を拒否し、…環境を超えたところに平衡を求めようとする能力」「外なる自然の征服は、内なる自然の破綻を呼ぶ」「言葉は、いわばもう一つの器官となって身に植え付けられている生理なのである」「未知の音楽を聞き、新しい絵を見る時の感動は、これまで知られていないやり方で、身が新たに言分けられる創造の喜びである」 続きを読む
投稿日:2015.03.28
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セトウツミ 1
此元和津也 / 別冊少年チャンピオン
会話してるだけやけど
1
会話してるだけなのに…。男子高校生の二人が関西弁でただただゆる~く会話してるだけなのに、めっちゃ面白い!軽くて、ゆるくて、青春で、シリアスで、リズミカルで、リアル。聖おにいさんを初めて読んだときの衝撃…のように、じわ~っと効いてくる面白さ。2巻が楽しみ。 続きを読む
投稿日:2014.07.18
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テラフォーマーズ 12
貴家悠, 橘賢一 / 週刊ヤングジャンプ
13巻が待てない
1
これまでのように、重要キャラがさらりと死んでいってしまうのか、そろそろ死なずに生きているパターンで喜ばせてくれるのか、先が気になる。No.1のジョセフは相変わらずのかっこよさ。「人の持てる才能をろくに…持たず、訓練により人間に習得可能な技能も修復可能な欠点もあるというのに努力もせず、挙げ句そんな奴らが他の生物の特性に頼るなど、おれに言わせれば、おまえらのほうが人間じゃない。」話がどんどん急加速して、スピードアップが止まらない。13巻が読みたくて、もう電子書籍で待つのが我慢できずに買ってしまいそうな。 続きを読む
投稿日:2015.05.23
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悪戯王子と猫の物語
森博嗣, ささきすばる / 講談社文庫
詩のようなダークで美しいショートショート
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森博嗣の詩のようなショートショート。印象的な挿絵と、それぞれが独立したようなどこか繋がっているかのような、ぞくぞくぞわぞわざわざわする世界観。『「似合う?」なんてきかれると、「似合うよ」としか答えられ…ないのが男性の力学だから、…』ぞわぞわする文章は他にたくさんあるけども、どこか森博嗣的なこの感じがいい。 続きを読む
投稿日:2017.06.24
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鼻
曽根圭介 / 角川ホラー文庫
ミステリー&SF好きならホラー好きでなくても
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設定だけで期待できる3つのストーリー。
どれも、その期待を裏切らない完成度。
個人の評価が株価となった世界「暴落」、監禁されたサラリーマン「受難」、ブタとテングに人間が分けられた世界「鼻」
どれも…救いのない話だけども、面白い。
そして怖い。
目に見える怖さではなく、本全体から滲み出る怖さ。
久しぶりにそういう本が読めた。 続きを読む投稿日:2014.09.06