デザインの次に来るもの
安西 洋之(著)
,八重樫 文(著)
/クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
作品情報
本書は、いまヨーロッパで注目されている経営戦略「意味のイノベーション」について本格的に解説する書籍です。
「モノが売れない時代に、どう売ればいいのか?」
この答えとして、いま欧州で注目されている経営戦略「意味のイノベーション」。
イタリア発のこの考え方は、極端に言えば「商品やパッケージはそのままでイノベーションを起こす方法」です。
ミラノ工科大学のロベルト・ベルガンティ教授の著書『デザイン・ドリブン・イノベーション』で提唱されたこの概念。
これは、2010年発表のEUの10年計画の中にも組み込まれ、欧州の最前線で使われているアプローチなのです。
デザイナーの考え方をビジネスの問題解決に活かす方法として、少し前にアメリカ発の「デザイン思考」が広く知られるようになりました。
ただ、デザイン思考は万能のツールではありません。
その長所や弱点を押さえつつ、別のアプローチから商品やサービスを革新することができるのが、本書で解説する「意味のイノベーション」なのです。
「問題解決」だけでなく、「意味」を変えることで、商品の価値を飛躍的に高める。
中堅・中小企業が、自社の資源を活かしつつ、他社と差別化を図り、長期的に売上を伸ばせる画期的な経営戦略。
特に「雑貨や家具・照明器具」といった非テクノロジー分野で効果の高いこの考え方ですが、残念ながら日本ではまだあまり知られていません。
そこで本書では、この「意味のイノベーション」の要諦を、イタリアを拠点に活躍するビジネスプランナーとデザインマネジメント専門家の二人のエキスパートが解説します。
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 3.7 (14件のレビュー)
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このレビューはネタバレを含みます
デザイナーとして働く中、このタイトルに目を奪われ手に取りました。内容は主にイタリアで行われている「デザインドリブンイノベーション」という思考方法を活用したデザイン政策に関してです。個人的に、デザイナーのスタイリングとしての役割に限界を感じており、にも関わらずソーシャルデザインといったスタイリング能力だけでは実現不可能な事柄を求められていることに違和感を感じていました。どうすればデザイナーとして社会に関われるのか。そういったことにヒントを得ることができる内容でした。イタリアデザインは人間を中心とした考え方が根底にあるにも関わらず小さなデザインの域を出ていけないのは経営をデザインが混ざっていけないことにあるとわかりました。現在日本でも「デザイン経営」といった政策が打ち出されて経営者がデザインを学んだ方が早いといった意見も出ていますが、私はそうは思いません。経営者がデザインを学び、デザイナーが経営を学ぶ。そうしてお互いに共通言語を見つけ出しながらイノベーションの可能性を探っていくことが理想かなと考えています。相反する印象を持つ二つの職業が混ざり合う時に他者が真似できないリソースが生まれるのではと感じました。デザイン思考によるマーケットプルだけではユーザーを超えるリソースが生まれにくい今、デザインディスコースにより生まれるテクノロジープッシュがイノベーションの後押しをしてくれるはずです、そしてそのためにデザイナーはデザインディスコースに関わる専門家たちを繋げる役割を果たすことができます。これからのデザイナーはより多くの事柄を繋げる役割として展開されていくだろうを思います。
レビューの続きを読む投稿日:2019.04.20
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23671957投稿日:2021.09.02
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