cozycozyさんのレビュー
参考にされた数
49
このユーザーのレビュー
-
神々の山嶺(下)
夢枕獏 / 集英社文庫
とことんリアルな空気感
1
熱い。心が温まるなんて熱さではなく、血が沸騰して自らの熱で燃えてしまいそうになるように熱い。山岳小説も冒険小説も歴史小説も、好きな本は全て同じような熱を持っていることに改めて気がついた。武士も、海の男…も、山の男も、死なないため、生きるために死ぬ気で挑む。苦悩や悲しみなど全てひっくるめて、覚悟を決め、生きるために命を削りながら闘っているから熱いのか。上巻では、山岳小説でミステリーと書きましたが、下巻はとにかく山岳小説。いろんな謎なんてどうでもよくなってくるくらい、命懸けの登攀のシーンに圧倒される。名作です。 続きを読む
投稿日:2016.02.18
-
団地ともお(1)
小田扉 / ビッグスピリッツ
アニメも漫画も素敵な世界観
1
ほのぼので、シュールで、たまに感動。アニメも漫画も同じ空気感。特に何かすごいことが起きるわけではなく、日常がそのまま描かれているのが面白い。所々で出てくる小学生あるあるが、昭和世代には懐かしい。サザエ…さんよりばかばかしくて、ちびまるこちゃんより感動が多くて、ドラえもんほど何も起こらない。素晴らしい漫画です。 続きを読む
投稿日:2015.01.05
-
テラフォーマーズ 10
貴家悠, 橘賢一 / 週刊ヤングジャンプ
ランキング一位登場!
1
とうとうランキング一位が登場。人類最強の男のかっこよさが半端ない。そして、戦闘は弱くても、それぞれの能力を活かす非戦闘員達もかっこいい。キャラの多さと、能力の多さで混乱しそうになるけど、それぞれがいい…味出してます。相変わらずすぐ死んでいっちゃうけど。最近はゴキブリ達の話が少なくなったけど、またまだ謎は多いし、人間たちの覇権争いもまたまだ続きそう。先が気になる。戦闘あり、笑いあり、恋愛あり、感動あり、のごちゃまぜのちゃんこ鍋のような10巻やけど、美味しかったです。 続きを読む
投稿日:2015.01.05
-
バチバチBURST 1
佐藤タカヒロ / 週刊少年チャンピオン
熱さも感動も2倍以上に爆発している2ndシリーズ
1
もっと売れてもっとメジャーになっていい作品だと思う。前のシリーズもとにかく熱かったけど、BURSTになって、さらに熱さも感動も爆発している。相撲ってすごい。小さな土俵で一瞬にすべてをかける。横綱の孤独…。勝って当たり前となることの孤独。日本人ですらそうなのであれば、モンゴル出身の横綱が多いけど、その大変さってさらに計り知れないんだろうな。相撲の見方が本当に変わった。このシリーズも、天才的で悪魔的な強さのライバルとの対決。互いに成長していき、取り組みの中で高め合うラストは感動するし何度読んでも熱くなれる。何度も12巻まで一気読みさせられてしまった。 続きを読む
投稿日:2017.03.06
-
バチバチ 壱
佐藤タカヒロ / 週刊少年チャンピオン
相撲漫画の金字塔であり、スポーツ・格闘漫画としても名作
1
「死んで生きれるか!」相撲漫画の傑作だと思うし、スポーツ漫画としても熱く心が揺さぶられる名作です。相撲中継でも、視点が変わって、より深く感情移入して見れます。ある事件をきっかけに相撲界を追われ、この世…を去った大関・火竜。とにかく熱い相撲をとった火竜、その息子、鮫島鯉太郎も、孤独の中でも熱く強い芯を持っていたが、父の残したものに葛藤し、硬い殻に閉じこもってもいて、世の中全てが敵のようでもあった。その鯉太郎が、空流部屋に入って、熱く熱く成長していく物語。登場人物がみんな魅力的で続編を読まずにいられなくなります。一巻を読んでしまうと、全巻一気読みして、続編のシリーズ、さらに現在のシリーズへと誘い込まれます。でも、こんなに熱くさせてくれる漫画はなかなかないし、気持ちよく泣けるので、騙されたと思ってぜひ読んでほしいです。 続きを読む
投稿日:2017.03.06
-
テラフォーマーズ 8
貴家悠, 橘賢一 / 週刊ヤングジャンプ
生き様と死に様
1
戦闘シーンだけでなく、展開が読めないところも面白くなってきた。どんどん強敵が出てきて、ストーリーが複雑になっても、中弛みなく楽しめるのは、個々のキャラがかっこよくて、死に様に引き込まれるから。最初おも…しろかったのに人気が出てドキドキが無くなってくる漫画が最近は多いけど、これはまだ期待大。キャラクターの登場時間が少ないのに、すぐに惹かれる描き方はすごいなと思うし、そこが1巻から変わってなくて、だからこそ今後も読みたい。昆虫以外の能力も増えてきたので、まだまだキャラクターや能力のネタは大丈夫そうやし。 続きを読む
投稿日:2014.07.24